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公開日 2004/09/28 18:44

東芝、ネットワークハイビジョン録画機能を搭載した液晶テレビ「beautiful face」を発表

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●(株)東芝は、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵した液晶テレビ「beautiful face」シリーズの新製品4モデルを発表した。各製品のラインナップは下記の通り。

37V型「37LZ150」

37V型「37LZ100」


32V型「32LZ150」

32V型「32LZ100」
■37V型「37LZ150」/2004年11月上旬発売/\OPEN(予想実売価格63万円前後)
■32V型「32LZ150」/2004年11月上旬発売/\OPEN(予想実売価格58万円前後)
■37V型「37LZ100」/2004年11月上旬発売/\OPEN(予想実売価格50万円前後)
■32V型「32LZ100」/2004年11月上旬発売/\OPEN(予想実売価格45万円前後)


「デジタル新頭脳メタブレイン」も公開された
各モデルには同社がSEDテレビにおけるデジタルコア技術として開発を行ってきたという「デジタル新頭脳メタブレイン」が搭載された。「メタブレイン」は画質処理用大規模デジタルLSIと64bitのメインCPUを中心に構成され、「LZ150」シリーズには、2つの64bit CPUを搭載。リナックスOSを採用した高度な映像処理ソフトウェアと独自の暗号化技術を加えて、後述するLAN経由でのネットワークハイビジョン録画機能を実現している。

「次世代魔方陣アルゴリズム」や「カラーイメージコントロール」により、優れた解像感とリアルな表現力を獲得。23億6000万色×1677万通りの映像表現を可能にしたという。

「LZ150」シリーズでは、ホームネットワークにLAN接続された外付けHDDにデジタルハイビジョン放送の番組をストリーム録画・再生する機能が備わった。映像ソースの送り出しと、番組予約や画質レートの設定などのコントロールはテレビ側より行う。アナログ放送の録画も可能だ。


同社がイメージするハイビジョンネットワークの概念図
テレビ本体には2つのLAN端子が搭載され、LAN経由で最大8台までの外付けHDDが増設できる。デジタル放送を録画した場合は、その録画した機器のみで再生できる。デジタルコンテンツのムーブ、コピーは独自の暗号化技術によりプロテクトされているので本機のシステムでは不可。アナログ放送のコンテンツはLANでつないだPCなどで録画・視聴が可能だ。

その他LAN経由でのサービスとして、指定したメールサーバーへアクセスして、設定したメールアドレスへのメールの着信を知らせる「自動メールチェック機能」も搭載。メールに添付されたJPEG写真をホームネットワーク上のLAN HDDやパソコン、SDメモリーカードに保存することもできる。テレビの画面上で電子メールを閲覧したり、携帯電話やPCから番組の録画予約を楽しむこともできる。この場合は外付けHDDやテレビに接続したi.Link聴きのハイビジョンレコーダーなど、録画先の指定も行える。

「LZ150」シリーズではさらに、アナログ放送のテレビ番組をSDメモリーカードにMPEG-4録画することもできる。3種類の録画レートが選択でき、SDメモリーカードに録画した番組は、携帯電話やパソコン、PDAで外出時も楽しめる。また、テレビのリモコンからLAN接続した「RDシリーズ」の録画予約が行える「テレビdeナビ」も搭載された。


「face ネット」のデモンストレーション
ユーザーインターフェースも新たに開発した「face ネット」を採用し、好みの番組をジャンルやキーワードで検索表示する機能や、ホームネットワーク上に接続された機器に録画した番組を一覧表示する機能が備わる。リモコンの操作もより簡単になり、チャンネルダイレクトボタン、チャンネル/音量アップダウンボタンといった基本的なボタンの面積を従来比約1.7倍に大きくするなどの工夫が行われた。また、EPGも番組表の表示面積を従来比1.5倍にし、6チャンネル×5時間表示にすることで、従来機種の番組表に比べて一覧性を向上させるなど、使いやすさを高めている。

本体デザインはメガネのリムをモチーフにしたという「リムフレームデザイン」を採用し、インテリアに無理なく溶け込む外観となっている。


(株)東芝 江原一夫氏

(株)東芝 本村裕史氏
下記に本製品の報道向け発表会にて行われた質疑応答の内容をご紹介する。同社CTV事業部事業部長の江原一夫氏と、同事業部CTV商品部主務の本村裕史氏が回答した。

Q:映像処理回路「メタブレイン」は今後開発される他のモデルでも搭載されるのか
A:「メタブレイン」は当社の財産だと考えている。ブラッシュアップを重ねながら他のモデルにも展開していきたい

Q:本機を経由して録画したデジタルコンテンツは、LAN内の他の機器にムーブやコピーができるのか
A:どちらも基本的に不可能だ。将来的にはフォルダ間の移動には対応できるようにしたい

Q:HDD+DVDレコーダー、RDシリーズとの連携はどの程度可能なのか
A:RDシリーズとはLANでつながるが、LANを経由した映像のやりとりはできない。現時点ではテレビからレコーダーへ録画予約の操作などができるだけだ

Q:LANでつないだRDシリーズやハードディスクビデオレコーダーに、ハイビジョン映像を録画できるようにはならないのか
A:今回の製品ではLAN経由でハイビジョン映像を送り出す機能を搭載できた。あとは周辺機器の対応が重点になる。RDシリーズは今のところ未対応ということだ

Q:本機搭載のブラウザーはどこが開発したものか
A:当社がブラウザーメーカーと共同開発したオリジナルのソフトだ

Q:LANにつないだPCのHDDに映像を録画することはできないのか
A:PCのHDDへはテレビからハイビジョンソースを含む映像を送って録画が可能だ

Q:無線LANに対応しているようだが、どの通信方式に対応しているのか
A:それぞれの無線LANのネットワーク環境に依存する問題だ。ただしハイビジョンソースは今のところ無線で飛ばすことができないので、有線でLANにつないで録画するかたちになる

Q:外付けHDDに録画したコンテンツをDVDにコピーできるのか
A:デジタルコンテンツは暗号処理をしているので不可能だ。アナログ放送のコンテンツは可能だ

Q:本機のLAN端子からハブで分化して外付けHDDを複数つなぐことはできるのか
A:可能だ

Q:37型と32型の出荷比率予想を聞かせて欲しい
A:当社としては先に発売した400Vシリーズと併せ、年末商戦を全6モデルのラインナップで迎えたいと考えている。37型はこれまでにないスリムサイズを実現し、リビングに設置することがより簡単になるだろう。32型は大画面液晶テレビの一番のボリュームゾーンとして積極的に販売していきたい

【問い合わせ先】
東芝家電ご相談センター
TEL/0120-1048-86

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番37LZ150
  • 発売日2004年11月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格63万円前後)
【SPEC】●パネル:37V型 1366×768ドット ●音声出力:10W+10W JEITA ●消費電力:229W ●入出力端子:LAN端子×2、HDMI端子、USB端子×1、i.Link端子×2、D4入力×1、コンポジット入力×4、S入力×2、デジタル放送録画出力、オーディオ出力、ヘッドホン出力 ほか ●外形寸法:916W×716H×300Dmm ●質量:30.2kg
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番37LZ100
  • 発売日2004年11月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格58万円前後)
【SPEC】●パネル:37V型 1366×768ドット ●音声出力:10W+10W JEITA ●消費電力:205W ●入出力端子:LAN端子×1、USB端子×1、i.Link端子×2、D4入力×1、コンポジット入力×4、S入力×2、デジタル放送録画出力、オーディオ出力、ヘッドホン出力 ほか ●外形寸法:916W×716H×300Dmm ●質量:30.2kg
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番32LZ150
  • 発売日2004年11月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格50万円前後)
【SPEC】●パネル:32V型 1366×768ドット ●音声出力:10W+10W JEITA ●消費電力:205W ●入出力端子:LAN端子×2、HDMI端子、USB端子×1、i.Link端子×2、D4入力×1、コンポジット入力×4、S入力×2、デジタル放送録画出力、オーディオ出力、ヘッドホン出力 ほか ●外形寸法:794W×630H×300Dmm ●質量:26.7kg
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番32LZ100
  • 発売日2004年11月上旬
  • 価格\OPEN(予想実売価格45万円前後)
【SPEC】●パネル:32V型 1366×768ドット ●音声出力:10W+10W JEITA ●消費電力:184W ●入出力端子:LAN端子×1、USB端子×1、i.Link端子×2、D4入力×1、コンポジット入力×4、S入力×2、デジタル放送録画出力、オーディオ出力、ヘッドホン出力 ほか ●外形寸法:794W×630H×300Dmm ●質量:26.7kg
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