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公開日 2015/03/17 19:20
8K映像もハイレゾも充電も1本で伝送、「superMHL」準拠のチップセットが登場
MHLコンソーシアムとSilicon Imageは、最新規格「superMHL」に準拠したチップセット「Sil9779」を披露。規格の詳細や、導入事例の紹介を行った。MHLプレジデントのロブ・トバイアス氏らが登壇した。
MHL(Mobile High-definition Link)は、Silicon Image社が開発しノキア、サムスン、ソニー、東芝が協力して規格化したもので、モバイル機器のmicroUSB端子から、映像や音声、制御信号などをテレビ等のHDMI端子搭載機器に1本で伝送することが可能。2011年に最初の規格「MHL 1」に対応した製品が登場されて以来、ここ数年で対応機器が増加しており、スマートフォンやテレビ、BDプレーヤー、車載機器など多岐にわたるジャンルで累計7億5,000万台超にのぼるという。
最新規格「superMHL」(関連ニュース)は最大8K/120p映像、BT.2020色域、HDR(ハイダイナミックレンジ)、最大48bitまでの色深度情報、オブジェクト音声(ドルビーアトモス、dts:X)などの各種信号を、ケーブル1本で伝送することができる。もちろん電力供給も可能。コンテンツ保護技術はHDCP2.2に対応する。
端子部は32ピンで、リバーシブル仕様。過去に発表されたMHL1/2/3との下位互換性も備えている。過去規格との違いは、伝送できる最大解像度が8K/120p映像になったことを筆頭に、HDRに対応した点、他機器連携の自由度が更に上がった点、充電が40W対応になり、タブレット等の機器も高速充電できるようになった点などが挙げられる。
またmicroUSBに加え、USB Type-C端子やDisplayPort端子でもMHLの機能を実装できる代替モード「MHL Alt Mode」も用意している。
USB typeC/microUSB端子やHDMI端子、DisplayPort端子を使ってMHLの機能を使えるとなると、MHLさえあれば他の端子は要らないのでは? という質問が投げかけられたが、トバイアス氏は「MHLとDisplayPortには互換性はない。USB typeCはUSB 3.1規格をサポートしつつ、オルタネートにMHLやDisplayPortに対応しているかたち」と回答していた。
またトバイアス氏は、特に日本では2020年東京五輪に関連して8K化のステップが早いと見られることや、バッテリー容量の大きいモバイル機器が増加していること、ハイレゾや新サラウンド技術などが登場していることなどを例に挙げ、それらをサポートできる「superMHL」をアピールした。
本日披露された新チップセット「Sil9779」は、superMHL入力を1ポート、HDMI2.0入力を3ポート用意。出力はsuperMHLを1ポート備えている。会場では4K映像をHDMI端子搭載テレビに伝送するデモや、USB type C端子搭載スマホとテレビを接続したデモなどが行われていた。
なお本日、ライターの山本 敦氏がトバイアス氏にインタビュー。その模様は後ほど改めてご紹介する。
MHL(Mobile High-definition Link)は、Silicon Image社が開発しノキア、サムスン、ソニー、東芝が協力して規格化したもので、モバイル機器のmicroUSB端子から、映像や音声、制御信号などをテレビ等のHDMI端子搭載機器に1本で伝送することが可能。2011年に最初の規格「MHL 1」に対応した製品が登場されて以来、ここ数年で対応機器が増加しており、スマートフォンやテレビ、BDプレーヤー、車載機器など多岐にわたるジャンルで累計7億5,000万台超にのぼるという。
最新規格「superMHL」(関連ニュース)は最大8K/120p映像、BT.2020色域、HDR(ハイダイナミックレンジ)、最大48bitまでの色深度情報、オブジェクト音声(ドルビーアトモス、dts:X)などの各種信号を、ケーブル1本で伝送することができる。もちろん電力供給も可能。コンテンツ保護技術はHDCP2.2に対応する。
端子部は32ピンで、リバーシブル仕様。過去に発表されたMHL1/2/3との下位互換性も備えている。過去規格との違いは、伝送できる最大解像度が8K/120p映像になったことを筆頭に、HDRに対応した点、他機器連携の自由度が更に上がった点、充電が40W対応になり、タブレット等の機器も高速充電できるようになった点などが挙げられる。
またmicroUSBに加え、USB Type-C端子やDisplayPort端子でもMHLの機能を実装できる代替モード「MHL Alt Mode」も用意している。
USB typeC/microUSB端子やHDMI端子、DisplayPort端子を使ってMHLの機能を使えるとなると、MHLさえあれば他の端子は要らないのでは? という質問が投げかけられたが、トバイアス氏は「MHLとDisplayPortには互換性はない。USB typeCはUSB 3.1規格をサポートしつつ、オルタネートにMHLやDisplayPortに対応しているかたち」と回答していた。
またトバイアス氏は、特に日本では2020年東京五輪に関連して8K化のステップが早いと見られることや、バッテリー容量の大きいモバイル機器が増加していること、ハイレゾや新サラウンド技術などが登場していることなどを例に挙げ、それらをサポートできる「superMHL」をアピールした。
本日披露された新チップセット「Sil9779」は、superMHL入力を1ポート、HDMI2.0入力を3ポート用意。出力はsuperMHLを1ポート備えている。会場では4K映像をHDMI端子搭載テレビに伝送するデモや、USB type C端子搭載スマホとテレビを接続したデモなどが行われていた。
なお本日、ライターの山本 敦氏がトバイアス氏にインタビュー。その模様は後ほど改めてご紹介する。