Nagra、同社プリアンプ“集大成”の新フラグシップ「CLASSIC PREAMP」

（株）太陽インターナショナルは、同社が取り扱うハイエンドオーディオブランドNagraのプリアンプ「CLASSIC PREAMP」を発売した。価格は、CLASSIC PREAMPのみが1,880,000円（税抜）、XLR入力トランス付きモデルが2,211,000円（税抜）、XLR出力トランス付きモデルが2,128,000円（税抜）、XLR入力トランス／出力トランス付きモデルが2,459,000円（税抜）。

CLASSIC PREAMPは、前フラグシップ機「JAZZ」の設計と構成をグレードアップしたプリアンプ。回路基板に対する影響を排除するフィルタリング能力を高めるため、コンポーネントパーツを増やすとともにより優れた部品を採用している。これにより、パワーサプライも内部に格納。「全てをシャーシ単体に納める」という“クラシック”シリーズのコンセプトを実現した。

本機のための特別仕様のポリプロピレンコンデンサーをデカップリング、内部ステージに多く採用する。真空管には、JAZZと同じ12AX7 / ECC83と12AT7 / ECC81を使用しているが、回路設計と高品位カスタムメードのパーツにより、周波数帯域10Hz～50kHz（+0/-0.5dB）を実現した。

パワーサプライは、左右分離タイプとし、シャーシ内に収納。電源部には、上述したカスタム仕様のコンデンサーなど、同ブランドが厳選したものを採用する。また、フィルタリングを徹底することで、電源部のパフォーマンスの低下を防止したという。

ヘッドホンアンプ部には、「HD DAC」にも採用されたアンプを搭載する。

入力はXLRが1系統（入力トランス付きはオプション）、RCAが4系統。出力はXLRを2系統（出力トランス付きはうち1系統がオプション）、RCAを1系統、ヘッドホン端子を1系統装備。また、オプションのMPS（マルチパワーサプライ）との互換性に配慮し、12VDC IN端子も備える。

入力インピーダンスは50kΩ、出力インピーダンスは6Ω。ゲインは0dB/12dBの2段階で調整可能。外形寸法は277W×76H×379Dmm、質量は4.9kg。