従来モデルからどう進化したのか?
「iPhone 6」レビュー − 使い勝手やAV関連機能をiPhone 5/5sと比較
以下はTwitterクライアントアプリ「Tweetbot」で、同時刻のタイムラインをiPhone 6とiPhone 5で表示した様子だ。
なおこの際、Tweetbotは表示文字の大きさを自由に設定できるのだが、6と5で「設定の数値を同じにする」のではなく、「実際に画面に表示される文字の大きさを目測でだいたい同じにする」ようにしてある。6と5はピクセル密度は326ppiと同等なので、大きさを揃えれば文字の見やすさは同等だ。 *スクリーンショットは実寸とは違うため、文字や画像の大きさは実際とは違って見える
比べてみるとまず、6ではわずかながらもそもそも一画面に表示される「範囲が増えている」のがわかるだろう。5ではおでこまでしか表示されていない鴻池氏のお顔も6ではその笑顔を確認できる。
そして「アイコン」と「サムネイル」といった画像要素は、アプリの設定は同じなのだが6の方が大きめに表示されている。見栄えがよいし、画像をタップして拡大するまでもなく確認でき楽しめることが増えて操作の手間は減るのではとも期待できる。
あと細かなところでは、このアプリでは「氏名」と「ユーザ名」の両方を表示できるのだが、このところは特に「氏名」が長い方も多いので表示しきれずに途中で切れていることも多い。6の場合はその点も表示できる範囲(長さ)が増えている。
という感じで他のアプリでの様子も載せていく。
ただしiPhone 6/6Plusに採用された新たなピクセル数がどれほど生かされるかはアプリ側次第という面もある。
今回はシステム側にスケーラー(アプリの表示をできるだけ高品質に適切にがメインいっぱいに拡大する機能)が用意されている。おかげでiPhone 4までから5になったときの画面の縦の拡大のときにように、画面の上下や左右が黒帯で無駄になることはない。
しかし「単に拡大されただけで表示される情報量は増えていない」など、それに近い状態での表示になるアプリもある。これは個々にチェックしてもらうしかない。
しかしもちろん、すでに6/6Plusのディスプレイへの最適化を含めたアップデートを提供しているアプリもあるし、今後も続々と増えてくるだろう。期待しておきたい。
なおAppleが自信を持って投入してきたというスケーラーの処理はさすがに巧いようで、拡大表示になるアプリでも気になるほどの文字のぼやけとかは目立たない。