公開日 2013/05/23 17:39
伊マセラティ車にB&Wサウンドシステムが搭載 − 「805 Diamond」のマセラティ・エディションも
「エンジン音の美しさ」から発足した「SEVEN NOTES」プロジェクト
イタリアの高級車ブランドであるマセラティは、B&Wのサウンドシステムをオプション搭載するフラグシップモデル「マセラティ クアトロポルテ GT S」を披露した。本体価格は1,690万円で、V8は42万円、V6は50万円でオプションのB&Wシステム追加に対応する。
本日都内で開催されたB&Wとマセラティ ジャパン(株)の記者発表会では、B&Wのブランドディレクターであるダニエル・ハイキン氏により、両社のパートナーシップ締結に対する思いが語られたほか、クアトロポルテの実車が用意され車内サウンドシステムのデモが行われた。また、B&Wによる、両社のパートナーシップ締結を記念したスピーカーやヘッドホンの開発も発表された。
■15台のB&Wスピーカーユニットを搭載する「マセラティ クアトロポルテ」
マセラティ クアトロポルテは、車内に15台のB&Wスピーカーユニットを搭載し、16基のアンプで駆動する。出力は合計1,280W。
システムの詳細は、ダッシュボードの左/中央/右および後部ドアに25mm拡張レンジのアルミトゥイーター、前部ドア・センターコンソール・後部荷物棚左右に100mmケブラーミッドレンジドライバー、前部ドアに165mmカーボンファイバー製/Rohacellバスドライバー、後部ドアに165mmケブラーバス/ミッドレンジドライバー、後部荷物棚に320×200mmサブウーファーを搭載する。15台のスピーカーに対しアンプが16基なのは、横長のサブウーファー部を2基のアンプで駆動するため。
HARMANのQuantumLogic信号処理技術とAuravoxイコライゼーションを採用することで、凹凸、共振周波数、キャンセレーションを補い、車内の全体的な周波数特性を最適化。車内のどこに座っても同じ音が楽しめるように工夫されている。
■B&Wは、コラボ記念スピーカーとヘッドホンをラインナップ
B&Wは、今回のコラボレーションを記念したモデルとして、スピーカー「805 Diamond Maserati Edition」とヘッドホン「P5 Maserati Edition」の開発を発表した。2機種とも発売時期や価格、内部仕様等の詳細は未発表。会場には各機種のモックが展示された。
なお、モックではヘッドホン「P5 Maserati Edition」のヘッドバンド部はブラックだが、完成品では「マセラティ・ブルー」と呼ばれる青色を配置したナチュラルレザーを採用する予定だという。
■マセラティのエンジン音を使って制作された楽曲『SEVEN NOTES』
記者発表会に登場したハイキン氏は、B&W創立者の1人であるジョン・バウアースが語った「良いものを作れば売れる」という言葉を引用し、スピーカー「800 Diamond」シリーズや、ドックスピーカー「Zepperin」など品質にこだわって開発されてきた同ブランドのプロダクトを紹介した。
さらに「今回マセラティのような素晴らしいブランドとパートナーシップを組むことができて嬉しい」と喜びを表明。ハイキン氏は、「マセラティとB&Wの製品には2つの共通点がある」とし、「1つは品質の高さ。もう1つは美しい外観だ」と語った。「マセラティのエンジニアは、“マセラティのエンジン音がいかに美しいか”について語ってくれた」という。
この「マセラティのエンジン音の美しさ」というキーワードから、「マセラティのエンジンを音色として捉え、音楽的なアプローチができないか」という発想が生まれ、両社共同の音楽プロジェクトである「SEVEN NOTES」が発足した。
会場には、ビョークやU2などを手がけたことで知られるアーティスト兼プロデューサーのハウィー・B氏が登場。同氏がマセラティ V8のエンジン音を使用して制作した楽曲『SEVEN NOTES』について語った。
ハウィー・B氏は、「クアトロポルテの車体を楽器のように扱ってみた。エンジンの回転数500rpmがコードC、そこからエンジンの回転数別に7音音階を発見したので、それを使って作曲した」と説明。「3人のアーティストとコラボレーションし、まずメロディを作り出し、そこに人間の声を乗せていった。音楽とエンジン音を結合させるのが難しかった」と制作中の様子を振り返った。
会場では、床に表示されたエンジンの回転数を表す数字を踏むと、それぞれの回転数に該当する音が正面のスピーカーから鳴らされるインスタレーションも用意されていた。そのほか、クアトロポルテの車内でB&Wのサウンドシステムを体験できるコーナーと併せて、『SEVEN NOTES』の試聴スペースも設けられており、車と音楽を両方をフィーチャーした展示が実施されていた。
本日都内で開催されたB&Wとマセラティ ジャパン(株)の記者発表会では、B&Wのブランドディレクターであるダニエル・ハイキン氏により、両社のパートナーシップ締結に対する思いが語られたほか、クアトロポルテの実車が用意され車内サウンドシステムのデモが行われた。また、B&Wによる、両社のパートナーシップ締結を記念したスピーカーやヘッドホンの開発も発表された。
■15台のB&Wスピーカーユニットを搭載する「マセラティ クアトロポルテ」
マセラティ クアトロポルテは、車内に15台のB&Wスピーカーユニットを搭載し、16基のアンプで駆動する。出力は合計1,280W。
システムの詳細は、ダッシュボードの左/中央/右および後部ドアに25mm拡張レンジのアルミトゥイーター、前部ドア・センターコンソール・後部荷物棚左右に100mmケブラーミッドレンジドライバー、前部ドアに165mmカーボンファイバー製/Rohacellバスドライバー、後部ドアに165mmケブラーバス/ミッドレンジドライバー、後部荷物棚に320×200mmサブウーファーを搭載する。15台のスピーカーに対しアンプが16基なのは、横長のサブウーファー部を2基のアンプで駆動するため。
HARMANのQuantumLogic信号処理技術とAuravoxイコライゼーションを採用することで、凹凸、共振周波数、キャンセレーションを補い、車内の全体的な周波数特性を最適化。車内のどこに座っても同じ音が楽しめるように工夫されている。
■B&Wは、コラボ記念スピーカーとヘッドホンをラインナップ
B&Wは、今回のコラボレーションを記念したモデルとして、スピーカー「805 Diamond Maserati Edition」とヘッドホン「P5 Maserati Edition」の開発を発表した。2機種とも発売時期や価格、内部仕様等の詳細は未発表。会場には各機種のモックが展示された。
なお、モックではヘッドホン「P5 Maserati Edition」のヘッドバンド部はブラックだが、完成品では「マセラティ・ブルー」と呼ばれる青色を配置したナチュラルレザーを採用する予定だという。
■マセラティのエンジン音を使って制作された楽曲『SEVEN NOTES』
記者発表会に登場したハイキン氏は、B&W創立者の1人であるジョン・バウアースが語った「良いものを作れば売れる」という言葉を引用し、スピーカー「800 Diamond」シリーズや、ドックスピーカー「Zepperin」など品質にこだわって開発されてきた同ブランドのプロダクトを紹介した。
さらに「今回マセラティのような素晴らしいブランドとパートナーシップを組むことができて嬉しい」と喜びを表明。ハイキン氏は、「マセラティとB&Wの製品には2つの共通点がある」とし、「1つは品質の高さ。もう1つは美しい外観だ」と語った。「マセラティのエンジニアは、“マセラティのエンジン音がいかに美しいか”について語ってくれた」という。
この「マセラティのエンジン音の美しさ」というキーワードから、「マセラティのエンジンを音色として捉え、音楽的なアプローチができないか」という発想が生まれ、両社共同の音楽プロジェクトである「SEVEN NOTES」が発足した。
会場には、ビョークやU2などを手がけたことで知られるアーティスト兼プロデューサーのハウィー・B氏が登場。同氏がマセラティ V8のエンジン音を使用して制作した楽曲『SEVEN NOTES』について語った。
ハウィー・B氏は、「クアトロポルテの車体を楽器のように扱ってみた。エンジンの回転数500rpmがコードC、そこからエンジンの回転数別に7音音階を発見したので、それを使って作曲した」と説明。「3人のアーティストとコラボレーションし、まずメロディを作り出し、そこに人間の声を乗せていった。音楽とエンジン音を結合させるのが難しかった」と制作中の様子を振り返った。
会場では、床に表示されたエンジンの回転数を表す数字を踏むと、それぞれの回転数に該当する音が正面のスピーカーから鳴らされるインスタレーションも用意されていた。そのほか、クアトロポルテの車内でB&Wのサウンドシステムを体験できるコーナーと併せて、『SEVEN NOTES』の試聴スペースも設けられており、車と音楽を両方をフィーチャーした展示が実施されていた。