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公開日 2013/09/27 10:00

4K時代のベストシーティング − “4K視聴に相応しい椅子・ソファ”の条件とは

条件をすべてクリアしたのはストレスレスチェア
鴻池賢三
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大画面テレビの4K化が著しく進展し、今年は4K元年とも言われているが、こうした中で、現在発売中の『ホームシアターファイル』誌では「4K時代のベストシーティング」と題して、鴻池賢三氏が4K時代に相応しい椅子・ソファの条件を出している。ここでは、その記事の抄録を掲載したい。


現行のフルHDを超える超高精細な4Kの普及が進んでいるが、4K映像で視聴者の没入感が最も得られる視聴距離は、画面の高さ(H)の1.5倍とされる。これは画素の粗が目立たない最短視距離としてNHK技術研究所が推奨する「1.5H」という基準を満たしつつ、映像が視野を最も広く覆う位置でもある。フルHDの最適視聴距離は3Hだったが、4Kではその半分となる。120インチのスクリーンの場合、高さは約150cmだから視聴距離は約225cmとなる。かなりスクリーンに近づくことがわかるだろう。

超高精細な4Kディスプレイでは、臨場感あふれるシーティングポジションは画面の高さ(H)×1.5と、フルHDの3Hに比べて半分の距離となる

一方、シーティングにまつわる基準としては、目の高さの水平線(目線)からスクリーン中央までの仰角も存在する。アメリカの映画館協会では、首の疲れを考慮して、標準的な座席に着座した際の仰角は15度以内を推奨している。ホームTHXのガイドラインもこれにならうのだが、気になるのが4K時代のベストな視聴姿勢である。

THXでは、目の高さの水平ラインを基準に、スクリーンの中心部までの仰角が15度以内となるように推奨。アメリカの映画業界でもこれを基準にする

4KはフルHDに比べて視聴距離が半分になるため、スクリーンの高さが同じままだと、目線からスクリーン中心部までの仰角が大きく開くことになる。高く見上げることになるので、シーティングを再検討する必要がある。座面の高い椅子を選ぶ手もあるが、姿勢が安定せず、リラックスには程遠い。ベストな答えは、ソファの背もたれを倒し、首に負担を掛けないで目線の水平ライン自体を上向きにするとよい。

4KではフルHDに比べて、視聴距離が半分となり、目の高さの水平ラインからスクリーン中心部までの仰角が広がってしまう。そのため、椅子を倒して目の高さの水平ライン自体を上向きに変えてしまう必要が出てくる

しかし、そうなると、いくつかの機能が要求される。まず、目線自体を上向きにするためにリクライニングが必須の機能となる。リクライニング時にヘッドレストが枕のように頭を支えてくれると、長時間前を向いていても疲れないで済む。また、足を投げ出すことができるようにオットマンが付いていると便利だ。
こうした条件をすべて満たす椅子として、エコーネス社のストレスレス(R)チェアをあげておく。

ホームシアターのベストチェアとして知られるストレスレスチェアは、4K時代にも相応しい椅子だったのだ!

体重移動だけで思い通りにリクライニングでき、オットマンも付属。独自の機能でリクライニング時に頭を支えて、背中から腰をサポートし、適度なホールド感とソフトなフィット感を両立する。間もなく到来する4K時代においてもベストマッチな逸品と言えるだろう。

ホームシアターの視聴は、2時間を超えるほどの長時間となることが多く、人はその間に身体の位置を300回以上変えると言われている。そのため、ホームシアターのチェアには、身体の位置を自在に動かすことができ、しかも長時間の視聴でもつかれない適度なホールド感が求められる。

ストレスレス(R)チェアはこうした条件をすべて満たす。ストレスレス(R)チェアは、強い力をかけず、体重を移動するだけで自然にリクライニングできるグライドシステムという機能を採用している。

ストレスレスチェアは体重を移動するだけで自然にリクライニングできる機能を採用している。

また、オットマンを用意しているので、リクライニングしながら脚を投げ出すことが可能だ。また、プラスシステムという機能によって、リクライニングすると、ヘッドレストが頭を支えるように立ち上がり、また内部のスプリングが背骨のラインに沿って動くため、頭から腰にかけてしっかりと支えてくれる。そのため、長時間正面を向いていてもつかれない。適度なホールド感があるのだ。4K時代のホームシアターチェアに適した機能がつめこまれた椅子であると言えるだろう。

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