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公開日 2013/09/17 12:24
ソニー、2.8MHz DSD録音に対応のPCMレコーダー「PCM-D100」
PCM-D1と同口径の15mmマイクを搭載
ソニーは同社初となるDSD録音に対応したPCMレコーダー「PCM-D100」を発売する。価格はオープンだが、100、000円前後での実売が予想される。
本機は2005年11月の発売のフラグシップPCMレコーダー「PCM-D1」(関連ニュース)、および2007年11月登場の廉価モデル「PCM-D50」(関連ニュース)の後継に位置づけられるモデル。
2.8MHzのDSD形式による録音に新対応。リニアPCMは192kHz/24bitまでの録音に対応する。対応フォーマットはPCM系がWAV、FLAC、MP3、WMA、AAC。DSDがDSF形式となる。
マイクも新開発し、PCM-D1と同等サイズとなる15mm口径マイクを搭載。感度が-31dB/Pa、固有雑音が19dBSPL(A)で、PCM-D1が感度が-32dB/Pa、固有雑音が20dBSPL(A)、PCM-D50が感度が-35dB/Pa、固有雑音が20dBSPL(A)だったのに対して、その性能を向上させた。
さらにマイクで集音する際の周波数特性も向上。100Hz以下の低音、40kHz周辺の高音についても、十分なレスポンスで録音できるという。マイクは音源に合わせて集音範囲を変えられる可動式を採用。自然な奥行き感を重視した「X-Yポジション」、広がり感重視の「ワイドステレオポジション」を選択できる。
回路構成については、リニアPCM録音専用のA/Dコンバーターに加えて、DSD録音専用のA/Dコンバーターも搭載。リニアPCMについては、さらにデジタルリミッター用のA/Dコンバーターを装備する。それぞれ1chごとにA/Dコンバーターを搭載しているので、2chで合計6基のA/Dコンバーターを搭載していることになる。
基板は入力用回路、出力用回路、記録用デジタル回路、電源回路からなる4層構造を採用。それぞれの回路に独立した電源を配置することで電流の干渉を防ぎ、ノイズの発生を抑えている。
ボリューム部には、高寿命の2軸4連ボリュームを採用。一般的なPCMレコーダーでは固定ゲインアンプ方式が多い中で、本機では可変ゲインアンプ方式を採用し、より広いダイナミックレンジに対応している。
32bitのDSD/PCM対応D/Aコンバーターを採用。DAC用LPFオペアンプ電源の平滑コンデンサーには、超低ESRの誘導性高分子コンデンサーを搭載。これにより電源変動を極小化。デジタル回路からオペアンプ電源へのノイズ混入を防止している。
AD/DAコンバーター用のマスタークロックは2系統を搭載。その制御にはFPGAを採用。マスタークロックで同期を取り、それぞれのコンバーターにクロックを分配することで、ジッターを抑制している。
ヘッドホンアンプも強化。従来通りアナログアンプを搭載しつつ、本機では0.33Fの超低インピーダンス電気2重層コンデンサーを採用。コンデンサーの大容量化、低インピーダンス化が実現したことで、安定した電源供給が可能となり、大音量へのレスポンスが強化された。
高音質録音機能も多数搭載。1chにつき2基のA/Dコンバーターを搭載することで、「デジタルリミッター」と「S/N100dBモード」を実現した。デジタルリミッターモードは、過大入力時にピークリミッター用回路への瞬時の切り替えを行い、最適なレベルに自動設定してくれる機能。PCM-D1、PCM-D50から引き続いての搭載となる。
S/N100dBモードは、前述のデジタルリミッター応用することでA/D変換時の内部ノイズを低減させる機能。ノイズの中に埋もれてしまい聴き取りづらくなる音を、原音と同じ振幅を保ちながら小さい音でのノイズを低減できる。なお、デジタルリミッターおよびにS/N100dBモードぶついては、DSD録音には非対応となる。
LR独立調整ボリュームは引き続き搭載。また、RECボリュームガード機構、RECボリューム用バックライトを新たに搭載した。また、ユーザーがカスタマイズできる「F1/F2ボタン」を採用し、頻繁に使う機能の割り当てができる。
また、ディスプレイにはモノクロ液晶を搭載。カラー液晶は電流が多くノイズ源となる可能性があるるので、本機は低電圧で動作するモノクロ液晶をあえて搭載してたとのこと。また、PCM-D50では非搭載の小型スピーカーも内蔵された。
編集機能としては、録音・再生中に区切りとなるトラックマークを打てる「トラックマーク機能」を新搭載。また、従来からの「分割」に加え、やD50では非対応だった「結合」にも対応した。フェードイン・フェードアウト機能も新たに搭載。なお、トラックマーク機能とフェードイン・フェードアウトについては、DSD録音には非対応となる。
PCM-D1用に開発されたビット拡張機能である「スーパービットマッピング」や、録音を一時停止状態にしておけば常に5秒間分の音がメモリーに保存され、RECボタンを押した際に5秒前から録音が開始できる「プリレコーディング」機能も新搭載した。
その他、録音レベル値の最大値を保持する「ピークホールド」、PCMとMP3を同時録音できる「デュアル録音」、内蔵メモリーやメモリーカードの残量がなくなった場合に自動的にもう一方のメモリーに録音先を切り替える「クロスメモリー録音」も新たに採用した。
再生機能も強化。2倍、4倍のアップサンプリング再生(最大192kHz)は本機からの対応。エフェクト機能、デジタルピッチコントロール機能に加え、キーコントロール機能を新搭載した。
付属アプリケーションソフトとして、Windows用の「Sound Forge Audio Studio 10LE」が搭載する。DSDの編集には非対応となる。
付属品としてリモコンとその受信ユニットが同梱。さらに、ウィンドスクリーン、キャリングポーチが付属する。
内蔵メモリーは32GB。SDカード/Memoty Stickスロットを搭載し、フルサイズのSDカードも使用できる。対応メモリーカードはMemory Stick Pro Duo、Memory Stick Pro-HG Duo(〜16GB)、SD/SDHC/SDXCカードとなる。
本機は2005年11月の発売のフラグシップPCMレコーダー「PCM-D1」(関連ニュース)、および2007年11月登場の廉価モデル「PCM-D50」(関連ニュース)の後継に位置づけられるモデル。
2.8MHzのDSD形式による録音に新対応。リニアPCMは192kHz/24bitまでの録音に対応する。対応フォーマットはPCM系がWAV、FLAC、MP3、WMA、AAC。DSDがDSF形式となる。
マイクも新開発し、PCM-D1と同等サイズとなる15mm口径マイクを搭載。感度が-31dB/Pa、固有雑音が19dBSPL(A)で、PCM-D1が感度が-32dB/Pa、固有雑音が20dBSPL(A)、PCM-D50が感度が-35dB/Pa、固有雑音が20dBSPL(A)だったのに対して、その性能を向上させた。
さらにマイクで集音する際の周波数特性も向上。100Hz以下の低音、40kHz周辺の高音についても、十分なレスポンスで録音できるという。マイクは音源に合わせて集音範囲を変えられる可動式を採用。自然な奥行き感を重視した「X-Yポジション」、広がり感重視の「ワイドステレオポジション」を選択できる。
回路構成については、リニアPCM録音専用のA/Dコンバーターに加えて、DSD録音専用のA/Dコンバーターも搭載。リニアPCMについては、さらにデジタルリミッター用のA/Dコンバーターを装備する。それぞれ1chごとにA/Dコンバーターを搭載しているので、2chで合計6基のA/Dコンバーターを搭載していることになる。
基板は入力用回路、出力用回路、記録用デジタル回路、電源回路からなる4層構造を採用。それぞれの回路に独立した電源を配置することで電流の干渉を防ぎ、ノイズの発生を抑えている。
ボリューム部には、高寿命の2軸4連ボリュームを採用。一般的なPCMレコーダーでは固定ゲインアンプ方式が多い中で、本機では可変ゲインアンプ方式を採用し、より広いダイナミックレンジに対応している。
32bitのDSD/PCM対応D/Aコンバーターを採用。DAC用LPFオペアンプ電源の平滑コンデンサーには、超低ESRの誘導性高分子コンデンサーを搭載。これにより電源変動を極小化。デジタル回路からオペアンプ電源へのノイズ混入を防止している。
AD/DAコンバーター用のマスタークロックは2系統を搭載。その制御にはFPGAを採用。マスタークロックで同期を取り、それぞれのコンバーターにクロックを分配することで、ジッターを抑制している。
ヘッドホンアンプも強化。従来通りアナログアンプを搭載しつつ、本機では0.33Fの超低インピーダンス電気2重層コンデンサーを採用。コンデンサーの大容量化、低インピーダンス化が実現したことで、安定した電源供給が可能となり、大音量へのレスポンスが強化された。
高音質録音機能も多数搭載。1chにつき2基のA/Dコンバーターを搭載することで、「デジタルリミッター」と「S/N100dBモード」を実現した。デジタルリミッターモードは、過大入力時にピークリミッター用回路への瞬時の切り替えを行い、最適なレベルに自動設定してくれる機能。PCM-D1、PCM-D50から引き続いての搭載となる。
S/N100dBモードは、前述のデジタルリミッター応用することでA/D変換時の内部ノイズを低減させる機能。ノイズの中に埋もれてしまい聴き取りづらくなる音を、原音と同じ振幅を保ちながら小さい音でのノイズを低減できる。なお、デジタルリミッターおよびにS/N100dBモードぶついては、DSD録音には非対応となる。
LR独立調整ボリュームは引き続き搭載。また、RECボリュームガード機構、RECボリューム用バックライトを新たに搭載した。また、ユーザーがカスタマイズできる「F1/F2ボタン」を採用し、頻繁に使う機能の割り当てができる。
また、ディスプレイにはモノクロ液晶を搭載。カラー液晶は電流が多くノイズ源となる可能性があるるので、本機は低電圧で動作するモノクロ液晶をあえて搭載してたとのこと。また、PCM-D50では非搭載の小型スピーカーも内蔵された。
編集機能としては、録音・再生中に区切りとなるトラックマークを打てる「トラックマーク機能」を新搭載。また、従来からの「分割」に加え、やD50では非対応だった「結合」にも対応した。フェードイン・フェードアウト機能も新たに搭載。なお、トラックマーク機能とフェードイン・フェードアウトについては、DSD録音には非対応となる。
PCM-D1用に開発されたビット拡張機能である「スーパービットマッピング」や、録音を一時停止状態にしておけば常に5秒間分の音がメモリーに保存され、RECボタンを押した際に5秒前から録音が開始できる「プリレコーディング」機能も新搭載した。
その他、録音レベル値の最大値を保持する「ピークホールド」、PCMとMP3を同時録音できる「デュアル録音」、内蔵メモリーやメモリーカードの残量がなくなった場合に自動的にもう一方のメモリーに録音先を切り替える「クロスメモリー録音」も新たに採用した。
再生機能も強化。2倍、4倍のアップサンプリング再生(最大192kHz)は本機からの対応。エフェクト機能、デジタルピッチコントロール機能に加え、キーコントロール機能を新搭載した。
付属アプリケーションソフトとして、Windows用の「Sound Forge Audio Studio 10LE」が搭載する。DSDの編集には非対応となる。
付属品としてリモコンとその受信ユニットが同梱。さらに、ウィンドスクリーン、キャリングポーチが付属する。
内蔵メモリーは32GB。SDカード/Memoty Stickスロットを搭載し、フルサイズのSDカードも使用できる。対応メモリーカードはMemory Stick Pro Duo、Memory Stick Pro-HG Duo(〜16GB)、SD/SDHC/SDXCカードとなる。