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公開日 2001/09/07 18:07
パイオニアが世界初、7.1ch環境での自動音場補正機能を搭載したマルチチャンネルAVアンプ2機種を新発売
左:VSA−AX10 右:VSA−AX8 |
パイオニアはオリジナルの高音質思想「マルチチャンネル・ステレオフォニック」※2を提案、1999年この思想に基づく「VSA−D10TX」を市場導入した。続く2000年には、BSデジタル放送の音声フォーマットである「MPEG−2AAC」に世界で初めて対応した「VSA−D10EX」を発売している。
この度、パイオニアが発売するAVアンプ2モデルは、この「マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想を制作現場の原点から見つめ直し、実際の録音スタジオにおけるモニタリング手法を忠実にご家庭内で再現する全く新しいアプローチ=「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想に基づき、「正確な音場再現」「芸術性の高い音作り」「さらなる高音質」を徹底追求し開発したマルチチャンネルAVアンプである。
「VSA−AX10/AX8」は、マルチチャンネル視聴環境設定の際に、各チャンネルの音圧レベルの設定や音色調整等を自動で行うことができる世界初の自動音場補正技術「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」の搭載により、録音スタジオと同一レベルの正確でクオリティの高い音場調整が可能。
また、ルーカスフィルム社が提案し、現在、高級マルチチャンネル・アンプのスタンダードである「THX ULTRA」を、最新の高音質デジタルソースに対応すべく改定した「THX ULTRA2」規格に世界で初めて対応(2001年9月6日現在。パイオニア調べ)し、さらに芸術性を高めた豊潤なTHXサウンドが楽しめる。
同時に、DTS社の提唱する「DTS96/24」規格に世界で初めて対応※3することで、DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽を楽しむことが可能である。
※2 「マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想
「2chのピュア・オーディオ・アンプとしても通用する質の高いアンプ回路を複数使用し、ソースそのものの情報量をありのままに再生することにより、理想とする音楽/音場を再現する」という考え方。パイオニアでは、オーディオとAVの融合をさらに一歩進め、マルチチャンネル・アンプの新たな可能性を示すコンセプトとして訴求している。
※3「VSA−AX10/AX8」シリーズは、DTS社よりこのフォーマットに世界で初めて対応した機種の一つとして認定された。
VSA−AX10、VSA−AX8の主な特徴は以下のとおり。
1) 世界初!録音スタジオと同一レベルの音場調整が自動でできる「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」
正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性が同一であることが不可欠だが、従来のマルチチャンネル・アンプでは、ユーザーの聴感による調整方法が主流であった。
パイオニアが開発した「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を自動で行うことが出来る画期的な音場補正技術。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場を家庭内で再現することができる。
2) 世界初!録音エンジニアの意図した音場を再現する「THX ULTRA2」規格に対応
録音スタジオで作られた音をご家庭内で再現するために、米国ルーカスフィルム社が提唱している「THX ULTRA」規格。「VSA−AX10/AX8」は、最新のデジタルソースに対応すべく改定されたこの規格の最新バージョンである「THX ULTRA2」に世界で初めて対応した。
7.1chスピーカー配置に対応したサラウンドモードの搭載をはじめ、瞬間的な低負荷への電源供給能力の向上、パワーアンプのダイナミックレンジの拡大、サブウーファー使用時に発生する壁面干渉を抑える「バウンダリー・ゲイン・コンペンセーション機能」の追加等、あらゆる面で従来の「THX ULTRA」を超えた設計となっている。
3) 世界初!DTS社の最新サラウンドフォーマット「DTS96/24」規格に対応
DTS社が開発した「DTS96/24」規格は、圧縮音声フォーマットとして世界で初めて「96kHz/24bit」に対応する画期的な規格。「VSA−AX10/AX8」は、このフォーマットに世界で初めて対応することで、40kHz超のワイドレンジと144dB(理論値)の高ダイナミックレンジの5.1チャンネルサラウンド再生が可能となり、DVDオーディオやSACDに迫る高音質で、DVDビデオの映画や音楽を楽しむことができる。
4) アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想に基づく高音質回路搭載
a) 飛躍的な安定性、低損失・高リニアアリティの「A.D.E.MOS FET回路」(新)
新開発パワー素子「アドバンスド ダイレクト エナジー MOS FET」を全7チャンネルに採用。微小信号再生能力、高パワーリニアリティ、強力な実負荷ドライブ性能に加え、新開発ドライブアンプモジュールとの連携で、極めて安定した音場再現が可能。
b) パワー素子配列を左右対称に配置させる「シンメトリカル・パワートレイン」
パワー素子配列を左右対称に配置させ、全てのチャンネルのFET動作条件を厳密に揃えることで、電気的/物理的に全チャンネル同一クオリティ、同一出力を実現、チャンネル間伝送誤差の最小化を計っている。
c) セパレートアンプに匹敵する強力な電源部により、安定した大電力供給を実現
実使用時の電力供給能力の向上を図った新開発EIコアパワートランスを採用。瞬時に大電流を供給できるオーディオ専用の大容量電解コンデンサー、極太タイプの内部ケーブルとあわせて、安定した大電力供給を実現。
d) 極めて高い強度を実現した三次元スペースフレーム筐体構造(新)
強化鋼鈑フレームを立体的に組み合せることにより、ねじれやゆがみが発生しない高剛性を確保するとともに、各フレームで機能ブロックを独立させる三次元スペースフレーム構造を採用。安定した部品の保持と各ブロック間の相互干渉を防止する理想的な筐体構造を実現した。
e) 高いSN比を実現するPGM(Precision Gain Management)ボリューム(新)
入力された信号の種類と再生音量を常に監視し、複数あるプリアンプ段に対し最適なゲイン配分を行うPGMボリュームの搭載により、SN比(DA出力)115dBを実現した。
f) フル32ビット伝送を可能にした「True 32Bit Digital Signal Processing」(新)
音質を左右するDSP部には、高音質で定評のあるアナログデバイセズ社※a製の「SHARC」※bを搭載。さらにモトローラ社製の最新24ビットDSPを倍精度(48ビット)使用で組み合わせることにより、全処理32ビット精度を維持した高音質信号処理を可能にした。
※a 米国の半導体メーカー。高度なDSP開発で定評がある。
※b アナログデバイセズ社が開発した高性能DSP(Digital Signal Processor)。32bit浮動小数点処理が特徴で、非常に高精度な演算処理が可能。業務用エンコーダー等プロ用機器にも広く採用されている。
g) 全チャンネルに192kHz/24bit DAコンバーター搭載(新)
DVDオーディオの最上位フォーマットである192kHz/24bitに対応するDAコンバーターを全8チャンネルに採用。明快で骨太な音質を再現している。
5) その他の特長
・ ドルビーデジタル、DTSのほか、MPEG−2AAC、DTS−ES(ディスクリート 6.1、マトリクス 6.1、NEO:6)、ドルビープロロジックIIなどあらゆるサウンドフォーマットに対応したデコーダー搭載。
・ HDTVなど、より高画質な映像に対応したコンポーネント、D4端子間の信号のやり取りに加え(VSA−AX10/AX8)、コンポジット、S端子のやり取りまで可能な(VSA−AX10)、広帯域「ビデオコンバーター」(新)。
注)コンポーネント端子やD4端子からコンポジットまたはS端子への出力は出来ません。
・ ソースの種類により最適なリスニングモードが選べる「オリジナル音場モード」(新)
・ 5.1ch設定時にフロントスピーカーの駆動能力を高める「バイアンプ駆動対応スピーカーB端子」(新)
・ お手持ちのAV機器を1台でコントロールできる学習機能付き大型液晶タッチパネルリモコン (VSA−AX10)
・ 制振効果に優れたTAOC製インシュレータ(ハイカーボン鋳鉄製)
・ 放熱効率が高く、振動減衰率の優れた厚肉押し出しチムニーヒートシンク搭載
・ 拡張性に富んだ多種多様な入出力端子
・ フラットアルミパネル&サイドウェーブパネルデザイン(VSA−AX10)
・ 待機時の消費電力0.65Wを実現
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドPIONEER
- 型番VSA−AX10
- 発売日2001年11月上旬
- 価格\420,000
【SPEC】<オーディオ特性>●実用最大出力(EIAJ、1kHz、 10%、6Ωサラウンド時):フロント 200W+200W センター 200W サラウンド 200W+200W サラウンドバック 200W+200W ●定格出力(20Hz〜20kHz、0.09%、6Ωサラウンド時):フロント 150W+150W センター 150W サラウンド 150W+150W サラウンドバック 150W+150W ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+0dB、−3dB) ●全高調波歪率(2ch):0.09%(20Hz〜20kHz、150W、6Ω) ●ライン入力SN比(IHF−A):105dB ●DA出力SN比: 115dB <入出力端子>●デジタル: 同軸3系統、光5系統(VSA-AX10)同軸2系統、光4系統(VSA-AX8)(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用:入力設定変更可能)Dolby Digital RF 1系統 ●AUDIO :5系統(CD, TUNER, CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2
MONITOR)Phono1系統 ●マルチチャンネル入力:1系統(VSA−AX10は全ch、ADコンバーター搭載) ●AV入力Composite,S2-VIDEO AUDIO:7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10) 6系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO:VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO: 3系統(入力設定変更可能) ●D4 VIDEO :2系統(入力設定変更可能) <出力端子>●フロント: スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) ●センター: スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) ●サラウンド: スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) ●サラウンドバック: スピーカー出力SBL/SBR1系統(+プリアウトSBL/SBR1系統) ●サブウーファー: プリアウト2系統 ●デジタル: 光2系統 ●ユニバーサルスピーカーB :1系統(使用用途設定可能) ●AUDIO :2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) ●Composite,S2-VIDEO:Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX10)Comp.:3系統 S2:4系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO :1系統 (MONITOR) ●D4 VIDEO :1系統 (MONITOR) <その他>●SR入出力:各1系統 ●ACアウトレット:連動1 ●外形寸法:440(W)×203(H)×476(D)mm ●質量: 31.0Kg ●消費電力: 615W ●待機電力: 0.65W
MONITOR)Phono1系統 ●マルチチャンネル入力:1系統(VSA−AX10は全ch、ADコンバーター搭載) ●AV入力Composite,S2-VIDEO AUDIO:7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10) 6系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO:VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO: 3系統(入力設定変更可能) ●D4 VIDEO :2系統(入力設定変更可能) <出力端子>●フロント: スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) ●センター: スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) ●サラウンド: スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) ●サラウンドバック: スピーカー出力SBL/SBR1系統(+プリアウトSBL/SBR1系統) ●サブウーファー: プリアウト2系統 ●デジタル: 光2系統 ●ユニバーサルスピーカーB :1系統(使用用途設定可能) ●AUDIO :2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) ●Composite,S2-VIDEO:Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX10)Comp.:3系統 S2:4系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO :1系統 (MONITOR) ●D4 VIDEO :1系統 (MONITOR) <その他>●SR入出力:各1系統 ●ACアウトレット:連動1 ●外形寸法:440(W)×203(H)×476(D)mm ●質量: 31.0Kg ●消費電力: 615W ●待機電力: 0.65W
- ブランドPIONEER
- 型番VSA−AX8
- 発売日2001年11月中旬
- 価格\290,000
<オーディオ特性>●実用最大出力(EIAJ、1kHz、 10%、6Ωサラウンド時):フロント 200W+200W センター 200W サラウンド 200W+200W サラウンドバック 200W+200W ●定格出力(20Hz〜20kHz、0.09%、6Ωサラウンド時):フロント 150W+150W センター 150W サラウンド 150W+150W サラウンドバック 150W+150W ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+0dB、−3dB) ●全高調波歪率(2ch):0.09%(20Hz〜20kHz、150W、6Ω) ●ライン入力SN比(IHF−A):105dB ●DA出力SN比: 115dB <入出力端子>●デジタル: 同軸3系統、光5系統(VSA-AX10)同軸2系統、光4系統(VSA-AX8)(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用:入力設定変更可能)Dolby Digital RF 1系統 ●AUDIO :5系統(CD, TUNER, CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2
MONITOR)Phono1系統 ●マルチチャンネル入力:1系統(VSA−AX10は全ch、ADコンバーター搭載) ●AV入力Composite,S2-VIDEO AUDIO:7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10) 6系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO:VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO: 3系統(入力設定変更可能) ●D4 VIDEO :2系統(入力設定変更可能) <出力端子>●フロント: スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) ●センター: スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) ●サラウンド: スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) ●サラウンドバック: スピーカー出力SBL/SBR1系統(+プリアウトSBL/SBR1系統) ●サブウーファー: プリアウト2系統 ●デジタル: 光2系統 ●ユニバーサルスピーカーB :1系統(使用用途設定可能) ●AUDIO :2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) ●Composite,S2-VIDEO:Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX10)Comp.:3系統 S2:4系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO :1系統 (MONITOR) ●D4 VIDEO :1系統 (MONITOR) <その他>●SR入出力:各1系統 ●ACアウトレット:連動1 ●外形寸法:440(W)×202(H)×476(D)mm ●質量:30.0Kg ●消費電力: 615W ●待機電力: 0.65W
MONITOR)Phono1系統 ●マルチチャンネル入力:1系統(VSA−AX10は全ch、ADコンバーター搭載) ●AV入力Composite,S2-VIDEO AUDIO:7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO,VCR3:VSA-AX10) 6系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,VCR2,VIDEO:VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO: 3系統(入力設定変更可能) ●D4 VIDEO :2系統(入力設定変更可能) <出力端子>●フロント: スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統) ●センター: スピーカー出力C1系統(+プリアウト1系統) ●サラウンド: スピーカー出力SL/SR1系統(+プリアウトSL/SR1系統) ●サラウンドバック: スピーカー出力SBL/SBR1系統(+プリアウトSBL/SBR1系統) ●サブウーファー: プリアウト2系統 ●デジタル: 光2系統 ●ユニバーサルスピーカーB :1系統(使用用途設定可能) ●AUDIO :2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR) ●Composite,S2-VIDEO:Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX10)Comp.:3系統 S2:4系統(VCR1/DVR,VCR2, MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2 :VSA-AX8) ●COMPONENT VIDEO :1系統 (MONITOR) ●D4 VIDEO :1系統 (MONITOR) <その他>●SR入出力:各1系統 ●ACアウトレット:連動1 ●外形寸法:440(W)×202(H)×476(D)mm ●質量:30.0Kg ●消費電力: 615W ●待機電力: 0.65W