公開日 2011/11/11 19:40
「見る」と「撮る」が高次元で融合 − ソニーの録画双眼鏡「DEV-3」を試す
一条真人の体当たり実験室
ついにソニーからデジタル録画双眼鏡が登場した。映像を見るだけでなく、AVCHD 3Dで録画することもできるという画期的な製品だ。今回は、このデジタル双眼鏡の市販モデル「DEV-3」を試してみた。(編集部より:前回の動画レポートはこちら)
■外観と基本的な操作をチェックする
まずは外観から紹介しよう。レンズは3D撮影対応ということで、当然、2眼レンズだ。2つのレンズの距離は同社の3Dビデオカメラと同程度になっている。
ダイレクトにレンズに触れないように周囲にガードがあるが、レンズカバーがないため、持ち歩き時には少々不安がある。ちなみに業務用モデルであるDEV-5には透明なレンズカバーが付属しており、DEV-3でもぜひ標準付属にして欲しいところだ。
双眼鏡なので後部ファインダーも2眼なわけだが、レンズ間の間隔はユーザーが自分の眼の幅にあわせて調節できる。これはファインダー中央のレバーを引いて回転させるだけで行え、実に手軽だ。複数人で使うときに便利だろう。また、それぞれのファインダーに視度調節ダイヤルがあり、視度を調節できる。
前面上部にはマイクがあるのは通常のビデオカメラと変わらないが、これは映像撮影デバイスとして最適な位置を検討した結果だろう。
普通のビデオカメラデバイスと異なるのは、上面後部右に「Finder」ボタンを備えることだ。これは表示を2D/3Dに切り替えるためのもの。気を付けなければならないのは、これはあくまでファインダーでの表示を切り替えるボタンであるということ。ビデオ撮影動画の2D、3D切り替えはメニューで設定しなければならない。
設定メニューは、上部左側のカーソルと決定ボタンで操作する。このメニューではビデオカメラ同様、撮影モード、日付などを設定できるが、DEV-3は液晶ディスプレイがないため、双眼鏡をのぞき込みながら設定操作することになる。
普通のビデオカメラとやや使い勝手が異なるのが撮影ボタンだ。DEV-3では上面左右に撮影開始・停止のためのボタンがある。普通にファインダーをのぞき込んでいるときのホールド状態では、左の撮影ボタンは実に自然に指が届く位置にあるのだが、右のボタンはやや事情が異なる。
右側にはビデオの撮影ボタンに加え静止画像の撮影ボタンがあり、右手の指がホールド状態からもっとも自然に届く位置に配置されている。この関係上、ビデオ撮影ボタンはやや意識しないと指が届かない位置にある。そのため、今回の撮影では主に左手でビデオ撮影の開始、停止を操作した。このあたりのレイアウトは今後、洗練されていくのかも知れない。なおズームレバーはビデオカメラ的に右の撮影ボタンの前あたりに配置されており、操作しやすい。
ちなみに裏照射CMOSのおかげで肉眼ではよく見えないような薄暗いところでも、より明るく見える。これは色々な用途に使えるのではないだろうか。
撮影した動画や静止画像は記録する際だが、DEV-3は内蔵メモリーを搭載していないため、SDメモリーカード(クラス4以上推奨)あるいはメモリースティックを用意する必要がある。最近のSDメモリーカードは32GBでも4,000円を切るものもあるから、3D動画撮影時のデータ量を考えると、できるだけ大容量なメモリーを用意しておくことをおすすめしたい。
取り回しとしては、見かけはヘビー級だが、実際に手に取ると意外に軽く扱いやすい。ボディの表面にあまり手がかかるところがなく、単体で振り回していると手が滑りそうで怖いのでストラップは必需品と言える。
また、HDMI端子も備えているため、録画した動画はテレビにダイレクトに接続して表示することもできるし、メモリカード経由でレコーダーやパソコンに取り込むことができる。
■外観と基本的な操作をチェックする
まずは外観から紹介しよう。レンズは3D撮影対応ということで、当然、2眼レンズだ。2つのレンズの距離は同社の3Dビデオカメラと同程度になっている。
ダイレクトにレンズに触れないように周囲にガードがあるが、レンズカバーがないため、持ち歩き時には少々不安がある。ちなみに業務用モデルであるDEV-5には透明なレンズカバーが付属しており、DEV-3でもぜひ標準付属にして欲しいところだ。
双眼鏡なので後部ファインダーも2眼なわけだが、レンズ間の間隔はユーザーが自分の眼の幅にあわせて調節できる。これはファインダー中央のレバーを引いて回転させるだけで行え、実に手軽だ。複数人で使うときに便利だろう。また、それぞれのファインダーに視度調節ダイヤルがあり、視度を調節できる。
前面上部にはマイクがあるのは通常のビデオカメラと変わらないが、これは映像撮影デバイスとして最適な位置を検討した結果だろう。
普通のビデオカメラデバイスと異なるのは、上面後部右に「Finder」ボタンを備えることだ。これは表示を2D/3Dに切り替えるためのもの。気を付けなければならないのは、これはあくまでファインダーでの表示を切り替えるボタンであるということ。ビデオ撮影動画の2D、3D切り替えはメニューで設定しなければならない。
設定メニューは、上部左側のカーソルと決定ボタンで操作する。このメニューではビデオカメラ同様、撮影モード、日付などを設定できるが、DEV-3は液晶ディスプレイがないため、双眼鏡をのぞき込みながら設定操作することになる。
普通のビデオカメラとやや使い勝手が異なるのが撮影ボタンだ。DEV-3では上面左右に撮影開始・停止のためのボタンがある。普通にファインダーをのぞき込んでいるときのホールド状態では、左の撮影ボタンは実に自然に指が届く位置にあるのだが、右のボタンはやや事情が異なる。
右側にはビデオの撮影ボタンに加え静止画像の撮影ボタンがあり、右手の指がホールド状態からもっとも自然に届く位置に配置されている。この関係上、ビデオ撮影ボタンはやや意識しないと指が届かない位置にある。そのため、今回の撮影では主に左手でビデオ撮影の開始、停止を操作した。このあたりのレイアウトは今後、洗練されていくのかも知れない。なおズームレバーはビデオカメラ的に右の撮影ボタンの前あたりに配置されており、操作しやすい。
ちなみに裏照射CMOSのおかげで肉眼ではよく見えないような薄暗いところでも、より明るく見える。これは色々な用途に使えるのではないだろうか。
撮影した動画や静止画像は記録する際だが、DEV-3は内蔵メモリーを搭載していないため、SDメモリーカード(クラス4以上推奨)あるいはメモリースティックを用意する必要がある。最近のSDメモリーカードは32GBでも4,000円を切るものもあるから、3D動画撮影時のデータ量を考えると、できるだけ大容量なメモリーを用意しておくことをおすすめしたい。
取り回しとしては、見かけはヘビー級だが、実際に手に取ると意外に軽く扱いやすい。ボディの表面にあまり手がかかるところがなく、単体で振り回していると手が滑りそうで怖いのでストラップは必需品と言える。
また、HDMI端子も備えているため、録画した動画はテレビにダイレクトに接続して表示することもできるし、メモリカード経由でレコーダーやパソコンに取り込むことができる。