公開日 2016/10/12 14:32
ユキム、ELACの90周年記念フラグシップスピーカー「CONCENTRO」 - ペア860万円
楕円形エンクロージャー/同軸ユニットVX-JETなどを採用
ユキムは、ELACの90周年記念フラグシップスピーカー「CONCENTRO」を2016年末に発売する。価格は8,600,000円/ペア(税抜・予価)。
2016年5月に開催された独High Endで発表され(関連ニュース)、先日開催された東京インターナショナルオーディオショウで国内初披露されたモデル(関連ニュース)。今回、価格および発売日、および製品の詳細が国内向けに発表されたかたちだ。
本機は4ウェイ・バスレフ型スピーカーで、170cmにおよぶエンクロージャーの前面に同軸構成のVX-JETトゥイーター/ミッドレンジと、220mmAS-XRコーン・ミッド/ウーファーを、両サイドパネルに合計4基の250mm ASコーン・ウーファーを搭載。ベース部はアルミブロック削り出し。スピーカー1本あたりの質量は140kgにもなる。
開発を主導したのは、ELACを代表するスピーカーである500LINEや400LINEの開発を担当したR&D部門責任者のロルフ・ヤンケ氏となる。
象徴的な楕円形のエンクロージャーのデザインは、いかなるエッジも持たない3次元カーブのバッフルを採用することで、各ユニットの共振周波数を一切排除することを狙っている。剛性を高めており、バッフル面での音の反射も極限まで排除する。同社は、こうした設計によって「精密なディティール、優れたアコースティック特性、本当に意味での音場の広がりをリスナーに届けることができる」と紹介している。
エンクロージャーの各ユニットが取り付けられた部分、およびエンクロージャー内部は、強固なMDF板でブロック分けされており、最適なエアボリュームが確保できるように設計されている。両サイドに搭載された4基のウーファーも、左右のペアごとに内部空間が区切られており、互いの干渉を回避する。
本体色(バッフル全面)はブラック/ホワイト、サイドパネルはウォールナット/レザー/カーボンから、組み合わせを自由に選択できる。ベースとなる本体MDF部への塗装はハイグロス・ラッカー仕上げ。サイドパネルは、上方に向かうにつれて狭くなり、実際のサイズよりもスレンダーに見せる陰影の効果も持たせているという。
同社の象徴的技術であるJETトゥイーターと、アルミ・パルプ・ハイブリッド・クリスタルコーンによるミッドレンジを同軸構造としたVX-JETを搭載。同軸構造により中・高域の不要な分離をなくしたことに加え、ユニットの物理的な位置を前後に調整できることで、試聴位置による直接音と間接音のバランスの不和を解消できるとする。
また、このVX-JETは「FS509 VX-JET」などにも採用されているが、CONCENTROではさらに進化。ネオジウム・マグネットを花びら状に配置したLLD(Long Linear Driver)をミッドレンジ部にも採用した。振動板部分は、外形140mm/内径70mmで、500LINEよりさらに大型化した。さらには70mmのボイスコイルを用いている。
また、JETトゥイーター周辺のアルミダイキャスト・バッフルフレームを新設計。ラウンドカーブを新たに採用し、放射特性の改善を図った。VX-JETとミッド・ウーファーのクロスオーバーは360Hzに設定している。
前面のミッド/ウーファー・ユニット、側面のウーファーユニットも本機のために新開発、いずれも75mm径の強力な磁力を持つボイスコイルを採用する。ミッド/ウーファーには高剛性と低歪みを実現するクリスタル・ライン加工を採用。さらに前述のLLDを採用することで、ロングストロークかつ高いリニアリティを実現している。
両側面に合計4基搭載されている250mmウーファーは、反応の良さと可動域における剛性を重視した結果、従来のELACでは見られなかった浅いカーブのユニットを採用。これらウーファーは左右ペアでプッシュ・プル駆動される。
ベース部は、シングルブロックのアルミから削り出さており、この部分だけで25kgという質量をもつ。エンクロージャー背面下部には、2個の楕円形バスレフポートを備えている。
周波数特性は18Hz〜50kHz、能率は90dB(@2.83V/m)、クロスオーバー周波数は120Hz/360Hz/2700Hz、定格インピーダンスは4Ω、推奨アンプインピーダンスは4〜8Ω、最大入力は600W、推奨アンプ入力は80W〜600W。外形寸法は460W×1,680W×610Dmm、質量は140kg/1本。
2016年5月に開催された独High Endで発表され(関連ニュース)、先日開催された東京インターナショナルオーディオショウで国内初披露されたモデル(関連ニュース)。今回、価格および発売日、および製品の詳細が国内向けに発表されたかたちだ。
本機は4ウェイ・バスレフ型スピーカーで、170cmにおよぶエンクロージャーの前面に同軸構成のVX-JETトゥイーター/ミッドレンジと、220mmAS-XRコーン・ミッド/ウーファーを、両サイドパネルに合計4基の250mm ASコーン・ウーファーを搭載。ベース部はアルミブロック削り出し。スピーカー1本あたりの質量は140kgにもなる。
開発を主導したのは、ELACを代表するスピーカーである500LINEや400LINEの開発を担当したR&D部門責任者のロルフ・ヤンケ氏となる。
象徴的な楕円形のエンクロージャーのデザインは、いかなるエッジも持たない3次元カーブのバッフルを採用することで、各ユニットの共振周波数を一切排除することを狙っている。剛性を高めており、バッフル面での音の反射も極限まで排除する。同社は、こうした設計によって「精密なディティール、優れたアコースティック特性、本当に意味での音場の広がりをリスナーに届けることができる」と紹介している。
エンクロージャーの各ユニットが取り付けられた部分、およびエンクロージャー内部は、強固なMDF板でブロック分けされており、最適なエアボリュームが確保できるように設計されている。両サイドに搭載された4基のウーファーも、左右のペアごとに内部空間が区切られており、互いの干渉を回避する。
本体色(バッフル全面)はブラック/ホワイト、サイドパネルはウォールナット/レザー/カーボンから、組み合わせを自由に選択できる。ベースとなる本体MDF部への塗装はハイグロス・ラッカー仕上げ。サイドパネルは、上方に向かうにつれて狭くなり、実際のサイズよりもスレンダーに見せる陰影の効果も持たせているという。
同社の象徴的技術であるJETトゥイーターと、アルミ・パルプ・ハイブリッド・クリスタルコーンによるミッドレンジを同軸構造としたVX-JETを搭載。同軸構造により中・高域の不要な分離をなくしたことに加え、ユニットの物理的な位置を前後に調整できることで、試聴位置による直接音と間接音のバランスの不和を解消できるとする。
また、このVX-JETは「FS509 VX-JET」などにも採用されているが、CONCENTROではさらに進化。ネオジウム・マグネットを花びら状に配置したLLD(Long Linear Driver)をミッドレンジ部にも採用した。振動板部分は、外形140mm/内径70mmで、500LINEよりさらに大型化した。さらには70mmのボイスコイルを用いている。
また、JETトゥイーター周辺のアルミダイキャスト・バッフルフレームを新設計。ラウンドカーブを新たに採用し、放射特性の改善を図った。VX-JETとミッド・ウーファーのクロスオーバーは360Hzに設定している。
前面のミッド/ウーファー・ユニット、側面のウーファーユニットも本機のために新開発、いずれも75mm径の強力な磁力を持つボイスコイルを採用する。ミッド/ウーファーには高剛性と低歪みを実現するクリスタル・ライン加工を採用。さらに前述のLLDを採用することで、ロングストロークかつ高いリニアリティを実現している。
両側面に合計4基搭載されている250mmウーファーは、反応の良さと可動域における剛性を重視した結果、従来のELACでは見られなかった浅いカーブのユニットを採用。これらウーファーは左右ペアでプッシュ・プル駆動される。
ベース部は、シングルブロックのアルミから削り出さており、この部分だけで25kgという質量をもつ。エンクロージャー背面下部には、2個の楕円形バスレフポートを備えている。
周波数特性は18Hz〜50kHz、能率は90dB(@2.83V/m)、クロスオーバー周波数は120Hz/360Hz/2700Hz、定格インピーダンスは4Ω、推奨アンプインピーダンスは4〜8Ω、最大入力は600W、推奨アンプ入力は80W〜600W。外形寸法は460W×1,680W×610Dmm、質量は140kg/1本。
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドELAC
- 型番CONCENTRO
- 発売日2016年12月
- 価格¥8,600,000/ペア(税抜・予価)