公開日 2015/12/26 10:30
話題の「バーチャル・リアリティ」を体験! サムスン「Gear VR」でNetflixや初音ミクを鑑賞
<山本敦のAV進化論 第79回>
2015年も「HDR」や「音楽・映像の定額配信サービス」など、オーディオビジュアル関連製品やサービスが大いに賑わった。そして2016年にブレイクが期待されているトピックスのひとつに「VR(バーチャル・リアリティ)」がある。
ただ、バーチャル・リアリティと言われても今ひとつピンと来ないかもしれない。そこで今回は、サムスン「Gear VR」をハンドリングしながら、その魅力を掘り下げてみようと思う。初音ミクやNetflixの映画、シューティングゲームなどをVRで体験してみた使用感などをレポートする。
■1.5万円で手に入るサムスンのVRヘッドマウント
「Gear VR」は、サムスンが12月18日に発売したゴーグル型のVRヘッドマウントディスプレイだ。サムスン「Gear VR」シリーズの歴史は2014年秋に発表した初代モデル「Gear VR Innovator Edition for Galaxy Note 4」に始まる(関連ニュース)。
続いて2015年には、サムスンの現行フラグシップスマホ「Galaxy S6/S6 edge」に対応する「Gear VR Innovator Edition for Galaxy S6」がMWC2015で発表された。そして今回、この“Innovator Edition”をベースに磨きをかけたコンシューマーモデルの「Gear VR」が発売された格好だ。
Gear VRの展開についてはアメリカで先行販売され、99ドル(約1.2万円)という手ごろな価格設定にも注目が集まった。日本でも販売価格は“Innovator Edition”のおよそ半額となる14,900円(税込)と、また一段と身近になった。
コンシューマーモデルとして一般購入が可能になったGear VRも、組み合わせて使える端末は「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」になる。念のため補足しておくと、日本では発売されていない大判の「Galaxy S6 edge+」「Galaxy Note 5」も対応している。
Gear VRで視聴できる映像やアプリなどコンテンツは、全てOculusが管理する「Oculus Store」から提供される。Galaxyの電源を起動してGear VRに装着すると、Oculus Storeアプリがダウンロードできるようになり、続いて「Oculusアカウント」を取得すればコンテンツが参照・入手可能になる。
Oculus Store上には、Gear VRの発売時点でグローバルで約150本、日本のリージョンで利用できるコンテンツは約130本並んでいたが、発売後もさらに本数は拡大している。日本独自製作のコンテンツも、様々な動画や静止画による360度映像のサンプルが体験できる「VR Cruise」や、360度に広がるニコニコ動画が視聴できる「niconicoVR」などがリリースされた。
■“Innovator Edition”から使い勝手を大幅にブラッシュアップ
本体デザインは“Innovator Edition”を踏襲しつつ、軽量化などの改良も加えられている。また頭部への固定用バンドも改良し、以前は頭の上側を支えるために設けていたストラップがなくても安定した装着感が得られるようになった。
ただ、バーチャル・リアリティと言われても今ひとつピンと来ないかもしれない。そこで今回は、サムスン「Gear VR」をハンドリングしながら、その魅力を掘り下げてみようと思う。初音ミクやNetflixの映画、シューティングゲームなどをVRで体験してみた使用感などをレポートする。
■1.5万円で手に入るサムスンのVRヘッドマウント
「Gear VR」は、サムスンが12月18日に発売したゴーグル型のVRヘッドマウントディスプレイだ。サムスン「Gear VR」シリーズの歴史は2014年秋に発表した初代モデル「Gear VR Innovator Edition for Galaxy Note 4」に始まる(関連ニュース)。
続いて2015年には、サムスンの現行フラグシップスマホ「Galaxy S6/S6 edge」に対応する「Gear VR Innovator Edition for Galaxy S6」がMWC2015で発表された。そして今回、この“Innovator Edition”をベースに磨きをかけたコンシューマーモデルの「Gear VR」が発売された格好だ。
Gear VRの展開についてはアメリカで先行販売され、99ドル(約1.2万円)という手ごろな価格設定にも注目が集まった。日本でも販売価格は“Innovator Edition”のおよそ半額となる14,900円(税込)と、また一段と身近になった。
コンシューマーモデルとして一般購入が可能になったGear VRも、組み合わせて使える端末は「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」になる。念のため補足しておくと、日本では発売されていない大判の「Galaxy S6 edge+」「Galaxy Note 5」も対応している。
Gear VRで視聴できる映像やアプリなどコンテンツは、全てOculusが管理する「Oculus Store」から提供される。Galaxyの電源を起動してGear VRに装着すると、Oculus Storeアプリがダウンロードできるようになり、続いて「Oculusアカウント」を取得すればコンテンツが参照・入手可能になる。
Oculus Store上には、Gear VRの発売時点でグローバルで約150本、日本のリージョンで利用できるコンテンツは約130本並んでいたが、発売後もさらに本数は拡大している。日本独自製作のコンテンツも、様々な動画や静止画による360度映像のサンプルが体験できる「VR Cruise」や、360度に広がるニコニコ動画が視聴できる「niconicoVR」などがリリースされた。
■“Innovator Edition”から使い勝手を大幅にブラッシュアップ
本体デザインは“Innovator Edition”を踏襲しつつ、軽量化などの改良も加えられている。また頭部への固定用バンドも改良し、以前は頭の上側を支えるために設けていたストラップがなくても安定した装着感が得られるようになった。