A7チップで高速化。指紋認証機能も搭載
【レビュー】カメラ&処理性能強化、「iPhone 5s」実力検証
■720p/120フレームのスローモーション動画が撮影可能
動画機能にも新たなフィーチャーが盛り込まれた。カメラアプリを動画撮影モードにすると、iPhone 5sの場合は「スローモーション」が選択できるようになる。720p/120フレームの動画撮影が行え、好みの部分を4分の1のスピードで再生することで、スローモーション再生が可能となる。
実際に試してみると、モードを切り替えるだけなので撮影は極めて簡単。再生する際も、あらかじめスローモーションで再生する部分が選ばれているので、動画の内容にあわせてスロー再生部を調整するだけで、手軽にスタイリッシュなスロー動画が再生できる。スポーツなど動きの激しい被写体を撮影する際に大きな効果を発揮しそうだ。スロー再生のデモをアップしたので、参考にしてみて欲しい。
なお動画撮影時には、最大3倍のズームが可能な「ライブビデオズーム」機能も新たに搭載された。画面をピンチすることでズームが行える。操作がシンプルで直感的なため使いやすく、大変有用な機能と感じた。
比較的地味な変更点だが、フロントカメラの「FaceTime HD」カメラが高画質化したことも嬉しいポイントだ。画素数は1.2メガピクセルとなり、裏面照射型センサーも強化された。その名の通り。FaceTimeを高画質で行いたいというニーズのほか、自分撮りを綺麗に行いたいというユーザーからも受け入れられるだろう。