App StoreやSiri対応の実力とは
第4世代「Apple TV」レビュー。「テレビの未来はアプリ」は本当か?
第4世代Apple TVを使い、ゲームプレイを実際に試してみよう。まずApp Storeのゲームアプリで目についたのは「Asphalt 8」。数多くのiOS向けゲームを販売しているゲームロフトが開発したレーシングゲームだ。
操作はSiri Remoteで行う。Siri Remoteは加速度センサーを内蔵しており、リモコンを横に持ち、左右に傾けることでハンドル操作が可能。Wiiリモコンのような使い方だ。アクセルは何もしなくてもベタ踏み状態なので、ブレーキ時のみTouchサーフェスを押せばよい。ブースト加速するには再生/一時停止ボタンを使う。
プレイを始めてみると、グラフィックス性能は、パッと見でPS3程度という印象。ベンチマークを取ったわけではないのであくまで印象に過ぎないが、結構ちゃんとしたゲーム画面が表示されている。ただしフレームレートが落ちる場面が何度もあり、カクカクした表示になって、プレイに支障が出る場面も多かった。おそらくアプリの完成度の問題だろうが、iOS用アプリを作り慣れているゲームロフトでもこれか…と残念に思った。
だがその印象は、UBIソフトの「Rayman Adventures」を遊んだら一変した。Raymanはもともとヨーロッパなどでかなり人気のあるタイトルだが、今回のApple TV版も大変よく出来ている。グラフィックが美麗でフレーム落ちも全くなく、ストレスなく遊べる。操作はTouchサーフェスだけで簡単に行え、かつスカッとしたアクションを繰り出せるよう、よく工夫されている。
6歳の息子に「Rayman Adventures」を遊ばせてみたらかなりハマってしまい、「妖怪ウォッチ バスターズより面白い!」と、こちらを遊ぶようになった。ナビゲーションやセリフがすべて英語なので、そこだけが難点だが、もともと日本語を読むのも怪しい息子は、あまり気にせず遊んでいる。
さて、第4世代Apple TVでは、Appleが認証したコントローラーを接続してゲームをプレイすることも可能となっている。今回はApple Storeでリコメンドされていた、Steelseriesの「Nimbus」を購入。コントローラーを使ったゲームプレイも試してみた。
NimbusはSiri Remoteと同様、Lightningで充電ができ、Apple TVだけでなくiPhoneやiPadと接続してゲームプレイを行うこともできる。いわゆるMFi認証を取得した製品だ。