PR 公開日 2024/07/23 06:45
老舗デノンが打ち出す「新しいHi-Fiのカタチ」。HDMI搭載小型プリメイン「DENON HOME AMP」を聴く
リビングを良い音で満たす工夫・技術が結集
音楽ソースはサブスクリプションサービスの利用がメインの時代に。これに伴いHi-Fiオーディオの形態にも変化が起きている。それは、コンパクトな「ストリーミング+アンプ」という新しいカタチだ。
実の所、数年前からストリーミング機能を内蔵したアンプやワイヤレススピーカー自体は存在し、デノンブランドとしてはハイコンポの流れを汲む「PMA-150H」が記憶に新しい。ワイヤレスネットワークスピーカー“DENON HOMEシリーズ”も発売中だ。しかしこれらは、ネットワーク時代の利便性を先取りする性格が強かったように思う。
こうした経緯を経て製品ジャンルとして確立ししつあり、今、競争の軸に「音質」が加わろうとしている。直近で印象的な製品はマランツの「Model M1」だが、デノンも同様のコンセプトの本機「DENON HOME AMP」を投入。ハイコンポ、Hi-FiアンプやAVアンプなど幅広く手掛けてきたデノンが本機を送り出す意味とユーザーメリットとは? 実機をハンドリングし、その本質を解き明かす。
本機は見ての通り、従来のHi-Fiオーディオとは雰囲気が異なる出で立ちが特徴。コンパクトであることに加え、正方形を基調とした造形で、フロントにディスプレイ、ボリュームノブ、入力切替といったAV機器らしい痕跡が見当たらない。メーカーの意識として、既存のコンセプトや製品やからの延長ではなく、新規性を打ち出していると感じるものだ。
機能面ではプリメインアンプに加え、デノン製品でお馴染みのネットワークオーディオシステム「HEOS」機能を搭載するほか、eARC/ARC対応のHDMI端子を搭載し、同機能に対応したテレビからのデジタル音声信号を受け取ることができる。「DENON HOME AMP」のネーミングにも表れているが、リビングでテレビ周りに設置し、映像コンテンツも音楽サブスクリプションサービスも「いい音」で楽しんで欲しい…という提案だ。
機能的にはサウンドバーも同様の方向に進化しているが、本機は2chに徹していてスピーカーを自由に組み合わせることができ、現代のリビングに適合する「新しいHi-Fiのカタチ」といって良いだろう。
では細部をもう少し詳しく紹介して行こう。見た目は既存の「Hi-Fiコンポーネント」と異なり、素材も樹脂と目新しい。しかし内部には「高剛性インナーシャーシ」を備え、堅牢なつくりによる振動対策から、音質に対する本気度が感じられる。
温度管理や相互干渉を排除する観点で突き詰めた三層構造を持ち、高出力に耐える電源回路の面積を確保。電源へのこだわりは、HiFiオーディオで経験と実績を持つ老舗ブランドの発想だ。アンプはBTL構成のフルデジタルタイプで最大125W+125W(4Ω)のハイパワーを確保。
さらにパワーアンプには、同ブランドのサウンドマスターである山内氏のオリジナル「SYコンデンサー」を複数個所に贅沢に配置したり、ハイエンドレコードプレーヤー「DP-3000NE」用に開発して採用した大型カスタムコンデンサーも使用するなど、物量投入も見逃せない。
機能面では、LANはWi-FiのみならずRJ45端子を備え有線接続に対応。Hi-Fi用途で安定接続を望むユーザーも安心できる。ストリーミングサービスはAmazon Musicなどに対応し、ハイレゾ再生も可能だ。入力はHDMIが特徴で、ほか、光デジタルにより少し古めのテレビとの接続も可能。サブウーファーアウト(RCA)を搭載しているのは、テレビと組み合わせるアンプとして嬉しい機能と言える。
実の所、数年前からストリーミング機能を内蔵したアンプやワイヤレススピーカー自体は存在し、デノンブランドとしてはハイコンポの流れを汲む「PMA-150H」が記憶に新しい。ワイヤレスネットワークスピーカー“DENON HOMEシリーズ”も発売中だ。しかしこれらは、ネットワーク時代の利便性を先取りする性格が強かったように思う。
こうした経緯を経て製品ジャンルとして確立ししつあり、今、競争の軸に「音質」が加わろうとしている。直近で印象的な製品はマランツの「Model M1」だが、デノンも同様のコンセプトの本機「DENON HOME AMP」を投入。ハイコンポ、Hi-FiアンプやAVアンプなど幅広く手掛けてきたデノンが本機を送り出す意味とユーザーメリットとは? 実機をハンドリングし、その本質を解き明かす。
■AV機器らしからぬ見た目に老舗の高音質技術、テレビにも繋がる「新しいHi-Fiのカタチ」
本機は見ての通り、従来のHi-Fiオーディオとは雰囲気が異なる出で立ちが特徴。コンパクトであることに加え、正方形を基調とした造形で、フロントにディスプレイ、ボリュームノブ、入力切替といったAV機器らしい痕跡が見当たらない。メーカーの意識として、既存のコンセプトや製品やからの延長ではなく、新規性を打ち出していると感じるものだ。
機能面ではプリメインアンプに加え、デノン製品でお馴染みのネットワークオーディオシステム「HEOS」機能を搭載するほか、eARC/ARC対応のHDMI端子を搭載し、同機能に対応したテレビからのデジタル音声信号を受け取ることができる。「DENON HOME AMP」のネーミングにも表れているが、リビングでテレビ周りに設置し、映像コンテンツも音楽サブスクリプションサービスも「いい音」で楽しんで欲しい…という提案だ。
機能的にはサウンドバーも同様の方向に進化しているが、本機は2chに徹していてスピーカーを自由に組み合わせることができ、現代のリビングに適合する「新しいHi-Fiのカタチ」といって良いだろう。
では細部をもう少し詳しく紹介して行こう。見た目は既存の「Hi-Fiコンポーネント」と異なり、素材も樹脂と目新しい。しかし内部には「高剛性インナーシャーシ」を備え、堅牢なつくりによる振動対策から、音質に対する本気度が感じられる。
温度管理や相互干渉を排除する観点で突き詰めた三層構造を持ち、高出力に耐える電源回路の面積を確保。電源へのこだわりは、HiFiオーディオで経験と実績を持つ老舗ブランドの発想だ。アンプはBTL構成のフルデジタルタイプで最大125W+125W(4Ω)のハイパワーを確保。
さらにパワーアンプには、同ブランドのサウンドマスターである山内氏のオリジナル「SYコンデンサー」を複数個所に贅沢に配置したり、ハイエンドレコードプレーヤー「DP-3000NE」用に開発して採用した大型カスタムコンデンサーも使用するなど、物量投入も見逃せない。
機能面では、LANはWi-FiのみならずRJ45端子を備え有線接続に対応。Hi-Fi用途で安定接続を望むユーザーも安心できる。ストリーミングサービスはAmazon Musicなどに対応し、ハイレゾ再生も可能だ。入力はHDMIが特徴で、ほか、光デジタルにより少し古めのテレビとの接続も可能。サブウーファーアウト(RCA)を搭載しているのは、テレビと組み合わせるアンプとして嬉しい機能と言える。