HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2006/01/10 18:45
HDコンテンツをデジタルホームで楽しむ時代へ:インテルが次世代プラットフォームセミナーを開催
米インテル コーポレーション、およびインテル(株)は、先日発表したばかりの次世代プラットフォームである、ホームPC向けの「インテル Viiv(ヴィーブ)テクノロジー」と、ノートブックPC向けの「インテル Centrino Duo モバイル・テクノロジー」について、「インテル・プラットフォーム・セミナー2006」を本日開催し、その技術やサービスに関する説明をあらためて行った。
同社の新しいプラットフォーム製品群は、従来のコンピューターの持つパフォーマンスを大きく向上させ、家庭やモバイル環境における新しいデジタルエンターテインメントを創出できるサービスとして大きな注目を集めている。セミナーには多くの報道陣、および業界関係者が集まった。
はじめに登壇したインテル(株)代表取締役共同社長 吉田和正氏は、先頃インテルが企業のロゴマークを刷新した背景について触れながら、「これからはプラットフォーム企業へと変革していく意志を示すためのブランド・イメージづくりが狙い」であったことを明らかにした。また、このロゴと一緒に発表された企業スローガンである「LEAP AHEAD(さあ、その先へ)」は、インテルのブランドが約束するもの、またインテルが企業として何を目指し、何を実現するのかを伝えるものであるとした。また吉田氏は、「これからもインテルユーザーに対して常に“先”を意識していただけるような、付加価値を創造し提案していきたい」と述べた。
今回発表した2つプラットフォームについては、インテルとしてPCの業界に革新的な発展をもたらすものであることを認識しており、“その先”へ発展するために「業界標準」を獲得し、業界の壁を越えた広範なパートナーシップをつくることが大切だ、と吉田氏は説明する。また、これまでにインテルが開発してきた技術が、ビジネスや教育などの現場で活躍するPCの可能性を広げ、殊にノートPCにおいてはモビリティーの側面でも大きな成長の基礎を築くことに貢献してきたことを強調しながら、次世代の高性能マイクロプロセッサーのパフォーマンスについて「革新的なプロセッサーになるだろう」とした。「最初はデュアルでスタートしたが、やがてマルチへ拡張していく予定」であることも明らかにし、今後は新しいプロセッサーをすべてのインテルプラットフォームの核とし、ユーザーにとって快適なデジタルホームを築き上げる考えを強調した。
続いてインテル コーポレーション デジタルホーム事業本部 副社長 兼 事業本部長のドン・マクドナルド氏が登壇した。
はじめに「Centrino Duo」について語ったマクドナルド氏は、本プラットフォームでは、従来比で約70%の高性能化、約28%の低消費電力化を実現し、ノートPCのパフォーマンス向上に大きく貢献するものであることをあらためて指摘した。
今回のセミナーではノートPCを使って、ワンコアモデルとツーコアモデルによるパフォーマンス比較を行い、Centrino Duoにおける大きな性能の進化をアピールした。マクドナルド氏によれば現在、230機種以上のノートPCで搭載が様々なパートナーによって進められているという。
引き続いて「Viivテクノロジー」の説明がマクドナルド氏によって行われた。「デジタルホームに大きな変革をもたらす技術」と語るマクドナルド氏は、本プラットフォームによってブロードバンドとブロードキャストの融合が起こり、PCと家電の相互接続性もますます高まり、高品位なコンテンツのアベイラビリティが加速するだろうとした。また、本技術で実現されるリモコンによる快適な操作性、素早い電源のON/OFF機能などが実機によって披露されたほか、1台のViiv搭載デスクトップPCとブロードバンド環境により、インターネットゲームとハイビジョン映像を同時に楽しむマルチタスク処理のデモも行われた。マクドナルド氏は「今後ワールドワイドでViiv搭載PCをリリースし、年末までに250機種以上に増やしていく」と今後の予定を明らかにした。
インテルは今後、Viiv技術を搭載した動作検証済みの各サービス、アプリケーション、機器には「Enjoy with Intel Viiv Technology」のロゴを表示していく考えである。「ハイクオリティな映像と音楽がPCで楽しめるようになるという大きな価値をパートナー企業とともに積極的に訴求しながら、Viivの標準化を進めていきたい」とマクドナルド氏は意気込みを語った。
本日のセミナー会場別室では、「Viivテクノロジー」と「Centrino Duo モバイル・テクノロジー」を搭載した新製品の展示も行われ、本日オンキヨー(株)より発表のあった「Integrated Media Center (仮称) 」も並べられ注目を集めた。
【問い合わせ先】
インテル(株)
(Phile-web編集部)
同社の新しいプラットフォーム製品群は、従来のコンピューターの持つパフォーマンスを大きく向上させ、家庭やモバイル環境における新しいデジタルエンターテインメントを創出できるサービスとして大きな注目を集めている。セミナーには多くの報道陣、および業界関係者が集まった。
はじめに登壇したインテル(株)代表取締役共同社長 吉田和正氏は、先頃インテルが企業のロゴマークを刷新した背景について触れながら、「これからはプラットフォーム企業へと変革していく意志を示すためのブランド・イメージづくりが狙い」であったことを明らかにした。また、このロゴと一緒に発表された企業スローガンである「LEAP AHEAD(さあ、その先へ)」は、インテルのブランドが約束するもの、またインテルが企業として何を目指し、何を実現するのかを伝えるものであるとした。また吉田氏は、「これからもインテルユーザーに対して常に“先”を意識していただけるような、付加価値を創造し提案していきたい」と述べた。
今回発表した2つプラットフォームについては、インテルとしてPCの業界に革新的な発展をもたらすものであることを認識しており、“その先”へ発展するために「業界標準」を獲得し、業界の壁を越えた広範なパートナーシップをつくることが大切だ、と吉田氏は説明する。また、これまでにインテルが開発してきた技術が、ビジネスや教育などの現場で活躍するPCの可能性を広げ、殊にノートPCにおいてはモビリティーの側面でも大きな成長の基礎を築くことに貢献してきたことを強調しながら、次世代の高性能マイクロプロセッサーのパフォーマンスについて「革新的なプロセッサーになるだろう」とした。「最初はデュアルでスタートしたが、やがてマルチへ拡張していく予定」であることも明らかにし、今後は新しいプロセッサーをすべてのインテルプラットフォームの核とし、ユーザーにとって快適なデジタルホームを築き上げる考えを強調した。
続いてインテル コーポレーション デジタルホーム事業本部 副社長 兼 事業本部長のドン・マクドナルド氏が登壇した。
はじめに「Centrino Duo」について語ったマクドナルド氏は、本プラットフォームでは、従来比で約70%の高性能化、約28%の低消費電力化を実現し、ノートPCのパフォーマンス向上に大きく貢献するものであることをあらためて指摘した。
今回のセミナーではノートPCを使って、ワンコアモデルとツーコアモデルによるパフォーマンス比較を行い、Centrino Duoにおける大きな性能の進化をアピールした。マクドナルド氏によれば現在、230機種以上のノートPCで搭載が様々なパートナーによって進められているという。
引き続いて「Viivテクノロジー」の説明がマクドナルド氏によって行われた。「デジタルホームに大きな変革をもたらす技術」と語るマクドナルド氏は、本プラットフォームによってブロードバンドとブロードキャストの融合が起こり、PCと家電の相互接続性もますます高まり、高品位なコンテンツのアベイラビリティが加速するだろうとした。また、本技術で実現されるリモコンによる快適な操作性、素早い電源のON/OFF機能などが実機によって披露されたほか、1台のViiv搭載デスクトップPCとブロードバンド環境により、インターネットゲームとハイビジョン映像を同時に楽しむマルチタスク処理のデモも行われた。マクドナルド氏は「今後ワールドワイドでViiv搭載PCをリリースし、年末までに250機種以上に増やしていく」と今後の予定を明らかにした。
インテルは今後、Viiv技術を搭載した動作検証済みの各サービス、アプリケーション、機器には「Enjoy with Intel Viiv Technology」のロゴを表示していく考えである。「ハイクオリティな映像と音楽がPCで楽しめるようになるという大きな価値をパートナー企業とともに積極的に訴求しながら、Viivの標準化を進めていきたい」とマクドナルド氏は意気込みを語った。
本日のセミナー会場別室では、「Viivテクノロジー」と「Centrino Duo モバイル・テクノロジー」を搭載した新製品の展示も行われ、本日オンキヨー(株)より発表のあった「Integrated Media Center (仮称) 」も並べられ注目を集めた。
【問い合わせ先】
インテル(株)
(Phile-web編集部)