• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/11/08 06:15

シンプルにいい音を追求したスリムな2.1chサウンドバー。デノン「DHT-S316」をテスト

Bluetooth接続にも対応
折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
デノンは今年4月、サウンドバーとしては久々の新製品となる「HEOS HomeCinema」(関連ニュース)を発売した。本機は同社のワイヤレス/ネットワークオーディオ機能「HEOS」を搭載するなど、テレビの音質強化に加えて音楽再生も強く意識したモデルであった。

デノン「DHT-S316」

そしてこの秋には、エントリークラスとなるサウンドバー「DHT-S316」(関連ニュース)が登場した。本機もデノンらしく、何より音の良さにこだわったサウンドバーとなっている。今回は本機のサウンドや使い勝手をレポートしていきたい。

シンプルに高音質再生を狙ったサウンドバーの入門機

近年のサウンドバーは、本格的なホームシアター向けモデルだけでなく、機能やチャンネル数をある程度絞り込んで「テレビの音を良くする」ことを最大の狙いとしたモデルもトレンドとなっている。デノンのDHT-S316は、サウンドバー部のスピーカーが2chのシンプルな構成で、加えてワイヤレスサブウーファーを追加した2.1chとなっている。

サウンドバーとサブウーファーによる2.1ch構成。高さ54mmのサウンドバーは、狭額ベゼル採用のテレビと組み合わせても画面を横切らない

実際にDHT-S316の実物を前にしてみると、高さ54mm・奥行き83mmと薄型かつスリムなので、テレビ台の上にも違和感なく収まる。一般的なテレビであれば、テレビの画面を邪魔してしまうようなこともないだろう。サウンドバーの横幅は900mmなので、40〜50インチクラスの薄型テレビと組み合わせると収まり良く設置できるはずだ。

本機の端子部

DHT-S316とテレビを最もシンプルにつなげるのは、本機のHDMI入力とテレビのARC対応HDMI端子を接続する方法だ。ここ数年で発売されたテレビであればARC対応のHDMI端子を搭載しているので、HDMIケーブル1本で接続が完了する。

なお、光デジタル入力や3.5mmステレオミニ端子のアナログ入力もあるので、テレビやオーディオプレーヤー、ゲーム機などとこれらの端子で接続することもできる。対応音声フォーマットは地デジ放送で使われているAACの音声に加え、ドルビーデジタル、DTSをカバーする。

今どきのサウンドバーらしく、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応。スマートフォンやタブレットからのワイヤレス音楽再生にも対応していることもポイントだ。

ワイヤレス・サブウーファー部

サブウーファーはサイズが171W×342H×318Dmmでデザインもシンプル。テレビラックの横に並べても飛び出したり、必要以上に目立ったりしない。サブウーファーとサウンドバーは出荷時からペアリング済みなので、電源コンセントに差し込んでテレビとHDMI端子で接続すれば準備完了だ。

パワフルな重低音とクリアなボーカル再現を兼ね備える

日常的には、サウンドバーから聴く時間が最も長いのはテレビの音声だろう。まずは地上デジタル放送のニュース番組を再生して、DHT-S316の音質を確かめた。

次ページ音のリアルさ、サウンドの広がりもテレビ以上のスケール感

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX