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公開日 2008/01/07 17:25
<CES2008:LG電子>マーク・レビンソン監修のホームシアターシステムなど発表
現地時間1月6日に行われたプレスカンファレンスのトップバッターは韓国・LG電子。国内ではほとんどAV機器を発売していない同社だが、アメリカでの存在感は抜群で、早朝にもかかわらず多くのプレス関係者が列を作った。
はじめに登壇したのは同社プレジデント&CEOのMichael Ahn氏。同氏は、2007年にLGの売り上げが米国で大きく伸張したと述べ、「この成長は我々が消費者にフォーカスした結果だ」とした。この勢いを持続し、薄型テレビでシェア10%を獲得して3位以内に入ること、売り上げで100億ドルを達成することが2008年の目標と説明した。
プラズマテレビでは8機種の新製品を発表。PG70シリーズ、PG60シリーズとも50型/60型をラインナップする。
また、液晶テレビでは「LGXシリーズ」という超薄型テレビを投入。パネル部の厚さは42型で4cm前後と、日立のWooo UTシリーズには劣るものの、相当な薄さを実現している。解像度はフルHDで、120Hz駆動にも対応している。
さらに、「LG71シリーズ」では、ディスプレイ部とメディアレシーバー部をワイヤレスで接続。そのほか、ベッドルーム用の液晶テレビなども用意される。
Ahn氏は薄型テレビ以外のAV機器にも言及。昨年のCESで世界初のBD/HD DVDコンパチプレーヤー「BH100」を発表し、話題を集めた同社だが、今回はすでに発表済みの後継機「BH200」を紹介するにとどまった。
続いて発表されたホームシアターシステム「LHT888」は、国内のオーディオファンにとって羨望の的となるかもしれない。音質のチューニングを、あのマーク・レビンソン氏が担当しているのだ。壇上に同氏が上がり、「LGと一緒に働けて嬉しい」と述べる一幕もあった。
LHT888は5.1chスピーカーシステムとDVDレシーバーのセットで、出力の合計は700W。スピーカー部がシャンパングラスのような形状をしているのも特徴だ。
カンファレンスでは、薄型テレビと同様に北米で大きな支持を得ている携帯電話についても発表が行われ、4つのラインナップが紹介された。中でも注目したいのはiPhoneにデザインが酷似した「Voyager」というモデルだ。
一見iPhoneと同様に、前面のタッチパネルだけで操作する製品と思いきや、画面を開くとその裏にもディスプレイが現れ、さらにハードウェアキーボードも装備されている。2画面+キーボードという独創的な構成だ。しかも背面にはカメラまで搭載されており、その機能の豊富さは驚くほど。この製品をアピールする巨大な広告がロサンゼルス空港に掲示されていたので、同社としてもかなり力の入ったモデルと思われる。
携帯電話関連ではこのほか、フルバンドのデジタルTV受信機能を小さなチップにまとめた「MPH」という技術も披露。携帯電話や車載用機器、USBスティックなどにこのMPHを組み込むことで、高画質なデジタルTVを受信することができる。
(Phile-web編集部・風間)
はじめに登壇したのは同社プレジデント&CEOのMichael Ahn氏。同氏は、2007年にLGの売り上げが米国で大きく伸張したと述べ、「この成長は我々が消費者にフォーカスした結果だ」とした。この勢いを持続し、薄型テレビでシェア10%を獲得して3位以内に入ること、売り上げで100億ドルを達成することが2008年の目標と説明した。
プラズマテレビでは8機種の新製品を発表。PG70シリーズ、PG60シリーズとも50型/60型をラインナップする。
また、液晶テレビでは「LGXシリーズ」という超薄型テレビを投入。パネル部の厚さは42型で4cm前後と、日立のWooo UTシリーズには劣るものの、相当な薄さを実現している。解像度はフルHDで、120Hz駆動にも対応している。
さらに、「LG71シリーズ」では、ディスプレイ部とメディアレシーバー部をワイヤレスで接続。そのほか、ベッドルーム用の液晶テレビなども用意される。
Ahn氏は薄型テレビ以外のAV機器にも言及。昨年のCESで世界初のBD/HD DVDコンパチプレーヤー「BH100」を発表し、話題を集めた同社だが、今回はすでに発表済みの後継機「BH200」を紹介するにとどまった。
続いて発表されたホームシアターシステム「LHT888」は、国内のオーディオファンにとって羨望の的となるかもしれない。音質のチューニングを、あのマーク・レビンソン氏が担当しているのだ。壇上に同氏が上がり、「LGと一緒に働けて嬉しい」と述べる一幕もあった。
LHT888は5.1chスピーカーシステムとDVDレシーバーのセットで、出力の合計は700W。スピーカー部がシャンパングラスのような形状をしているのも特徴だ。
カンファレンスでは、薄型テレビと同様に北米で大きな支持を得ている携帯電話についても発表が行われ、4つのラインナップが紹介された。中でも注目したいのはiPhoneにデザインが酷似した「Voyager」というモデルだ。
一見iPhoneと同様に、前面のタッチパネルだけで操作する製品と思いきや、画面を開くとその裏にもディスプレイが現れ、さらにハードウェアキーボードも装備されている。2画面+キーボードという独創的な構成だ。しかも背面にはカメラまで搭載されており、その機能の豊富さは驚くほど。この製品をアピールする巨大な広告がロサンゼルス空港に掲示されていたので、同社としてもかなり力の入ったモデルと思われる。
携帯電話関連ではこのほか、フルバンドのデジタルTV受信機能を小さなチップにまとめた「MPH」という技術も披露。携帯電話や車載用機器、USBスティックなどにこのMPHを組み込むことで、高画質なデジタルTVを受信することができる。
(Phile-web編集部・風間)