【特別企画】
【Phile-web読者 × 大橋伸太郎】ヤマハAVアンプ“AVENTAGE”最上位機「RX-A3020」の進化を検証する!
今回ファイル・ウェブでは、ヤマハの最上位AVアンプ“AVENTAGE”「RX-A3020」の進化を読者が体験する専用イベントを開催した。評論家・大橋伸太郎氏との対談を行いながら、ファイル・ウェブ読者がRX-A3020の“実力”を検証していく。
イベントの参加者は、新旧問わずあらゆるジャンルの映画を観ているという阿部明さん、ミュージカル映画やクリント・イーストウッド作品、アル・パチーノ作品を好んでいるという福田正克さん、普段はミュージカル映画やアクション映画を楽しんでいるという山崎晋一郎さん、多岐に渡るジャンルの映画やドキュメンタリーの放送番組なども観ているという新井豊さんの4人だ。
本イベントは、普段は一般向けには開放されていないヤマハのAV視聴室を特別に開放して実施された。イベントの開始に先駆け、ヤマハエレクトロニクスマーケティングの安井信二氏は「今皆さんがいらっしゃるこの部屋は、普段私たちが製品を開発する際に、音のチェックを行っている場所です。この部屋は、言ってみれば、製品のあら探しをする部屋です。AVアンプ本来の性能を聴き取れると思います」と語った。
ヤマハの安井氏によれば「RX-A3020の一番の進化点は“音”」だという。外見上は従来モデル「RX-A3010」とさほど変わらないが、さらなる高音質化を図った設計思想を投入し、大きな音質的進化を遂げている。DAC電源のグランドを補強し、入力部とD/Aコンバーター部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高める「D.O.P.G(DAC on pure ground)」設計の最適化を図っているほか、脚部表面のパーツも変更することで、低域の再現性も高めている。
講師の大橋氏は「サラウンドフォーマットの新規格はないものの、今年は各メーカーからAVアンプの高級モデルが出揃っていますね。その中でヤマハのRX-A3020は、機能面や性能面の提案ももちろんですが、“音質”を大きくアピールしています。今日はその実力を存分に体験して頂きたいと思います」と参加者に語りかけた。
7.1chサラウンドで高音質化を体験!
まずは、フロントSP/センターSP/リアSP/フロントプレゼンスSPの7.1ch環境でサラウンド再生を行い、RX-A3020の音質の進化を検証していく。
大橋氏は今年公開された映画『プロメテウス』をセットした。『ブレードランナー』や『エイリアン』のリドリー・スコット監督が手がけたSF最新作品だ。大橋氏は「この映画では、シネマDSPプログラムから“ストレートデコード”と“サイファイ”を試してみましょう」と提案した。
RX-A3020は、ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」の最上位「シネマDSP HD3」に対応する。「シネマDSP HD3」は、高密度の立体音場を連続的に面展開させ、生の音場データに秘められた膨大な初期反射音情報の完全再現を目指した技術で、同社AVアンプのフラグシップライン「Z11」にも採用されている(詳しくはこちら)。
「サイファイ」プログラムは、SFXやVFXを多用したCG系の映画など、スピード感のある画面にあわせた緻密なサウンドデザインを明瞭に再現する音場だ。今回の視聴では、ソフトを再生しながら途中でストレートデコードとサイファイのプログラムを切り替えて音を聴いてみた。
視聴後、大橋氏が「空間の広がりがおわかり頂けたと思います」と語りかけると、参加者の新井豊さんからは「ストレートデコードも良かったですが、サイファイにした途端、より空間の広さが感じられ、部屋が広がった感じになりました」という感想が上がった。
さて、ここからはいよいよ、イベント参加者が持参したお気に入りの映像ソフトを使って、RX-A3020の実力を検証していく。大橋氏が、「さあ、みなさんがお持ちになったお気に入りの映像作品を順番に再生していきましょう」と呼びかけると、さっそく前列に座っている福田正克さんの手が上がった。福田さんが手にしている映像ソフトは映画『シカゴ』だ。
イベントの参加者は、新旧問わずあらゆるジャンルの映画を観ているという阿部明さん、ミュージカル映画やクリント・イーストウッド作品、アル・パチーノ作品を好んでいるという福田正克さん、普段はミュージカル映画やアクション映画を楽しんでいるという山崎晋一郎さん、多岐に渡るジャンルの映画やドキュメンタリーの放送番組なども観ているという新井豊さんの4人だ。
本イベントは、普段は一般向けには開放されていないヤマハのAV視聴室を特別に開放して実施された。イベントの開始に先駆け、ヤマハエレクトロニクスマーケティングの安井信二氏は「今皆さんがいらっしゃるこの部屋は、普段私たちが製品を開発する際に、音のチェックを行っている場所です。この部屋は、言ってみれば、製品のあら探しをする部屋です。AVアンプ本来の性能を聴き取れると思います」と語った。
【第一章】サラウンド・音質の進化 |
ヤマハの安井氏によれば「RX-A3020の一番の進化点は“音”」だという。外見上は従来モデル「RX-A3010」とさほど変わらないが、さらなる高音質化を図った設計思想を投入し、大きな音質的進化を遂げている。DAC電源のグランドを補強し、入力部とD/Aコンバーター部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高める「D.O.P.G(DAC on pure ground)」設計の最適化を図っているほか、脚部表面のパーツも変更することで、低域の再現性も高めている。
講師の大橋氏は「サラウンドフォーマットの新規格はないものの、今年は各メーカーからAVアンプの高級モデルが出揃っていますね。その中でヤマハのRX-A3020は、機能面や性能面の提案ももちろんですが、“音質”を大きくアピールしています。今日はその実力を存分に体験して頂きたいと思います」と参加者に語りかけた。
7.1chサラウンドで高音質化を体験!
まずは、フロントSP/センターSP/リアSP/フロントプレゼンスSPの7.1ch環境でサラウンド再生を行い、RX-A3020の音質の進化を検証していく。
大橋氏は今年公開された映画『プロメテウス』をセットした。『ブレードランナー』や『エイリアン』のリドリー・スコット監督が手がけたSF最新作品だ。大橋氏は「この映画では、シネマDSPプログラムから“ストレートデコード”と“サイファイ”を試してみましょう」と提案した。
RX-A3020は、ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」の最上位「シネマDSP HD3」に対応する。「シネマDSP HD3」は、高密度の立体音場を連続的に面展開させ、生の音場データに秘められた膨大な初期反射音情報の完全再現を目指した技術で、同社AVアンプのフラグシップライン「Z11」にも採用されている(詳しくはこちら)。
「サイファイ」プログラムは、SFXやVFXを多用したCG系の映画など、スピード感のある画面にあわせた緻密なサウンドデザインを明瞭に再現する音場だ。今回の視聴では、ソフトを再生しながら途中でストレートデコードとサイファイのプログラムを切り替えて音を聴いてみた。
視聴後、大橋氏が「空間の広がりがおわかり頂けたと思います」と語りかけると、参加者の新井豊さんからは「ストレートデコードも良かったですが、サイファイにした途端、より空間の広さが感じられ、部屋が広がった感じになりました」という感想が上がった。
さて、ここからはいよいよ、イベント参加者が持参したお気に入りの映像ソフトを使って、RX-A3020の実力を検証していく。大橋氏が、「さあ、みなさんがお持ちになったお気に入りの映像作品を順番に再生していきましょう」と呼びかけると、さっそく前列に座っている福田正克さんの手が上がった。福田さんが手にしている映像ソフトは映画『シカゴ』だ。