【特別企画】
【Phile-web読者 × 大橋伸太郎】ヤマハAVアンプ“AVENTAGE”最上位機「RX-A3020」の進化を検証する!
【エピローグ】ヤマハが追求する“リアリティの進化”が詰まったRX-A3020 |
「フラグシップ Z11 に劣らないクオリティ」
さて、ここまでサラウンド再生における映画シーンの再現性、シネマDSPの空間表現力、音楽再生時の臨場感、そしてそれぞれを楽しむ新機能など、多角的にRX-A3020の実力を検証してきた。今回の視聴会で参加者の口から多く語られたのは、RX-A3020の「音の自然さ」「リアリティ」というキーワードだ。全体を通して、ヤマハがAVアンプの音に追求してきた“リアリティの進化”を実感する視聴会となった。
この“リアリティ”を、大橋氏は「まさにAVX-2000DSPから培ってきた“空間表現”の力なのです」と語る。福田正克さんは大橋氏の言葉に頷きながら、RX-A3020で映画ソフトを視聴した際のことを「まるで自分がシーンの中に入り込んだかのようでした」と振り返った。
なお今回の視聴会では、この“空間表現力”を体験できるコンテンツの1つとして、大橋氏が“ドルビーTrueHDアドバンスド96kHzアップサンプリング”を採用したBDソフト『サンフランシスコ交響楽団百周年記念コンサート』を再生する場面も。
大橋氏が「サンフランシスコホールの独特な形状から生まれる深いステージ残響の再現までも実感できると思います」と、改めてその空間表現力の高さを語ると、山崎晋一郎さんからは「1つ1つの楽器のセクションが混ざらず、それぞれの音がしっかりと聴き取れました。ティンパニーの響きも引き締まっていましたし、素晴らしかったです」と試聴感が語られた。
最後に、参加者4名に今回の視聴会の感想を訊ねてみた。
普段は自宅で従来モデル「RX-V3067」を使用しているヤマハユーザーの福田さんは、RX-V3067を購入した理由についてまさに「“音場の自然さ”が決め手だった」と語る。福田さんは「今まで様々なメーカーのAVアンプを使用してきたのですが、ヤマハのAVアンプは一番音が自然で、今日体験したRX-A3020でもそれを強く実感しました」と話した。
山崎さんは今回の視聴会について、「自宅で使用しているRX-A3010では、ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーなどの機能はないので、今回はじめて体験してその効果に驚きました」と述べ、「シネマDSPの楽しさも実感できました。自宅で使っているRX-A3010で、シネマDSPを色々と楽しんでみたいです」と語った。
阿部さんは、「一番最初にヤマハからDSPが登場した際には感動しましたが、今日はそれが進化していることを実感したのが大きかったです。昔聴いたときとは違っていて驚きました」と語り、さらには「私としては、他社製AVアンプを使っても、最終的にやはりシネマDSPの感動が忘れられなくてヤマハのAVアンプに戻ってくることになるのだろうなと思ったほどです」と、今回最新のシネマDSP HD3を体験した感動を表した。
新井さんは「以前、ヤマハのフラグシップ“Z11”の音を聴いたときにとても気に入って購入を検討したのですが、今回RX-A3020を聴いたらZ11に劣らないというのが正直な印象だったので驚きました。そう考えると、コストパフォーマンスはこのRX-A3020の方が良いですね」という。
そして「様々なAVアンプを使ってきましたが、ヤマハのAVアンプの空間の表現力は凄いと改めて思いました。ヤマハの製品は力強く勢いがあるイメージ。今回はそれを再確認できました」と語った。
以上、全4回にわたってRX-A3020の実力を検証してきたが、いかがだっただろうか。今回の視聴会を、「一方通行の視聴イベントではなく、参加者の皆さんと双方向でやりとりしていきたい」と語っていた大橋氏。参加者のお気に入りソフトを使った検証や、AVアンプユーザーとしての本音トークに至るまで、盛り沢山な内容のまさに“プレミアム”な視聴会となった。
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