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A7チップで高速化。指紋認証機能も搭載

【レビュー】カメラ&処理性能強化、「iPhone 5s」実力検証

公開日 2013/09/20 17:40 高橋 敦 & 編集部:風間雄介
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いよいよ本日発売された「iPhone 5s」(関連ニュース)。今回は事前の予約が行われなかったこともあり、発売当日入手の難易度はかなり高かったようだ。3色のうちスペースグレイは比較的多く出回っているようだが、ゴールドとシルバーについては、そもそも入荷がない店もあったと聞く。まだ実物を手にできていない方も多いだろう。今回は音元出版の平野編集長が当日入手に成功したので、その製品版実機で速攻レビューをお届けする。

なお本稿では、iOS 7の機能や操作性に関しては多くは触れない。iPhone 5s+iOS 7ならではの部分(他のiPhoneではiOS 7にしても実現されない機能)であるカメラまわりの変更点について、重点的に紹介していく。iOS 7については、AV機能を検証する記事を掲載しているので、そちらを参照されたい。

iPhone 5sの外箱。iOS 7のデザインを前面に押し出して進化した印象をアピール

右がiPhone 5s。左はiPhone 5のホワイト

まずはiPhone 5sの外観をチェック

まずは外観を確認していこう。筐体は基本的にはiPhone 5から大きな変更はない。外形寸法は56.6W×123.8H×7.6Dmm、質量は112gで、これらはいずれもiPhone 5と同様だ。画面サイズも4インチとiPhone 5と変わりなく、解像度も1,136×640ピクセルと変わらない。コントラスト比800対1、最大輝度500cd/m2もiPhone 5と同様だ。

カラーバリエーションはiPhone 5のブラック&スレートとホワイト&シルバーから、スペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色展開となった。このカラー変更が気になっている方は多いだろう。ゴールドは全くの新色だが、他2色はこれまでのカラーに近い。それだけに微妙な色合いの変化が気になるところだ。

iPhone 5s。スペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色を用意する

今回実機を入手できたのはスペースグレイのみだが、これまでのiPhone 5のブラック&スレート色と比べると、かなり印象が異なる。ブラック&スレートは、前や横から見たときは“黒一色”という印象だが、今回のスペースグレイは側面の金属部分がかなりシルバーに近い色になり、軽やかさが増した印象だ。カバーを付けずに持ち歩いたり、クリアケースなどを使えば、iPhone 5sであることがしっかりと認識できるはずだ。

左がiPhone 5s(スペースグレイ)、右がiPhone 5(ブラック&スレート)。ホームボタンで見分けられる

背面は違いがわかりやすい。左がiPhone 5s(スペースグレイ)、右がiPhone 5(ブラック&スレート)


底部のデザインも変わらない。中央にLightning端子、その両脇にマイクとスピーカーを装備。イヤホンジャックも底部に配置する

側面の色が大きく変更された。上はiPhone 5sのスペースグレイ、下はiPhone 5のブラック&スレート

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