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公開日 2012/10/02 20:36
<CEATEC>クラリオン、世界初のポータブルフルデジタルスピーカー「ZP1」− 音源からスピーカーまで完全デジタル伝送
フルデジタルカーAVシステムも展示
クラリオン(株)は、CEATEC JAPANにて、フルデジタルスピーカー「01DRIVE」シリーズの発表会を開催。Bluetoothに対応したポータブルタイプの「ZP1」と、カーオーディオシステム「Z8/Z17F」を披露した。
「01DRIVE」シリーズは、音源からスピーカーまで完全デジタル伝送を実現した。これは世界初だという。音源のデジタル信号に11MHzのオーバーサンプリングとデジタル変調をかけ、複数のデジタル信号に変換(この際、分割する数が多いほど音が自然になるという)。これをマルチD-Classドライバー回路から出力することで、スピーカーを直接駆動するというもの。低消費電力で低電圧、かつDA変換で起こる劣化がないことを特徴としている。なおデジタル信号への変換は、Trigence SemiconductorのDnote技術を採用している。
■フルデジタル・ポータブルスピーカー「ZP1」
外形寸法192W×39H×115Dmm、質量550gのポータブルスピーカー「ZP1」が、会場で初披露された。本機はBluetooth ver 2.1+EDRに対応しており、スマートフォンなどBluetooth対応機器の音楽をワイヤレスで楽しむことができる。価格はオープンだが、24,800円前後での販売が予想される。
アルミコーン採用のスピーカーユニットを3基搭載。Dnote技術で変換された複数のデジタル信号を、デジタルのまま受け、それぞれのユニットから再生する。実用最大出力は総合4.2W。
電源はAC電源に加え、リチウムイオン電池を内蔵。約5時間の充電で、約30時間の連続使用が可能だ。さらに背面には太陽光発電パネルを備えており、こちらで3時間充電を行うと、約1時間の再生が可能となる。
USB端子を備えており、スマートフォンの充電なども行える。
■フルデジタル・カーオーディオシステム「Z8/Z17F」
こちらは9月27日に発表されていたもの。フルデジタルスピーカー対応AVナビゲーションと、17cmのコアキシャル2ウェイスピーカー2本、トゥイーター2本で構成される。価格は288,750円(税込)。別売でリアスピーカーシステム(2本1組)が73,500円(税込)でラインナップされる。発売は12月上旬。
前述のようにフルデジタル伝送〜再生が可能。コアキシャルスピーカーは、17cmPMI-BAFデュアルレイヤーコーンウーファーと2cmソフトドームトゥイーターで構成。アルミホーン型スタビライザー構造で、外部ノイズからの影響を遮断するとのこと。デジタル信号がダイレクト入力される6つのボイスコイルはユニットの正面に設置し、デザインのアクセントとした。
トゥイーターは、ブラックのソフトドームユニットにシャンパンゴールドのアルミ製筐体をデザインのアクセントにしている。
ウーファーやトゥイーター用には独立したフィルター回路を用意し、ウーファー出力によるトゥイーターへの影響を排除した。
マルチD-Classドライバー(0.93W×6ドライバー)は1チップLSIで、超高速/低消費電力駆動が可能なため、ヒートシンクが必要なく筐体の小型化を実現できたという。また、既存のハーネスを流用できるため、簡単に設置できることも特徴としている。
AVナビゲーション部は7型 VGAのタッチ操作対応TFT液晶ディスプレイを搭載。
地上デジタル放送やワンセグ放送チューナーも内蔵している。DVD VIDEO、CD/CD-R/-RW、DVD±R/±RW/ROMなどの再生にも対応。SDカードやUSBメモリに保存したMP3/WMA/AACや、USB経由でのiPod/iPhone内の音楽再生も可能だ。Bluetoothにも対応する。
「Z8/Z17F」はプリウス/プリウスα/プリウスPHV、アルファード/ヴェルファイア向けにチューニングされており、AVナビゲーション部から車種別に最適なパラメーターを選択できる。なお、今後順次他の車種向けのパラメーターも提供される予定とのことだ。
■シーリングタイプのフルデジタルスピーカーも参考出展
Bluetooth対応でワイヤレス再生が可能なこと、フルデジタルで低消費電力、高効率で余計な発熱がないことを活かした、シーリングタイプのフルデジタルスピーカーも参考出展された。発売日等は未定。
これは6つの楕円型スピーカーユニットを、L/R交互に配置。シーリングとライトの間に挟むかたちで設置する。特に工具なども必要でなく、個人で簡単に設置できるという。
【問い合わせ先】
クラリオン
お客様相談室
TEL/0120-112-140
「01DRIVE」シリーズは、音源からスピーカーまで完全デジタル伝送を実現した。これは世界初だという。音源のデジタル信号に11MHzのオーバーサンプリングとデジタル変調をかけ、複数のデジタル信号に変換(この際、分割する数が多いほど音が自然になるという)。これをマルチD-Classドライバー回路から出力することで、スピーカーを直接駆動するというもの。低消費電力で低電圧、かつDA変換で起こる劣化がないことを特徴としている。なおデジタル信号への変換は、Trigence SemiconductorのDnote技術を採用している。
■フルデジタル・ポータブルスピーカー「ZP1」
外形寸法192W×39H×115Dmm、質量550gのポータブルスピーカー「ZP1」が、会場で初披露された。本機はBluetooth ver 2.1+EDRに対応しており、スマートフォンなどBluetooth対応機器の音楽をワイヤレスで楽しむことができる。価格はオープンだが、24,800円前後での販売が予想される。
アルミコーン採用のスピーカーユニットを3基搭載。Dnote技術で変換された複数のデジタル信号を、デジタルのまま受け、それぞれのユニットから再生する。実用最大出力は総合4.2W。
電源はAC電源に加え、リチウムイオン電池を内蔵。約5時間の充電で、約30時間の連続使用が可能だ。さらに背面には太陽光発電パネルを備えており、こちらで3時間充電を行うと、約1時間の再生が可能となる。
USB端子を備えており、スマートフォンの充電なども行える。
■フルデジタル・カーオーディオシステム「Z8/Z17F」
こちらは9月27日に発表されていたもの。フルデジタルスピーカー対応AVナビゲーションと、17cmのコアキシャル2ウェイスピーカー2本、トゥイーター2本で構成される。価格は288,750円(税込)。別売でリアスピーカーシステム(2本1組)が73,500円(税込)でラインナップされる。発売は12月上旬。
前述のようにフルデジタル伝送〜再生が可能。コアキシャルスピーカーは、17cmPMI-BAFデュアルレイヤーコーンウーファーと2cmソフトドームトゥイーターで構成。アルミホーン型スタビライザー構造で、外部ノイズからの影響を遮断するとのこと。デジタル信号がダイレクト入力される6つのボイスコイルはユニットの正面に設置し、デザインのアクセントとした。
トゥイーターは、ブラックのソフトドームユニットにシャンパンゴールドのアルミ製筐体をデザインのアクセントにしている。
ウーファーやトゥイーター用には独立したフィルター回路を用意し、ウーファー出力によるトゥイーターへの影響を排除した。
マルチD-Classドライバー(0.93W×6ドライバー)は1チップLSIで、超高速/低消費電力駆動が可能なため、ヒートシンクが必要なく筐体の小型化を実現できたという。また、既存のハーネスを流用できるため、簡単に設置できることも特徴としている。
AVナビゲーション部は7型 VGAのタッチ操作対応TFT液晶ディスプレイを搭載。
地上デジタル放送やワンセグ放送チューナーも内蔵している。DVD VIDEO、CD/CD-R/-RW、DVD±R/±RW/ROMなどの再生にも対応。SDカードやUSBメモリに保存したMP3/WMA/AACや、USB経由でのiPod/iPhone内の音楽再生も可能だ。Bluetoothにも対応する。
「Z8/Z17F」はプリウス/プリウスα/プリウスPHV、アルファード/ヴェルファイア向けにチューニングされており、AVナビゲーション部から車種別に最適なパラメーターを選択できる。なお、今後順次他の車種向けのパラメーターも提供される予定とのことだ。
■シーリングタイプのフルデジタルスピーカーも参考出展
Bluetooth対応でワイヤレス再生が可能なこと、フルデジタルで低消費電力、高効率で余計な発熱がないことを活かした、シーリングタイプのフルデジタルスピーカーも参考出展された。発売日等は未定。
これは6つの楕円型スピーカーユニットを、L/R交互に配置。シーリングとライトの間に挟むかたちで設置する。特に工具なども必要でなく、個人で簡単に設置できるという。
【問い合わせ先】
クラリオン
お客様相談室
TEL/0120-112-140