• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/07/18 21:04

「KEF MUSIC GALLERY」丸の内に21日オープン。秋山社長が語る開設のねらい

KEF製品をくつろぎながら体験できる
編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
英国名門スピーカーブランド・KEFのショールーム「KEF MUSIC GALLERY」が、7月21日(金)から東京・丸の内にオープンする(関連記事)。

東京・丸の内にオープンする「KEF MUSIC GALLERY」

本日7月18日、一般オープンに先立って内覧/プレス発表会が開催された。

KEF MUSIC GALLERYには、一般の店舗では扱われていない超高額スピーカー「MUON」や、蔦屋家電など限られた場所でしか見られないポルシェデザインのワイヤレスイヤホン「Motion One」、ノイズキャンセリングヘッドホン「Space One」なども取り揃え、Bluetoothスピーカー「MUO」の限定色・メタルを購入することもできる(¥45,000・税抜を予定)。

KEF MUSIC GALEERY限定の「MUO メタル」

ポルシェデザインのBluetoothイヤホン「Motion One」

ショールーム内は広く落ち着いた印象で、「くつろいで楽しんでもらえるように」という考えから音楽雑誌なども導入されている。また繰り返し訪れて楽しめるよう、「BLADE レーシングレッド」や「Reference3 ホワイト」といった特別な商品を入れ替えながら展示したり、設備を生かしてイベントやミニライブの会場としても運営していくという。

音楽・車雑誌も取り揃え、くつろいで試聴ができる

「Bladeレーシングレッド」など限定商品も体験できる

■「KEF MUSIC GALLERYは“クローズドなショールーム”ではない」

発表会にはMUSIC GALLERY設計者の平野哲行氏、KEF JAPAN 秋山和道社長らが、「KEF MUSIC GALLLEY」を開設する狙いについて語った。また音楽プロデューサー/ベーシストの中村照夫氏、フジテレビプロデューサーの金子公一氏らが招かれ、秋山社長とKEF製品に関してトークセッションを行った。

KEF JAPAN社長・秋山和道氏

KEF MUSIC GALLERYを設計した平野哲行氏


トークセッションする秋山社長(左)、中村照夫氏(中央)、金子公一氏(右)
「KEF MUSIC GALLERYオープンは長年の夢だった」と秋山社長。KEF MUSIC GALLERYを開設する狙いは、「ブランドイメージの向上と、音楽業界の振興」なのだという。

「オーディオは感性の領域にあるカテゴリー。感性は良いものを実際に経験し、訓練することで磨かれるものだが、現在それは停滞しているように思える。KEF MUSIC GALLERYはオーディオ愛好家だけではなく、オーディオに少し興味があるかな、という若い方でも気軽に入って楽しんでもらえる場にし、停滞を切り崩したいと思っている」(秋山社長)。

秋山社長はプレゼンにおいて「KEF MUSIC GALLERYは、製品を聴く間クローズし、敷居の高そうな雰囲気を醸し出すショールームでも販売店でもなく、自由に出入りでき、触って・見て・聴いて、感動ができる」スペースと表現した。

ギャラリー設計者の平野氏も「日本で “見えてない” KEFを “見える” ところにしよう、と、小さな美術館のように空間を演出しようというコンセプトで設計した。音楽を “見る” ようなつもりで集まっていただきたい」とした。今後KEFは日本のみならず、ロンドンや香港など、世界規模で「KEF MUSIC GALLERY」を広げていくのだという。

今回のギャラリー開設は、KEF製品という「良いもの」を体験してもらうことによってブランドイメージを高めると同時に、音楽そのものへの感性も磨いてもらうことで業界全体を盛り上げようという取り組みだ。トークショーでも金子氏が「(今回招かれた)中村氏のような良いミュージシャンを呼んで体験できるような機会を設けていけば、業界全体が浮き上がれるのではないか」と賛同の声を上げていた。

■世界に冠たる老舗メーカー・KEF


ここで、発表会で説明されたKEFの歴史や音づくりの姿勢について改めて紹介しよう。

KEFは1961年、元BBCの技術者レイモンド・クック氏によってイギリスのケント州メイドストーンに設立されたオーディオブランドだ。BBCで使われていたモニタースピーカー「LS3/5A」にもKEFのドライバーユニットを採用したモデルが存在し、世界中で20万セットが販売され、その名前を一躍有名にしている。


KEFはイギリスの老舗名門スピーカーブランドだ
KEFの音作りのモットーは「原音再生」。KEFにとっての原音とは「人の声」で、無響室で録音したエンジニアの声を元の音そっくりに再生できるものだけが、KEFの製品として世に出るのだという。数多くのCD制作にたずさわる中村照夫氏も、「KEFのスピーカーは人の声が凄く綺麗。人の声という基本が再生できるので、その他の音についても当然鳴らすことができる」と評価していた。

「原音再生」を実現するための技術として、KEFの代名詞にもなっているのが「Uni-Q」と名付けられた同軸ドライバー。強力なネオジム磁石のトゥイーターの周囲にウーファーを配置し、低音と高音が同じ位置から聴こえる「点音源」コンセプトに基づいている。

点音源コンセプトに基づいた「Uni-Qドライバー」はKEF独自の技術

Uni-Qドライバーを説明する秋山社長

現在KEFが製造する製品は大きく分けて3種類。ハイエンドスピーカー「MUON」「BLADE」「Reference 3」などコンポーネントオーディオ、壁埋込み型スピーカー「Ci5160RL THX」などのカスタムインストレーション、そしてイヤホン「M100」、ヘッドホン「M500」「M400」、ワイヤレススピーカー「LS50 wireless」などのライフスタイルに合わせた新しいジャンル、ニューメディア製品である。KEF MUSIC GALLERYでは、この3種類の製品いずれも聴けるように用意されている。

壁埋込み式のカスタムインスタレーション製品群

ヘッドホン「M400」


店頭に設置された「MUON」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX