HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2009/06/12 13:21
マランツ、“SACD&BDプレーヤー”「UD9004」を発売 − 価格は577,500円
高品位なアナログ回路を搭載
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、Blu-ray DiscとSACDの再生に対応したユニバーサルプレーヤー「UD9004」を7月下旬に発売する。価格は577,500円(税込)。
本機はBDとSACDのほか、DVDビデオ/DVDオーディオ、CDの再生にも対応したユニバーサルプレーヤー。同社のBDプレーヤーとしては「BD8002」に続く第2弾モデルで、現時点で国内最高価格のBDプレーヤーとなる。
■あくまで“スーパーオーディオCD/Blu-rayプレーヤー”
ただし、本体フロントパネルを見ると「SUPER AUDIO CD/BLU-RAY PLAYER」と書かれており、その下のロゴマークもSACDが左、Blu-rayが右に配置されている。このことからも、本機のSACDの再生能力に対する自信のほどが伺える。もちろん、マルチチャンネルSACDの再生にも対応している。
デザイン面では、フロントパネルを3つにセパレートした“M-1デザイン"を採用したことが大きな特徴。同社のセパレートAVアンプ「AV8003」「MM8003」とのデザインマッチングも図っている。本体色はブラックのみ。
Blu-rayの再生では、発売当初からBD-Liveに対応。インターネット経由で追加コンテンツをダウンロードすることができる。また特典映像を子画面で視聴できるBONUS VIEWにも対応している。
またSDメモリーカードスロットも本体前面下部に備え、カード内のMP3/WMA音楽ファイルやJPEG静止画を再生できる。この場合にも、後述する本機の高品位な音声/映像回路が働く。
そのほか、AVCHDを記録したBD/DVDディスクの再生や、HDCD、ピクチャーCDの再生も可能。なおAVCRECの再生には対応していない。また、DVDやCDなどに記録したDivXファイル(Ver.6対応)の再生も可能となっている。
■「2チャンネル専用SACDの基板を4個搭載したようなもの」
メカモジュールは新開発のもので、亜鉛ダイキャストメカニズムケースと2層のスチールトップカバーからなる堅牢な構造を採用。これにより制振性と静粛性を高め、読み取り精度を高めた。カバーを開けないと分からないが、メカ上部にはホログラムのように色を変える「Marantz Precision Mechanism」ロゴが配置されている。
HDMI端子は2系統装備。映像信号と音声信号を、それぞれ独立して出力できるほか、2端子から、2系統の映像と音声を同時出力することもできる。
本機はアナログ音声出力の音質を高めたことが大きな特徴として挙げられる。アナログ7.1ch音声出力ではRCA出力8端子をそれぞれ3端子/3端子/2端子の基板に分け、さらに2chアナログ専用出力として用意されたXLR端子にも独立した基板が用いられている。アナログ音声出力端子だけで計4個の基板が使われていることになる。
また、アナログ音声出力回路には同社独自の高速電圧増幅モジュール「HDAM」「HDAM-SA2」を使用し、歪みやノイズを抑え、ハイスピード化を図っている。同社エンジニアは「全チャンネルとも、すべてディスクリート設計となっている。2チャンネル専用SACDの基板を4個搭載しているようなもの」と説明する。
なおアナログ7.1ch出力端子は真鍮削り出し。またすべての音声/出力端子は金メッキ処理を施している。
DACは旭化成エレクトロニクスの216kHz/32ビット対応「AK4399」(特設ページ)を、全チャンネルに計6個搭載した。
電源部はEI型トランスではなく、大容量のトロイダルトランスを採用したことも大きな特徴。これを「SA-13S2」と同様の銅メッキシールドケースで封入し、漏洩磁束の抑制と電源トランスへの高周波ノイズの影響を低減した。さらにSA-7と同じブロックケミコンを搭載するなど、各種パーツの選定にもこだわっている。
■銅メッキ綱板シャーシや純銅削りだしインシュレーターなどで制振性を向上
筐体の制振性も高めた。シャーシは電源回路と映像回路、音声回路をそれぞれ独立させた3BOX構造とし、1.2mm厚の鋼板には同社の高級オーディオプレーヤーと同様、銅メッキ処理が施されている。さらに、底板には3.2mm厚の綱板を追加し、またシャーシ上部には2本のステーが渡されているなど、剛性の向上に注力している。
インシュレーターも純銅無垢材から削りだした、高剛性かつ比重の高いものを採用。振動抑制と騒音低減に貢献している。
なお、音質にこだわった本機はピュアダイレクト機能も装備。映像信号出力と本体ディスプレイをそれぞれON/OFFすることができ、「Video Off」「Display Off」「All Off」の3モードから選択できる。
さらにBD再生時は、HDオーディオのビットストリーム出力はもちろん、デコード出力にも対応。デコーダーにはアナログ デバイセズ社のSHARCを2基搭載している。音声ではこのほかDTS Neo:6やドルビープロロジックIIxのデコードにも対応している。
■ビデオプロセッサーには「REALTA」を採用
映像面では、ビデオプロセッサーにシリコンオプティクス社の「REALTA」を採用。高級プレーヤーなどで実績のあるデバイスで、10ビット演算でI/P変換とスケーリング処理を行うことができる。さらに、輪郭補正技術も高精度なものを搭載。ターゲットとなる画素の周辺画素も含め、合計9画素の映像データをサンプリングし、解析を行う。さらに輝度信号を色信号を同じアルゴリズムで処理するなどの工夫により、通常の輪郭補正で発生しやすいリンギングのイズを抑えることができるという。
デジタルノイズリダクション機能も搭載。同社では「DVDだけでなくBDでも高価を発揮する」と説明している。またHDMIからの1080/24p出力にも対応している。
アナログ映像出力端子はビデオ1系統、Sビデオ1系統、RCAコンポーネント1系統をそれぞれ装備。アナログデバイセズ社の297MHz/14ビット映像DACを備え、S/Nを改善するNSV(ノイズ・シェープド・ビデオ)技術も適用される。
リモコンはアルミトップのものを採用。自照式/蓄光式ボタンなどは採用していない。
【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481
本機はBDとSACDのほか、DVDビデオ/DVDオーディオ、CDの再生にも対応したユニバーサルプレーヤー。同社のBDプレーヤーとしては「BD8002」に続く第2弾モデルで、現時点で国内最高価格のBDプレーヤーとなる。
■あくまで“スーパーオーディオCD/Blu-rayプレーヤー”
ただし、本体フロントパネルを見ると「SUPER AUDIO CD/BLU-RAY PLAYER」と書かれており、その下のロゴマークもSACDが左、Blu-rayが右に配置されている。このことからも、本機のSACDの再生能力に対する自信のほどが伺える。もちろん、マルチチャンネルSACDの再生にも対応している。
デザイン面では、フロントパネルを3つにセパレートした“M-1デザイン"を採用したことが大きな特徴。同社のセパレートAVアンプ「AV8003」「MM8003」とのデザインマッチングも図っている。本体色はブラックのみ。
Blu-rayの再生では、発売当初からBD-Liveに対応。インターネット経由で追加コンテンツをダウンロードすることができる。また特典映像を子画面で視聴できるBONUS VIEWにも対応している。
またSDメモリーカードスロットも本体前面下部に備え、カード内のMP3/WMA音楽ファイルやJPEG静止画を再生できる。この場合にも、後述する本機の高品位な音声/映像回路が働く。
そのほか、AVCHDを記録したBD/DVDディスクの再生や、HDCD、ピクチャーCDの再生も可能。なおAVCRECの再生には対応していない。また、DVDやCDなどに記録したDivXファイル(Ver.6対応)の再生も可能となっている。
■「2チャンネル専用SACDの基板を4個搭載したようなもの」
メカモジュールは新開発のもので、亜鉛ダイキャストメカニズムケースと2層のスチールトップカバーからなる堅牢な構造を採用。これにより制振性と静粛性を高め、読み取り精度を高めた。カバーを開けないと分からないが、メカ上部にはホログラムのように色を変える「Marantz Precision Mechanism」ロゴが配置されている。
HDMI端子は2系統装備。映像信号と音声信号を、それぞれ独立して出力できるほか、2端子から、2系統の映像と音声を同時出力することもできる。
本機はアナログ音声出力の音質を高めたことが大きな特徴として挙げられる。アナログ7.1ch音声出力ではRCA出力8端子をそれぞれ3端子/3端子/2端子の基板に分け、さらに2chアナログ専用出力として用意されたXLR端子にも独立した基板が用いられている。アナログ音声出力端子だけで計4個の基板が使われていることになる。
また、アナログ音声出力回路には同社独自の高速電圧増幅モジュール「HDAM」「HDAM-SA2」を使用し、歪みやノイズを抑え、ハイスピード化を図っている。同社エンジニアは「全チャンネルとも、すべてディスクリート設計となっている。2チャンネル専用SACDの基板を4個搭載しているようなもの」と説明する。
なおアナログ7.1ch出力端子は真鍮削り出し。またすべての音声/出力端子は金メッキ処理を施している。
DACは旭化成エレクトロニクスの216kHz/32ビット対応「AK4399」(特設ページ)を、全チャンネルに計6個搭載した。
電源部はEI型トランスではなく、大容量のトロイダルトランスを採用したことも大きな特徴。これを「SA-13S2」と同様の銅メッキシールドケースで封入し、漏洩磁束の抑制と電源トランスへの高周波ノイズの影響を低減した。さらにSA-7と同じブロックケミコンを搭載するなど、各種パーツの選定にもこだわっている。
■銅メッキ綱板シャーシや純銅削りだしインシュレーターなどで制振性を向上
筐体の制振性も高めた。シャーシは電源回路と映像回路、音声回路をそれぞれ独立させた3BOX構造とし、1.2mm厚の鋼板には同社の高級オーディオプレーヤーと同様、銅メッキ処理が施されている。さらに、底板には3.2mm厚の綱板を追加し、またシャーシ上部には2本のステーが渡されているなど、剛性の向上に注力している。
インシュレーターも純銅無垢材から削りだした、高剛性かつ比重の高いものを採用。振動抑制と騒音低減に貢献している。
なお、音質にこだわった本機はピュアダイレクト機能も装備。映像信号出力と本体ディスプレイをそれぞれON/OFFすることができ、「Video Off」「Display Off」「All Off」の3モードから選択できる。
さらにBD再生時は、HDオーディオのビットストリーム出力はもちろん、デコード出力にも対応。デコーダーにはアナログ デバイセズ社のSHARCを2基搭載している。音声ではこのほかDTS Neo:6やドルビープロロジックIIxのデコードにも対応している。
■ビデオプロセッサーには「REALTA」を採用
映像面では、ビデオプロセッサーにシリコンオプティクス社の「REALTA」を採用。高級プレーヤーなどで実績のあるデバイスで、10ビット演算でI/P変換とスケーリング処理を行うことができる。さらに、輪郭補正技術も高精度なものを搭載。ターゲットとなる画素の周辺画素も含め、合計9画素の映像データをサンプリングし、解析を行う。さらに輝度信号を色信号を同じアルゴリズムで処理するなどの工夫により、通常の輪郭補正で発生しやすいリンギングのイズを抑えることができるという。
デジタルノイズリダクション機能も搭載。同社では「DVDだけでなくBDでも高価を発揮する」と説明している。またHDMIからの1080/24p出力にも対応している。
アナログ映像出力端子はビデオ1系統、Sビデオ1系統、RCAコンポーネント1系統をそれぞれ装備。アナログデバイセズ社の297MHz/14ビット映像DACを備え、S/Nを改善するNSV(ノイズ・シェープド・ビデオ)技術も適用される。
リモコンはアルミトップのものを採用。自照式/蓄光式ボタンなどは採用していない。
【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481
関連リンク
- ジャンルBDプレーヤー
- ブランドMARANTZ
- 型番UD9004
- 発売日2009年7月下旬
- 価格¥577,500(税込)
【SPEC】●再生可能メディア:BDビデオ、BD-R/RE、DVDビデオ/オーディオ、DVD±R/RW、SACD、CD、CD-R/RW ●対応カード:SD/SDHC/miniSD/microSD ●接続端子:HDMI×2、コンポーネント映像×1、コンポジット映像×1、S映像×1、デジタル音声(光1、同軸1)、アナログ2chバランス×1、アナログ7.1ch音声×1、コントロール端子(IN/OUT)、RS-232C端子、LAN×1 ●SN比:125dB ●全高調波歪率:0.0008% ●ダイナミックレンジ:110dB ●消費電力:80W ●外形寸法:440W×163.5H×409Dmm ●質量:19.2kg