• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/07/28 06:30

Astell&Kern × Campfire Audio「PATHFINDER」レビュー。今あえて有線イヤホンを選ぶ喜びがここにある

白銅の限定DAP「SP2000T Copper Nickel」を組み合わせ
高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Astell&KernとCampfire Audioのコラボレーションによるインイヤーモニターの第二弾、「PATHFINDER」が登場した。既存モデルをベースとしたコラボバージョンではなく、完全新規設計によるまったく新しいモデルだ。

Astell&Kern × Campfire AudioコラボレーションIEM「PATHFINDER」 価格:319,980円(税込)

第一弾モデルの「AK SOLARIS X」も、Campfireの既存モデル「SOLARIS」をベースとしたチューニング変更モデルといいつつ、実はドライバー構成まで変更されているという本格的コラボレーションアイテムであった。しかし、“ハイブリッドIEMの再定義” という強烈なスローガンを掲げるこの第二弾では、より深い部分から共同開発が行われたようだ。

第一弾モデル「AK SOLARIS X」

また、コラボ云々を抜きにして見ても、世界初というKnowles製「デュアルダイヤフラムBAドライバー」を搭載したハイブリッド構成を採用するなど、要注目の最先端モデルと言える。

今回は、その注目モデルPATHFINDERの内容と実力をじっくりチェックしていこう。なお、音質チェックは同日発売されたAstell&Kernの最新DAP「A&ultima SP2000T Copper Nickel」とのコンビネーションで実施した。本記事内ではSP2000T Copper Nickelの印象もミニレビュー的に紹介しているので、こちらが気になる方もぜひチェックしてみてほしい。

「A&ultima SP2000T Copper Nickel」とのコンビネーションで試聴

世界初「デュアルダイヤフラムBAドライバー」搭載のハイブリッドドライバー



ドライバー構成は3ウェイハイブリッドを採用する。高域はカスタム・デュアルBAドライバー(+T.A.E.C.)、中音域はデュアルダイヤフラムBAドライバー、中低域から低域にかけてはデュアル・カスタム・ダイナミックドライバー(+Radial Venting Technology)を割り当てている。()内はCampfire Audio独自の音響技術で、各ドライバーのポテンシャルをより引き出すのだという。

3つのドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用。注目は中音域担当のデュアルダイヤフラムBAドライバー

中でも気になるのは、最新型ドライバーであり、しかも中音域という最重要帯域を任されている、デュアルダイヤフラムBAドライバーだろう。

前述のように、BAドライバーメーカーであるKnowlesの最新技術であるこちらは、1つのコイルで2つの振動板を駆動し、チャンバー(=音響スペース)もそれぞれの振動板ごとに独立で用意している。Knowles社によると、小さなフットプリントを維持しながら高出力レベルを達成できるというのがその特徴だ。

つまり、振動板は2つにしつつ、磁気駆動回路は1つのまま共有とすることで、スペース効率を高めたことが大きなポイント。「従来型BAドライバー2基に相当する出力を1基で得られつつ、ドライバーの大きさは従来型1.5基分あたりで済む」とイメージすれば、その優位性に納得できることだろう。

このデュアルダイヤフラムBAドライバーによって強化された中音域に対して、高域と低域の再生能力は、Campfire Audioの技術によって強化されている。

イヤホンの側面には、Astell&KernとCampfire Audioの両ロゴがプリントされている

高域にはカスタム・デュアルBAドライバーと合わせて、Campfire Audioおなじみの「T.A.E.C.=Tuned Acoustic Expansion Chamber」技術を採用している。

ドライバーからの音をチューブ状の音導管で引き回すと、チューブ独特の共鳴によって音が乱れてしまう。そこで、チューブの代わりに精密形成された音響空間=アコースティックチャンバーを通して耳に届けることで、音の乱れを回避しつつ音を整えるというのがT.A.E.C.技術だ。

中低域から低域を担当するデュアル・カスタム・ダイナミックドライバーは、このモデルで初採用となる最新技術「Radial Venting Technology」を組み合わせている。これは、不必要な音圧や低域の膨らみは生み出さず、より速くよりパワフルな低域レスポンスを作り出す、革新的なチャンバーデザインとのこと。空気圧を適切に抜く特別設計の開口部も用意されている。

「デュアル」であるから、ダイナミックドライバーは2基使用。その2基が向かい合う形で、Radial Venting Technologyチャンバーを備えた内部フレームにマウントされているのだ。振動板は10mm径で、材質はポリウレタンと液晶ポリマーの異樹脂ハイブリッドとなっている。

これら各ドライバーとそれに付随する様々な技術要素や、耐久性に優れるベリリウム/銅素材によるMMCX端子などが、切削アルミシェル、高強度ステンレスパーツ、3Dプリントによる内部フレームに、精密かつ頑強にパッケージングされているのがこのPATHFINDERというわけだ。

3つのドライバーとさまざまな技術を集約した筐体。決して小柄ではないものの、フィットしやすく装着感も良好だ

MMCX端子によるリケーブルに対応。端子部は耐久性に優れた素材を用いている

次ページ3.5mm/4.4mm/2.5mm端子別ケーブルなど付属品も充実!接続方法も好みにセレクトできる

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX