公開日 2022/01/07 06:40
Bluetoothオーディオ新規格「LE Audio」はここに注目!
【連載】ガジェットTIPS
Bluetooth 5.2におけるもっとも重要な進化点としては、「アイソクロナス転送」のサポートが挙げられます。アイソクロナス転送は一定時間における最低データ転送量を保証する接続形式で、噛み砕いていうと「多少データ落ちするかもしれないけれど途切れないことを優先」するデータ転送です。
このアイソクロナス転送を生かした機能が「LEアイソクロナスチャネル」で、LE Audioの基盤となっています。従来のBluetoothオーディオ(Classic BluetoothのA2DP)では、1対1の関係のみ定義されていましたが、LE Audioでは1対多のオーディオ再生(マルチストリームオーディオ)も可能です。
マルチストリームオーディオは、1機の送信側機器(ソースデバイス)と1機以上の受信側機器(シンクデバイス)で構成され、複数の独立したオーディオストリームを同期しながら送信できます。この機能を使えば、複数のBluetoothイヤホンを同時に、しかも遅延なしに利用できます。いわゆる3Dオーディオのように複数の音声ストリームを使うオーディオ再生も、Bluetooth機器で実現できるようになるのです。
LE Audioには「ブロードキャスト」という概念もあります。放送システムのように、1機のソースデバイスと多数のシンクデバイスを使いオーディオ再生できますから、英語の授業のように1人が発する声/オーディオを複数の人が聞く、1台のスマートフォンの音楽を複数の部屋で再生する、といった用途に適しています。
このブロードキャストは、通信圏内でさえあれば誰でも自由に聞けるようオープン化することも、設定したパスコードを持つシンクデバイスでなければ参加できないようクローズ化することも可能です。従来のBluetoothオーディオと比べると、用途は格段に広がるはずですよ。
このアイソクロナス転送を生かした機能が「LEアイソクロナスチャネル」で、LE Audioの基盤となっています。従来のBluetoothオーディオ(Classic BluetoothのA2DP)では、1対1の関係のみ定義されていましたが、LE Audioでは1対多のオーディオ再生(マルチストリームオーディオ)も可能です。
マルチストリームオーディオは、1機の送信側機器(ソースデバイス)と1機以上の受信側機器(シンクデバイス)で構成され、複数の独立したオーディオストリームを同期しながら送信できます。この機能を使えば、複数のBluetoothイヤホンを同時に、しかも遅延なしに利用できます。いわゆる3Dオーディオのように複数の音声ストリームを使うオーディオ再生も、Bluetooth機器で実現できるようになるのです。
LE Audioには「ブロードキャスト」という概念もあります。放送システムのように、1機のソースデバイスと多数のシンクデバイスを使いオーディオ再生できますから、英語の授業のように1人が発する声/オーディオを複数の人が聞く、1台のスマートフォンの音楽を複数の部屋で再生する、といった用途に適しています。
このブロードキャストは、通信圏内でさえあれば誰でも自由に聞けるようオープン化することも、設定したパスコードを持つシンクデバイスでなければ参加できないようクローズ化することも可能です。従来のBluetoothオーディオと比べると、用途は格段に広がるはずですよ。