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公開日 2019/12/04 20:18
HP、世界最小の13インチコンバーチブルPC「Spectre x360 13」。「ENVY x360」木材使用モデルも発表
ENVYはホワイトカラーモデルも
日本HPは、個人向け2in1コンバーチブルPCのプレミアムモデルとして「HP Spectre x360 13」と「HP ENVY x360 13 Wood Edition」「HP ENVY x360 15 Wood Edition」の2機種3モデルを発表。本日12月4日から発売を開始した。
・「HP Spectre x360 13」13.3インチ/直販価格139,800円(税抜)から
・「HP ENVY x360 13 Wood Edition」13.3インチ/直販価格92,800円(税抜)から
・「HP ENVY x360 15 Wood Edition」15.6インチ/直販価格122,800円(税抜)から
HP Spectre x360 13は、従来モデルから奥行きを約22.5mm削減したことで接地面積を約13%小型化。11インチノートPC同等のサイズを実現したとしており、世界最小13インチを謳っている。
画面比率は約90%。タッチディスプレイには4K有機EL、フルHD IPSパネルが選択可能。いずれにも光沢を持ちながらも反射を防ぎ、高い視認性を実現するというアンチリフレクションコーティングを施している。
ボディにはCNC削り出しのアルミニウムを採用し、エッジ部は美しい面取りで宝石のようなデザインとしたエメラルド・カット加工を施す。右コーナー部にはUSB-Cポート、左コーナーには電源ボタンを配置する。
ディスプレイ上には2.2mmの小型IRウェブカメラを搭載、筐体側面にはカメラのON/OFFが行える物理キーも配置している。またLED搭載キーボードにはマイクミュートボタンを新たに備え、ワンタッチでマイクのON/OFFも可能となった。
本体カラーにはアッシュブラックと、キーカラーとして新たに採用したというポセイドンブルーの2色をラインナップする。また天面加圧試験は500kgfをクリアした高い耐久性も備える。
第10世代のインテルCore i5-1035G4プロセッサー、およびインテルCore i7-1065G7プロセッサーが選択可能。プロセッサー内にはIris Graphicsも内蔵され、従来モデルからの大幅な性能向上を図っている。メモリは8GB/16GB、SSDは256GB/512GB/1TB。
またインテルWi-Fi6(802.11ax)、4x4 Gigabit LTE対応により、Cat9 2x2と比較して約122%の高速化を実現。Bluetooth 5.0にも対応、PC用Alexaにも対応する。なおWWANモデルには最大3ヶ月無償利用できるSIMカード(毎月7GB)が同梱される。
Bang & Olufsenデュアルスピーカーを内蔵するほか、バッテリーも強化され、最大22時間の連続駆動が可能となっている。セキュリティー面ではWindows Hello対応で、さらに内蔵型プライバシーフィルター機能も2020年早春より提供予定。プライバシーフィルターは左右から画面が見えにくくなる機能で、従来は横から見ると画面が白く見えるようになっていたが、新機能では黒に変更される。
端子類はUSB3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応)、ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1を搭載。Spectreアクティブペンも同梱する。外形寸法は約307W×16(最薄部)- 18.5(最厚部)H×194.5Dmm、質量は最大約1.25kg。
HP ENVY x360 13 Wood Edition、HP ENVY x360 15 Wood Editionは、パームレストおよびタッチパッド部分に木材を採用したモデル。ウォールナット材を0.4mmの薄さに加工することで、高精度な応答性を保ちながら木の触り心地を実現している。
また、アニオン電着塗装によりセラミックの手触りとカラーを再現しつつ、汚れや傷にも強い耐久性を両立したホワイトカラーモデル「HP ENVY x360 セラミックホワイト」も発売した(直販価格89,800円/税抜から)。
Wood Editionで用いる木材の選定には持続的に供給できることも考慮し、ウォールナットを採用。表面にはナノコーティングとUVコーティングが施され、傷や汚れにも強い耐久性も備える。
いずれもフルHD IPSタッチディスプレイを採用。本体カラーはナイトフォールブラックで、筐体素材はアルミニウム合金。折り紙をモチーフにしたというシャープでモダンなデザインを採用している。
スピーカーはBang & Olufsenによるチューニングで、13インチモデルではキーボード面の上部と底面に2基ずつ、合計4基のユニットが内蔵。15インチモデルはデュアルスピーカーとなる。
HP ENVY x360 13 Wood Editionは、CPUに第二世代AMD Ryzenモバイルプロセッサーを採用、AMD Ryzen 3 3300U/5 3500U/7 3700Uから選択できる。グラフィックスにもAMD Radeonを採用することで処理能力の強化を図っている。メモリは8GB/16GB、SSDは256G/512GBから選択可能。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは4.2に対応する。
端子はUSB Type-C 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1を装備。連続駆動は最大14時間。外形寸法は約306W×14.5(最薄部)-16.0(最厚部)H×212Dmm、質量は約1.28kg。
HP ENVY x360 15 Wood EditionyはCPUにインテルCore i5-10210Uプロセッサー、もしくはインテルCore i7-10510Uプロセッサーを搭載。メモリは8GB/16GB、SSDは512GB。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは5.0に対応する。外形寸法は約 359W×17(最薄部)- 18(最厚部)H×245mm、質量は約1.98kg。
同社は東京銀座のバーニーズニューヨークにて製品発表会を開催。日本HP 専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括の九嶋俊一氏、HP Inc. パーソナルシステムズ デザイン部門グローバル責任者のステイシー・ウルフ氏らが登壇し、製品説明を行った。
九嶋氏はまず同社の現状について、「2015年の分社化以降、デザインやセキュリティーなどを強化することで成長を図ってきた。2019年はPC市場も盛り上がりを見せており、HPでは17四半期連続で大きく成長している」と事業の好調をアピール。
個人向けも8四半期連続で成長率を上げており、なかでもプレミアムモデルのSpectre/ENVYシリーズは需要が高いという。九嶋氏は「デザインによる効果が高い」としており、背景には「ミレニアル世代やZ世代といった若いユーザーのPC利用が増加している」ことがあるという。
「若年層のユーザーはスマホネイティブな世代。彼らにとってYouTuberのように動画を作成したり、またNetflixなどの動画配信サービスの視聴において、スマホの小さな画面で行うよりもPCの方が良いという感覚が増えている。そうしたユースケースが支えとなって、PC利用が息を吹き返してきている」と説明。特に動画作成などクリエイティブな用途で使うユーザーにとってはデザイン性も重要であるとし、今回の発表モデルではデザイン面にも大きく注力して開発が行われたとのこと。
ステイシー・ウルフ氏は、「HPは80年の歴史の中で様々な革新をPCで実現してきた。デザインにおいても同じく、実績を重ねてきている」と強調。デザインは製品の差別化を図る重要な部分であるとし、「利便性を確保しながら美しい外観を両立する。エンドユーザーのことを考えて、デザインをクリエイションしている」とコンセプトを語った。
なお今回発表されたモデルはいずれも、タブレット使用も可能なコンバーチブルPC。同製品の拡充については、「毎月行うユーザーアンケートの結果から、購入時にはさほど期待していなかったものの、使い始めると満足度が高いという回答が多いのがコンバーチプルタイプ」であるとし、マウスなしでタッチ操作ができる点も子供でも使いやすいと好評だそう。「生活と共にPCの使い方も変わってきており、需要が高まっていることもあってラインナップを充実させている」と説明した。
会場となったバーニーズニューヨークのクリエイティブディレクター、谷口勝彦氏も登場。2020年1月7日から銀座店にて、今回発表されたモデルを用いたウィンドウディスプレイを実施することが発表された。PCからインスピレーションを受け、金属と木材を組み合わせた展示になるとのこと。なお製品販売は行われないが、3Fにあるカフェでは2020年1月14日から19日までの期間で体験スペースも設置される。
・「HP Spectre x360 13」13.3インチ/直販価格139,800円(税抜)から
・「HP ENVY x360 13 Wood Edition」13.3インチ/直販価格92,800円(税抜)から
・「HP ENVY x360 15 Wood Edition」15.6インチ/直販価格122,800円(税抜)から
HP Spectre x360 13は、従来モデルから奥行きを約22.5mm削減したことで接地面積を約13%小型化。11インチノートPC同等のサイズを実現したとしており、世界最小13インチを謳っている。
画面比率は約90%。タッチディスプレイには4K有機EL、フルHD IPSパネルが選択可能。いずれにも光沢を持ちながらも反射を防ぎ、高い視認性を実現するというアンチリフレクションコーティングを施している。
ボディにはCNC削り出しのアルミニウムを採用し、エッジ部は美しい面取りで宝石のようなデザインとしたエメラルド・カット加工を施す。右コーナー部にはUSB-Cポート、左コーナーには電源ボタンを配置する。
ディスプレイ上には2.2mmの小型IRウェブカメラを搭載、筐体側面にはカメラのON/OFFが行える物理キーも配置している。またLED搭載キーボードにはマイクミュートボタンを新たに備え、ワンタッチでマイクのON/OFFも可能となった。
本体カラーにはアッシュブラックと、キーカラーとして新たに採用したというポセイドンブルーの2色をラインナップする。また天面加圧試験は500kgfをクリアした高い耐久性も備える。
第10世代のインテルCore i5-1035G4プロセッサー、およびインテルCore i7-1065G7プロセッサーが選択可能。プロセッサー内にはIris Graphicsも内蔵され、従来モデルからの大幅な性能向上を図っている。メモリは8GB/16GB、SSDは256GB/512GB/1TB。
またインテルWi-Fi6(802.11ax)、4x4 Gigabit LTE対応により、Cat9 2x2と比較して約122%の高速化を実現。Bluetooth 5.0にも対応、PC用Alexaにも対応する。なおWWANモデルには最大3ヶ月無償利用できるSIMカード(毎月7GB)が同梱される。
Bang & Olufsenデュアルスピーカーを内蔵するほか、バッテリーも強化され、最大22時間の連続駆動が可能となっている。セキュリティー面ではWindows Hello対応で、さらに内蔵型プライバシーフィルター機能も2020年早春より提供予定。プライバシーフィルターは左右から画面が見えにくくなる機能で、従来は横から見ると画面が白く見えるようになっていたが、新機能では黒に変更される。
端子類はUSB3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2×2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応)、ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1を搭載。Spectreアクティブペンも同梱する。外形寸法は約307W×16(最薄部)- 18.5(最厚部)H×194.5Dmm、質量は最大約1.25kg。
HP ENVY x360 13 Wood Edition、HP ENVY x360 15 Wood Editionは、パームレストおよびタッチパッド部分に木材を採用したモデル。ウォールナット材を0.4mmの薄さに加工することで、高精度な応答性を保ちながら木の触り心地を実現している。
また、アニオン電着塗装によりセラミックの手触りとカラーを再現しつつ、汚れや傷にも強い耐久性を両立したホワイトカラーモデル「HP ENVY x360 セラミックホワイト」も発売した(直販価格89,800円/税抜から)。
Wood Editionで用いる木材の選定には持続的に供給できることも考慮し、ウォールナットを採用。表面にはナノコーティングとUVコーティングが施され、傷や汚れにも強い耐久性も備える。
いずれもフルHD IPSタッチディスプレイを採用。本体カラーはナイトフォールブラックで、筐体素材はアルミニウム合金。折り紙をモチーフにしたというシャープでモダンなデザインを採用している。
スピーカーはBang & Olufsenによるチューニングで、13インチモデルではキーボード面の上部と底面に2基ずつ、合計4基のユニットが内蔵。15インチモデルはデュアルスピーカーとなる。
HP ENVY x360 13 Wood Editionは、CPUに第二世代AMD Ryzenモバイルプロセッサーを採用、AMD Ryzen 3 3300U/5 3500U/7 3700Uから選択できる。グラフィックスにもAMD Radeonを採用することで処理能力の強化を図っている。メモリは8GB/16GB、SSDは256G/512GBから選択可能。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは4.2に対応する。
端子はUSB Type-C 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1を装備。連続駆動は最大14時間。外形寸法は約306W×14.5(最薄部)-16.0(最厚部)H×212Dmm、質量は約1.28kg。
HP ENVY x360 15 Wood EditionyはCPUにインテルCore i5-10210Uプロセッサー、もしくはインテルCore i7-10510Uプロセッサーを搭載。メモリは8GB/16GB、SSDは512GB。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは5.0に対応する。外形寸法は約 359W×17(最薄部)- 18(最厚部)H×245mm、質量は約1.98kg。
同社は東京銀座のバーニーズニューヨークにて製品発表会を開催。日本HP 専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括の九嶋俊一氏、HP Inc. パーソナルシステムズ デザイン部門グローバル責任者のステイシー・ウルフ氏らが登壇し、製品説明を行った。
九嶋氏はまず同社の現状について、「2015年の分社化以降、デザインやセキュリティーなどを強化することで成長を図ってきた。2019年はPC市場も盛り上がりを見せており、HPでは17四半期連続で大きく成長している」と事業の好調をアピール。
個人向けも8四半期連続で成長率を上げており、なかでもプレミアムモデルのSpectre/ENVYシリーズは需要が高いという。九嶋氏は「デザインによる効果が高い」としており、背景には「ミレニアル世代やZ世代といった若いユーザーのPC利用が増加している」ことがあるという。
「若年層のユーザーはスマホネイティブな世代。彼らにとってYouTuberのように動画を作成したり、またNetflixなどの動画配信サービスの視聴において、スマホの小さな画面で行うよりもPCの方が良いという感覚が増えている。そうしたユースケースが支えとなって、PC利用が息を吹き返してきている」と説明。特に動画作成などクリエイティブな用途で使うユーザーにとってはデザイン性も重要であるとし、今回の発表モデルではデザイン面にも大きく注力して開発が行われたとのこと。
ステイシー・ウルフ氏は、「HPは80年の歴史の中で様々な革新をPCで実現してきた。デザインにおいても同じく、実績を重ねてきている」と強調。デザインは製品の差別化を図る重要な部分であるとし、「利便性を確保しながら美しい外観を両立する。エンドユーザーのことを考えて、デザインをクリエイションしている」とコンセプトを語った。
なお今回発表されたモデルはいずれも、タブレット使用も可能なコンバーチブルPC。同製品の拡充については、「毎月行うユーザーアンケートの結果から、購入時にはさほど期待していなかったものの、使い始めると満足度が高いという回答が多いのがコンバーチプルタイプ」であるとし、マウスなしでタッチ操作ができる点も子供でも使いやすいと好評だそう。「生活と共にPCの使い方も変わってきており、需要が高まっていることもあってラインナップを充実させている」と説明した。
会場となったバーニーズニューヨークのクリエイティブディレクター、谷口勝彦氏も登場。2020年1月7日から銀座店にて、今回発表されたモデルを用いたウィンドウディスプレイを実施することが発表された。PCからインスピレーションを受け、金属と木材を組み合わせた展示になるとのこと。なお製品販売は行われないが、3Fにあるカフェでは2020年1月14日から19日までの期間で体験スペースも設置される。