従来モデルからどう進化したのか?
「iPhone 6」レビュー − 使い勝手やAV関連機能をiPhone 5/5sと比較
その他の点にも少しだけ触れておくと、5sユーザーにはいまさらだろうが、5sをスキップしての5から6への乗り換えだと指紋認証のTouch IDによるロック解除の使いやすさは感動的。いままでだとパスコードロックをかけていない状態でも
1)ホームボタンをクリック
2)画面をスライドしてロック解除
だったものが、
1)ホームボタンをクリックしてそのままタッチしておく
だけでホーム画面が表示される。ロックしてない状態よりもロックしている状態の方がむしろ手間が少ないとなれば、積極的に使うユーザーはもちろん増える。実によいことだ。
CPU等の処理能力とLTEや無線LAN周りの強化による快速さは、5からのスキップでは何もかもが快適すぎて逆に、何が要因なのか判断できない。とにかくいつでもさくさくだ。
また僕はauの5ユーザーだったので、いままではLTEの800MHz帯という「いちばんつながるLTE」の恩恵を受けられていなかった。800MHz帯は5s/5c以降での対応。今後は僕も6でその恩恵を受けられると思うと嬉しい。
ヘッドホン出力の音質はiPhone 5と比べてさっと聴いた感じでは、心なしかクリアになって例えばハイハットシンバルの響きやその奥行きを感じやすくなった気もする。
とはいえよっぽど極端に音が素晴らしいのならともかく多少の音の違いでスマートフォンを選ぶという人は滅多にいないだろう。
あと最後にこれはiPhone 6ではなくiOS 8の新機能だが、昨日に海上氏がいろいろと試していて面白そうそうだったので、僕も音声アシスタント「Siri」+楽曲認識サービス「Shazam」の連携プレイを試してみた。Siriの「この曲は何?」と訪ねて音楽を聴かせるとその曲を言い当ててくれると言うものだ。
結果…
ShazamたんはShaznaを認識するし一風堂の原曲との違いも聴き分ける!柴田恭平さん「Running Shot」やジャッキー・チェンさん「ポリス・ストーリー」も余裕の正答。イントロ部分での認識に要する時間もおおよそ数秒程度だけだ。すごいぞShazam!
ということで今回はiPhone 6の実機レビューをお届けさせていただいた。突貫レビューだったので荒っぽかったかとも思うが、とにかくiPhone 5から5sスキップでの6は感動的!
だけれどiPhoneを乗り換えるときって、ちょっとセンチメンタルな気分になるのはなぜだろう。もっともiPhone 5たんにはこれからも自宅でのラジオ受信機等として活躍してもらうけれど。まあその前にまずは入院だ!