• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/05/22 18:59

ティアック、新型ディスクリートDAC搭載のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「UD-507」

上位モデルの技術をA4サイズに
編集部 : 伴 修二郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアックは、“Reference 500シリーズ” のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「UD-507」を、6月29日より発売する。価格は328,800円(税込)。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色を展開する。

「UD-507」シルバー

2021年発売「UD-505-X」の上位モデルに位置づけられる、全段デュアルモノラル/フルバランス回路構成のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ。

大きな特徴として、自社新規設計のディスクリートDAC「TRDD 5」を搭載。より上位の“Reference 700シリーズ” のディスクリートDACと同等の回路規模を備えながらも、音質を吟味した集積部品を使用することで回路基板を小型化し、A4サイズのコンパクトな筐体に落とし込んだという。

ブラックモデル

PCM 384kHz/32bitやDSD 22.5MHzのネイティブ再生をサポート。デジタルオーディオ信号を滑らかに補完する技術「RDOT-NEO」(Refined Digital Output Technology NEO)により、PCMデジタル信号を2xFs/4xFs/8xFs(最大384kHz)にアップコンバートする機能も搭載している。

クロックは44.1kHz系と48kHz系の内部クロックと10MHz外部クロック入力に対応。不安定でノイズの多いPC側のクロックと同期せず、UD-507内部の高精度水晶発振器が作り出すクロックと同期してPCMやDSDデータの転送を制御する「USBアシンクロナス転送方式」を採用している。

また、USB伝送時にかかる負荷を最適化し、データ転送を安定化する技術「Bulk Pet」にも対応。4種類の転送モードが用意され、切り替えることで音質の変化も楽しめるという。ほか、Windows/Macのどちらでも利用できる、ハイレゾ再生対応の再生ソフトウェア「TEAC HR Audio Player」を無償提供する。

アナログ処理部には、電流伝送強化型バッファーアンプ「TEAC-HCLD2」を搭載。電流伝送能力の高いダイヤモンドバッファーアンプをラインドライバーとして使用し、片チャンネルあたり正負2回路構成とすることで、バランス出力時はディファレンシャル(差動)、アンバランス出力時はパラレル(並列)で駆動。電流供給能力を高め、音楽信号が持つダイナミズムを余さず伝えることが可能だとしている。

アナログ(DACのアナログ部含む)回路用とデジタル処理基板用に各1基ずつトロイダルコアトランスを用意。アナログ領域とデジタル領域の電源部をセパレートすることで相互の干渉を避け、アナログ信号の純度を向上させると説明。また、アナログ部の電源回路は無帰還回路を採用している。

ヘッドホンアンプは、左右正負に1回路ずつ、計4回路のダイヤモンドバッファを採用することで、バランス駆動に対応。6.3mmステレオ標準ジャック、4.4mm 5極バランスジャック、XLR 4pinジャックの3種類の出力を備えた。アンプ回路によって強制的にグランドをドライブし0Vに近づけるアクティブ・グランド駆動方式にも対応する。

加えて、電源部の強化により最大出力は大幅に向上、1200mW+1200mW(バランス接続/100Ω負荷時)を実現する。LOW/MID/HIGHの3種類のゲイン切り替え機能もサポートしている。

6.3mmステレオ標準、4.4mm 5極バランス、XLR 4pinヘッドホン出力を搭載。強力な電源により大出力も実現した

アナログボリューム回路には、左右・正負(L+、L−、R+、R−)独立した4回路構成の可変ゲインアンプ型ボリュームを使った「TEAC-QVCS」(Quad Volume Control System)をオーディオ信号経路上に配置。これにより信号経路を最短化し、信号線の引き回しによるオーディオ信号の劣化を防ぐとともに、0.5dB単位の非常に細かい音量調節も可能とした。

Bluetoothレシーバー機能も引き続き搭載し、LDAC、LHDC、aptX HD、aptX、AAC、SBCコーデックに対応。新たに2つのデバイスと同時接続が可能なマルチポイント接続もサポートする。Bluetoothを除いた全てのデジタル入力に対応するMQAフルデコーダーも搭載する。

筐体には、振動の起きやすいトランスを底板から浮かせたフローティング構造を採用。加えて、底板とフットとの接合に遊びを持たせた独自の新機構「Stressless Foot v2」を採用し、音質に影響を与える振動のコントロールを徹底した。ほか、新たに2.8mm厚のトップパネルを採用することで、制振性も高めたとのこと。

デジタル入力として、USB Type-B(リア)、Type-C(フロント)、同軸デジタル、光デジタルを各1系統搭載。またアナログ入力/出力として、RCA(アンバランス)、XLR(バランス)を1系統ずつ搭載する。

背面端子

消費電力は18W。外形寸法は290W×85H×249Dmm(突起部を含む)、本体質量は4.9kg。付属品として、電源コード、リモコン(RC-1341)、リモコン用単4形乾電池×2、フット用クッション×3などを同梱する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX