静止画撮影機能を徹底チェック
【レビュー】「iPhone 5s」と「Xperia Z1」のカメラ性能をガチンコ比較!
■総括:画づくりのコンセプトに違い
静止画撮影では、Xperia Z1、iPhone 5sそれぞれの画づくりにコンセプトの違いが表れた。Xperia Z1は“サイバーショット”の開発によって誕生したデバイスや撮影のノウハウを取り込むことによって、特に暗所での明るい写真撮影に真価を発揮する。風景撮影など、明るい屋外での撮影ではよりナチュラルなカラーバランスが特徴だ。
撮影機能は「プレミアムおまかせオート」でほぼ狙い通りの写真が撮れるし、マニュアルモードの設定メニューもシンプルで使いやすい。コンデジ並みの高精細な写真撮影をよりシンプルに行う事ができる。5.0インチ/1920×1080画素のフルHD液晶ディスプレイには、ソニー独自の「トリルミナス ディスプレイ for mobile」が採用され、撮った写真を高精細で色鮮やかな画面で確認できる点もメリットだ。
iPhone 5sは明暗のコントラストがハッキリとした明快な画づくりだ。色も派手過ぎない程度に濃く、人物写真や花の写真などが元気で明るい色合いに仕上がる。Xperia Z1ほど細かく撮影メニューをカスタマイズできないが、UIの導線がとてもシンプルにできているので、撮りたい時に素速くカメラを起動でき、シャッターチャンスを逃さない。
暗所撮影はさすがにXperia Z1の方に軍配が上がるものの、True Toneフラッシュを搭載したことで、フラッシュを発光して撮る人物写真はiPhone 5sの方がより自然な色合いとなる。全体的な画質も期待以上の出来映えで、スマートフォン内蔵カメラとして非常に完成度が高いことを改めて思い知らされた。
両機ともに、センサーやレンズ、フラッシュの機能向上によって、暗い場所でも明るい写真が撮影できることを特筆しておきたい。特にXperia Z1では、よほど暗い所でなければ、ほとんどのシーンでフラッシュを使わずにきれいな写真を撮ることができた。その性能はコンデジに迫るほどで、まさにライバルはコンデジと言える性能を持つ。コンデジと比べて残された課題は、ズームの倍率アップと望遠撮影時の画質を安定させることぐらいではないだろうか。
いずれにせよ、Xperia Z1、iPhone 5sともにスマートフォン内蔵のカメラ機能としては現時点でトップクラスの実力を備えていると言って間違いないだろう。
静止画撮影では、Xperia Z1、iPhone 5sそれぞれの画づくりにコンセプトの違いが表れた。Xperia Z1は“サイバーショット”の開発によって誕生したデバイスや撮影のノウハウを取り込むことによって、特に暗所での明るい写真撮影に真価を発揮する。風景撮影など、明るい屋外での撮影ではよりナチュラルなカラーバランスが特徴だ。
撮影機能は「プレミアムおまかせオート」でほぼ狙い通りの写真が撮れるし、マニュアルモードの設定メニューもシンプルで使いやすい。コンデジ並みの高精細な写真撮影をよりシンプルに行う事ができる。5.0インチ/1920×1080画素のフルHD液晶ディスプレイには、ソニー独自の「トリルミナス ディスプレイ for mobile」が採用され、撮った写真を高精細で色鮮やかな画面で確認できる点もメリットだ。
iPhone 5sは明暗のコントラストがハッキリとした明快な画づくりだ。色も派手過ぎない程度に濃く、人物写真や花の写真などが元気で明るい色合いに仕上がる。Xperia Z1ほど細かく撮影メニューをカスタマイズできないが、UIの導線がとてもシンプルにできているので、撮りたい時に素速くカメラを起動でき、シャッターチャンスを逃さない。
暗所撮影はさすがにXperia Z1の方に軍配が上がるものの、True Toneフラッシュを搭載したことで、フラッシュを発光して撮る人物写真はiPhone 5sの方がより自然な色合いとなる。全体的な画質も期待以上の出来映えで、スマートフォン内蔵カメラとして非常に完成度が高いことを改めて思い知らされた。
両機ともに、センサーやレンズ、フラッシュの機能向上によって、暗い場所でも明るい写真が撮影できることを特筆しておきたい。特にXperia Z1では、よほど暗い所でなければ、ほとんどのシーンでフラッシュを使わずにきれいな写真を撮ることができた。その性能はコンデジに迫るほどで、まさにライバルはコンデジと言える性能を持つ。コンデジと比べて残された課題は、ズームの倍率アップと望遠撮影時の画質を安定させることぐらいではないだろうか。
いずれにせよ、Xperia Z1、iPhone 5sともにスマートフォン内蔵のカメラ機能としては現時点でトップクラスの実力を備えていると言って間違いないだろう。