【レビュー】「iPhone 5s」と「Xperia Z1」のカメラ性能をガチンコ比較！

■レンズの画角とズーム撮影

屋外で風景を撮影して、レンズの画角を確認してみた。Xperia Z1の撮影はマニュアルモードで解像度を（8MP/4対3）に変えている。iPhone 5sの最大広角焦点距離のスペックは公開されていないが、撮影した写真データでは35mm判換算で30mm～150mmをカバーしているようだ。

ズーム撮影はXperia Z1の場合、20メガのセンサーの中心部8メガを切り出すことによって劣化のない状態でデジタル1.5倍ズームを実現。これに画像処理エンジンの側で2倍の全画素超解像ズームを組み合わせ、解像感を保ったまま最大3倍までのズーム撮影を実現する方式を採用している。このほかに最大8倍までのデジタルズームにも対応している。ピンチインズーム、または画面左上に表示されるスライドバー、あるいはボリュームボタンからズームイン/アウトが操作できる。撮影写真の、プラカード背景のネット周辺を見比べると、全画素超解像ズームでは劣化のない画像が撮影できていることがわかる。最大望遠ではネットや看板の文字周辺に滲みが発生するものの、こちらも破綻は比較的少なく、手ブレもよく抑えられている。※本稿初出時にXperia Z1のレンズズームに関する紹介内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

iPhone 5sはデジタル5倍ズームに対応。ピンチインズーム操作か、画面上に表示されるスライドバーを動かしてズーム比を調節できる。こちらの写真を見比べると、平坦部分に色むらやノイズが発生して、看板の文字の輪郭がぼやけてくるものの、十分に実用範囲のクオリティを保っている。※本稿初出時にiPhone 5sのレンズズームに関する紹介内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。