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公開日 2009/07/23 22:55
<AES 2009>DTS、放送用サラウンド技術「DTS Neural Surround」を紹介 − 25日にはプロダクトセミナーも実施
セミナーでは当日しか視聴できないデモディスクも再生
「AES 東京コンベンション 2009」の会場にてdts Japanは、放送局向けの音声圧縮技術「DTS Neural Surround」に関する展示や、エンコーダー「DTS-HD マスター・オーディオ・スイート」の最新バージョン2.0を紹介している。
■クオリティを保持してダウンミックスできる技術「DTS Neural Surround」
DTS Neural Surroundは、昨年末にNeural AudioがDTS,Inc. 傘下に入ったことで誕生した新しい技術名称。日本国内での正式な紹介は今回のAESで初めて行われるが、技術自体は以前よりNeural Audioが保有しているもので、国外ではアメリカの公共ラジオ局である「NPR(National Public Radio)」や、「HD Radio」「XM Radio」といった衛星ラジオ局、スポーツ専門チャンネル「ESPN」等でDTS Neural Surroundの技術が採用されている。日本でも既にNHKがスポーツ中継などで使用している。
「DTS Neural Surroundの優位性は特にライブ中継で発揮され、オリジナルのものを損なわずにダウンミックスできるクオリティと、難しい操作を必要としない便利さがアメリカで評価されている」と語るのは、AESで本技術を紹介するため来日したNeural Audio CHIEF EXECUTIVE OFFICERのGeir Skaaden氏。
ライブ中継をサラウンドで放送する場合、放送局はポストプロダクションを介さず5.1chサラウンドとステレオの2種類の音声をリアルタイムに生成する必要がある。そのため5.1ch音声をメインでモニタリングし、その5.1ch音声を2chにダウンミックスするという作業を行っている。
Skaaden氏によると、「5.1chの音声を2chにダウンミックスする過程で、中継のアナウンサーの声が埋もれて聞こえづらくなるといった問題が発生してしまうことがあるが、DTS Neural Surroundではセンターの定位が残り、オリジナルのクオリティを保持したままダウンミックスを行うことができる」のだという。
AES最終日の25日にはSkaaden氏がNeural Surroundについて解説を行うプロダクトセミナーが開催される。当日はSkaaden氏が制作した本セミナーでしか視聴することのできないDTS Neural Surroundのデモディスクも再生されるという。入場は無料で、興味のある方ならば誰でも参加が可能。
<DTS Neural Surroundプロダクトセミナー>
・日時:09年7月25日(土)13時〜14時
・会場:科学技術館(東京メトロ東西線九段下駅/竹橋駅)
11号館 Room 11
・入場無料(入場受付が必要)
http://www.aes-japan.org/special/aes2009/top_ja.html
展示ブースではDTS Neural Surroundを搭載した放送局向けの機器も展示されている。
■DTS-HD マスター・オーディオ・スイートの新バージョンが登場
展示ブースで紹介されている「DTS-HD マスター・オーディオ・スイート」は、音声のエンコード、編集、ベリファイが可能なソフトウェアで、「エンコーダー」と「ストリームツールズ」「ストリムプレーヤー」の3つから構成されている。 DTS ExpressからDTS-HD Master AudioまでのDTS音声ストリームを全種類作成でき、DVDビデオからBD、DVDオーディオ、サラウンド・ミュージックCDまでの各フォーマットに対応する(詳細はこちら)。
最新のVer2.0では、Ver1.6に比べ操作性が向上し、シームレス・ブランチング機能をはじめとする新たな機能が追加された。
そのほかセカンダリー・オーディオの情報をグラフィカルに確認できるようになり操作性も向上。プライマリー・オーディオとセカンダリー・オーディオの音量バランス調整をよりスムーズに行えるようになっている。5.1ch音声を2chにダウンミックスするという作業を行っている。
■クオリティを保持してダウンミックスできる技術「DTS Neural Surround」
DTS Neural Surroundは、昨年末にNeural AudioがDTS,Inc. 傘下に入ったことで誕生した新しい技術名称。日本国内での正式な紹介は今回のAESで初めて行われるが、技術自体は以前よりNeural Audioが保有しているもので、国外ではアメリカの公共ラジオ局である「NPR(National Public Radio)」や、「HD Radio」「XM Radio」といった衛星ラジオ局、スポーツ専門チャンネル「ESPN」等でDTS Neural Surroundの技術が採用されている。日本でも既にNHKがスポーツ中継などで使用している。
「DTS Neural Surroundの優位性は特にライブ中継で発揮され、オリジナルのものを損なわずにダウンミックスできるクオリティと、難しい操作を必要としない便利さがアメリカで評価されている」と語るのは、AESで本技術を紹介するため来日したNeural Audio CHIEF EXECUTIVE OFFICERのGeir Skaaden氏。
ライブ中継をサラウンドで放送する場合、放送局はポストプロダクションを介さず5.1chサラウンドとステレオの2種類の音声をリアルタイムに生成する必要がある。そのため5.1ch音声をメインでモニタリングし、その5.1ch音声を2chにダウンミックスするという作業を行っている。
Skaaden氏によると、「5.1chの音声を2chにダウンミックスする過程で、中継のアナウンサーの声が埋もれて聞こえづらくなるといった問題が発生してしまうことがあるが、DTS Neural Surroundではセンターの定位が残り、オリジナルのクオリティを保持したままダウンミックスを行うことができる」のだという。
AES最終日の25日にはSkaaden氏がNeural Surroundについて解説を行うプロダクトセミナーが開催される。当日はSkaaden氏が制作した本セミナーでしか視聴することのできないDTS Neural Surroundのデモディスクも再生されるという。入場は無料で、興味のある方ならば誰でも参加が可能。
<DTS Neural Surroundプロダクトセミナー>
・日時:09年7月25日(土)13時〜14時
・会場:科学技術館(東京メトロ東西線九段下駅/竹橋駅)
11号館 Room 11
・入場無料(入場受付が必要)
http://www.aes-japan.org/special/aes2009/top_ja.html
展示ブースではDTS Neural Surroundを搭載した放送局向けの機器も展示されている。
■DTS-HD マスター・オーディオ・スイートの新バージョンが登場
展示ブースで紹介されている「DTS-HD マスター・オーディオ・スイート」は、音声のエンコード、編集、ベリファイが可能なソフトウェアで、「エンコーダー」と「ストリームツールズ」「ストリムプレーヤー」の3つから構成されている。 DTS ExpressからDTS-HD Master AudioまでのDTS音声ストリームを全種類作成でき、DVDビデオからBD、DVDオーディオ、サラウンド・ミュージックCDまでの各フォーマットに対応する(詳細はこちら)。
最新のVer2.0では、Ver1.6に比べ操作性が向上し、シームレス・ブランチング機能をはじめとする新たな機能が追加された。
そのほかセカンダリー・オーディオの情報をグラフィカルに確認できるようになり操作性も向上。プライマリー・オーディオとセカンダリー・オーディオの音量バランス調整をよりスムーズに行えるようになっている。5.1ch音声を2chにダウンミックスするという作業を行っている。