公開日 2008/04/25 10:53
<独HIGH END 2008レポート>BCアコースティック新SPやアーカムの2chアンプ群など
4月24日〜27日の間、独ミュンヘンで開催されている欧州最大のピュアオーディオショウ「HIGH END 2008」。出展している多数のブースの中から、注目のメーカーをレポートしよう。
■エイ・アンド・エム(株)(日本)
絶好調EUマーケットの手応え
“エアータイト”ブランドの管球アンプでヨーロッパでも好評を得ているエイ・アンド・エム。同社社長の三浦 篤氏は、今回のミュンヘンショウについての手応えをこう語っている。
「今回はショウのスペースを増床し、参加メーカーも増加しています。アメリカが2チャンネル回帰への曲がり角に来たとの感触を持つように、欧州ではピュアオーディオへの確かな手応えが感じられます。当社が欧州に進出したときにユーロは110円台でしたが、今160円を超えるに至り、欧州のファンにとってオーディオ製品は、お買い得感があるようです。好況のロシアを始め、最近ではウクライナまで活発な経済を示すようになり、当社のお客様も増えてきました」とショウの成果を期待していた。ブース展示はアンプのほか、カートリッジも取りそろえており、これもまた人気と注目を集めているという。
■BCアコースティック(フランス)
新スピーカーを今夏にリリース予定
フランスでオリジナリティあふれるスピーカーを作っているのが、BCアコースティックである。日本国内では今井商事が代理業務を担当し、スピーカーシステム「B-1」「A-3」が紹介されている。今時珍しい、ホーントゥイーターが搭載されている点も注目に値する製品だ。ショウの会場にいた、同社エキスポート・マネージャーのジャン−マルク トロション氏にお話を伺った。
「ブランド名は創業者であるブルーノ・ルーフとクリスチャン・アベディシオンの名前のイニシャルをとって“BC”と付けられました。現在パリに本社を置く、数少ないオーディオメーカーです。もちろん工場はパリにはありませんが、メイドインフランスです。この夏には新製品の発売を予定しています。まだ詳細は明らかにはできませんが、近々発表されるでしょう。ご期待ください」
当社雑誌での試聴で、ミシェル・ルグランやベコーを聴いて、好結果だったことを伝えたら、大変喜んでおられた。新作の出来映えを早く聴いてみたいものだ。
■アーカム(イギリス)
2チャンネルのコンポを充実し、日本再上陸を狙う
「残念だけれど、いま日本では孤立無援の状態です」と語るのは、アーカムブースにいた同ブランドの社長、チャーリー・ブレナン氏である。というのも、日本の代理店であったデノンラボが先日解散し、日本国内での取り扱いが目下止まっているからだ。ブレナン氏に今後の展望を聞いてみた。
「我々はアジアや日本のマーケットの方々に、再びアーカムの音を聴いてもらいたいと考えています。そのために、2チャンネルファンの期待に応える新しいFMJシリーズのCDプレーヤーとアンプ群を用意しています。また、一緒にやれる新たなパートナー探しも始めています。近々、再び日本の皆様とお会いできることを願っています」
ブースには、同ブランドの屋台骨に成長したFM/AM、CD、アンプ一体型システム「solo」の小型版、「solo mini」も用意されており、これもまた新世代とオーディオ機器の間をつなぐ好適な製品に思えた。それだけに、日本に再上陸するというブレナン氏の願いが叶うことを期待したい。
(ピュアオーディオ本部)
■エイ・アンド・エム(株)(日本)
絶好調EUマーケットの手応え
“エアータイト”ブランドの管球アンプでヨーロッパでも好評を得ているエイ・アンド・エム。同社社長の三浦 篤氏は、今回のミュンヘンショウについての手応えをこう語っている。
「今回はショウのスペースを増床し、参加メーカーも増加しています。アメリカが2チャンネル回帰への曲がり角に来たとの感触を持つように、欧州ではピュアオーディオへの確かな手応えが感じられます。当社が欧州に進出したときにユーロは110円台でしたが、今160円を超えるに至り、欧州のファンにとってオーディオ製品は、お買い得感があるようです。好況のロシアを始め、最近ではウクライナまで活発な経済を示すようになり、当社のお客様も増えてきました」とショウの成果を期待していた。ブース展示はアンプのほか、カートリッジも取りそろえており、これもまた人気と注目を集めているという。
■BCアコースティック(フランス)
新スピーカーを今夏にリリース予定
フランスでオリジナリティあふれるスピーカーを作っているのが、BCアコースティックである。日本国内では今井商事が代理業務を担当し、スピーカーシステム「B-1」「A-3」が紹介されている。今時珍しい、ホーントゥイーターが搭載されている点も注目に値する製品だ。ショウの会場にいた、同社エキスポート・マネージャーのジャン−マルク トロション氏にお話を伺った。
「ブランド名は創業者であるブルーノ・ルーフとクリスチャン・アベディシオンの名前のイニシャルをとって“BC”と付けられました。現在パリに本社を置く、数少ないオーディオメーカーです。もちろん工場はパリにはありませんが、メイドインフランスです。この夏には新製品の発売を予定しています。まだ詳細は明らかにはできませんが、近々発表されるでしょう。ご期待ください」
当社雑誌での試聴で、ミシェル・ルグランやベコーを聴いて、好結果だったことを伝えたら、大変喜んでおられた。新作の出来映えを早く聴いてみたいものだ。
■アーカム(イギリス)
2チャンネルのコンポを充実し、日本再上陸を狙う
「残念だけれど、いま日本では孤立無援の状態です」と語るのは、アーカムブースにいた同ブランドの社長、チャーリー・ブレナン氏である。というのも、日本の代理店であったデノンラボが先日解散し、日本国内での取り扱いが目下止まっているからだ。ブレナン氏に今後の展望を聞いてみた。
「我々はアジアや日本のマーケットの方々に、再びアーカムの音を聴いてもらいたいと考えています。そのために、2チャンネルファンの期待に応える新しいFMJシリーズのCDプレーヤーとアンプ群を用意しています。また、一緒にやれる新たなパートナー探しも始めています。近々、再び日本の皆様とお会いできることを願っています」
ブースには、同ブランドの屋台骨に成長したFM/AM、CD、アンプ一体型システム「solo」の小型版、「solo mini」も用意されており、これもまた新世代とオーディオ機器の間をつなぐ好適な製品に思えた。それだけに、日本に再上陸するというブレナン氏の願いが叶うことを期待したい。
(ピュアオーディオ本部)