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公開日 2015/10/16 10:50

ラックスマン、DSD 5.6MHz対応でヘッドホン/プリアンプも強化したUSB-DAC「DA-250」

17万円で11月下旬発売
編集部:小野佳希
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ラックスマンは、DSD 5.6MHzにも対応するB4ファイルサイズのコンパクトなUSB-DAC「DA-250」を11月下旬を発売する。価格は17万円(税抜)。

DA-250

東京インターナショナルオーディオショウで参考展示されていたモデル(関連ニュース)が正式発表された格好。DSDをはじめとした最新のデジタルフォーマットに対応させたことに加え、ディスクリート・ドライバーを搭載してヘッドホンアンプ回路の駆動力を大幅に向上させるなどの機能強化を図っている。同社では「2010年に発売したDA-200のコンセプトと、B4ファイルサイズのコンパクトな筐体はそのままに、新たにラックスマン最新の機能と技術トレンドをふんだんに盛り込んだマルチパーパスな製品」だとしている。

付属リモコン

USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.8MHz、5.6MHz) に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応。USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備え、 CDプレーヤーやAV機器などともデジタル接続できるよう配慮している。

背面端子部

DACチップには、32bitデジタルフィルター内蔵のTI社製PCM1795を採用し、内部で352.8k/384kHz/32bitにアップコンバート。PCMとDSDのぞれぞれに、2種類の音色を切り替えて楽しめるフィルター設定も用意し、PCMは32bitデジタルフィルター、DSDはアナログFIRフィルターを利用できる。

加えて、発振周波数付近のノイズを低減し、高精度・低ジッターのクロックを発生するという、低位相雑音クロックモジュールを44.1k/48kHz系列のそれぞれに独立搭載。また、USB入力はアシンクロナス通信により、S/PDIFは内蔵するDAIRの高精度クロックにより低ジッター化を図っている。

アナログ回路は、DA-200でのD/Aコンバーター+高音質プリアンプ回路という構成を、「音質と性能の両面で大幅グレードアップ」させたと説明。出力は固定 (FIX) / 可変 (VARIABLE) が選択でき、可変出力時にはセパレート型パワーアンプやアンプ内蔵スピーカーと直結させたシステムアップが可能。

独自の電子制御音量調節アッテネーター「LECUA」をヘッドホン/ライン出力のそれぞれに独立搭載。これにより、小音量時のレベル偏差を排した高精度の音量操作が可能としている。

ヘッドホン出力には、新たにディスクリートバッファー回路を追加することで、駆動力を大幅に向上。リモコンで操作可能な2種類の入力感度切替も用意している。

すべての出力 (バランス/アンバランス/ヘッドホン) に独立のバッファー回路を設け、同時使用時の干渉や音質変化が発生しない構成を採用。また、アナログ入力を1系統用意することで、既存のアナログ機器をシステムに組み入れられるようにもしている。なお、アナログ信号は内部のA/Dコンバーターによりデジタル処理を行う。そのほか、大型電源トランスから各回路独立のレギュレーター+大容量ブロックコンデンサーを経由する、高慣性 (ハイイナーシャ) の電源環境を構築している。

また、大型のプラグを装着した高性能なラインケーブルにも対応する、18mmピッチ金メッキ仕上げのRCA端子とノイトリック社製高級XLR端子を装着。ディスプレイには、ディマー機能付き各種モード表示用の2段×3桁仕様の7セグLEDディスプレイを採用している。

なお、すべての出力は位相の反転切替が可能。海外製バランス入力機器との接続や音源の位相反転再生が行える。

そのほか、ラックスマン純正電源ケーブル「JPA-10000」 (極性マーク付) などが付属。FLAC/ALAC/WAV/AIFFなど、さまざまなフォーマットに対応したオリジナルの高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」も用意している。

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