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アクティブ、パッシブ、裸眼 − 複数方式が並び立つ3Dテレビのゆくえ

公開日 2011/03/25 15:32 編集部:風間雄介
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■LGはパッシブ方式のメリットを積極的にアピール

パッシブ方式の3Dテレビを積極的に推しているのはLG電子。同社は今年1月のCESで「CINEMA 3D TV」を大々的にアピールした(関連ニュース)。

同社はパッシブ方式に注力する理由として、フリッカーやクロストークが少なく、高輝度で、メガネが軽量かつ安価であることを挙げている。

LGがCESで公開した84インチのパッシブ型3Dテレビ

また激安薄型テレビで名を馳せたVIZIOも、1月のCESでパッシブ方式の3Dテレビを大量に発表した(関連ニュース)。さらにJVCもパッシブ方式の3Dディスプレイを2011年夏に発売するとCESで発表した(関連ニュース)。

なぜこれらのメーカーはパッシブ方式の採用に動いているのか。理由はいくつか考えられるが、コストやパネル供給能力もそのうちの一つだろう。

最近ではソニーBRAVIAのように120Hzパネルでもアクティブシャッター式3D表示に対応したものが出てきているが、画質を考えると240Hz駆動のパネルが望ましい。だが240Hz駆動のパネルはまだ少なく、高価だ。パナソニックは240Hz駆動のIPSαパネルの開発に成功し、今春の“VIERA”DT3シリーズに搭載している(関連ニュース)が、今のところ同サイズの3D非対応モデルに比べ、かなり割高になっている。

■パッシブ方式のデメリットとは

ではパッシブ方式は良いことずくめなのかというと、もちろんそんなことはない。次ページではデメリットについて紹介しよう。

次ページパッシブ方式のデメリットとは?

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