HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2006/07/31 17:31
ネオ・インデックス、PC向け映像配信サービス「ミランカ」を発表
(株)ネオ・インデックスは、パソコン向け映像配信サービス「ミランカ(Miranca)」を2006年10月1日より開始すると発表した。本日から「フライング・スタート」と称し、グランドオープンまでの2カ月間、一部を除いたサービスの無料配信を開始した。
同社は2002年からビデオ・オン・デマンドシステム「Nextensive」をサービスプロバイダー向けに提供している。そこで蓄積したノウハウやコンテンツ調達能力を活用し、今回同社として初めてのコンシューマー向けブロードバンド映像配信サービスである「ミランカ」を開発した。
「ミランカ(Miranca)」は、大きく分けて「チャンネル配信」「VOD(ビデオ・オン・デマンド)」「EST(ダウンロード販売)」の3つのサービスで構成されている。サイトのインターフェースは、なじみのあるテレビ番組表やカタログ雑誌を模したつくり。カテゴリーごとにチャンネル編成された見放題コンテンツを番組表どおりにリアルタイムで観ることも、見逃した番組を好きなときに番組表から選んで観ることも可能だ。フルスクリーンで楽しむのはもちろん、番組表を見ながら画面左上にある小さいウィンドウ内で映像を視聴することもできる。さらに、気になる番組をワンクリックでマイページの「お気に入り」に入れることも可能。視聴に必要なスペックはWindows XP、Windows media Player 10、Flash8、IE6.0以上。なお、DRMはWindows Media DRM10を使用している。
チャンネル配信には「シネドラch」「アニメch」「ミュージックch」と、同社独自のコンテンツを配信する「ネオch」の4つのチャンネルがある。リアルタイム配信とオンデマンド配信の2つの形態から成るストリーミング方式。現在『東京フレンズ(第1話)』や『巌窟王』など、5,000タイトルを用意している。ビットレートは1.0Mbps。グランドオープン後は、ネオchは引き続き完全無料だが、その他のチャンネルに関しては月額会員費が525円から840円程度の料金が必要。
VODは、用意されたコンテンツを、自分の好きなときに視聴することが可能なサービス。カタログの中から観たい作品を選び、ダウンロード購入すると、24時間視聴が可能となる。タイトル数は『チャーリーズ・エンジェル』『メン・イン・ブラック2』など1,00作品を用意。ビットレートは1.0Mbpsで、1作品あたりの視聴料は、新作は315円から420円、旧作は105円から315円。
ESTは、セルDVDのように、データをオンライン購入してダウンロードするというもの。主にオリジナルコンテンツや、新作コンテンツをDVDの発売と同時に提供するという。現在第一弾として、人気作家秦建日子さんが企画監修を手がけた長編映画『調布空港』が予定されている。ビットレートは1.5Mbps。利用の際は1作品あたり新作は2,100円から3,150円、旧作は1,050円から2,100円の料金がかかる。本サービスの開始は10月1日以降。
取締役の槇山啓朗氏は、「『ミランカ』は幅広い方々のニーズをカバーするコンテンツを用意している。2007年8月末までには登録会員数200万人、同年8月期には売上18億円を目指したい」と抱負を述べた。
以下、発表会で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.ESTで配信される作品はVODのラインナップの中から選ばれたものなのか?
A.ESTは主に新作を、VODは主に旧作を扱う。つまり基本的には違うものであり、内容が重複するということはあまりない。
Q.配信されたコンテンツをDVDへバーニングすることに関してはどのように考えているのか?
A.著作権や技術的な問題など、クリアしなくてはならない問題が多いが、今後の実現を非常に前向きに検討中だ。基本的にはバーニングができるかたちでのサービス開始を考えている。
Q.回線ビットレートが1Mbpsということだが、これは少し低いのではないか?
A.さまざまな環境を当サービスを利用しているお客様がいらっしゃる。そのような中でより多くのお客様に快適に楽しんで頂くには1Mbpsが妥当ではないかと考えた。今後、H.264など低ビットレートで高品質の映像を配信できる技術などを取り入れ、よりよい画質を目指していきたい。
(Phile-web編集部)
同社は2002年からビデオ・オン・デマンドシステム「Nextensive」をサービスプロバイダー向けに提供している。そこで蓄積したノウハウやコンテンツ調達能力を活用し、今回同社として初めてのコンシューマー向けブロードバンド映像配信サービスである「ミランカ」を開発した。
「ミランカ(Miranca)」は、大きく分けて「チャンネル配信」「VOD(ビデオ・オン・デマンド)」「EST(ダウンロード販売)」の3つのサービスで構成されている。サイトのインターフェースは、なじみのあるテレビ番組表やカタログ雑誌を模したつくり。カテゴリーごとにチャンネル編成された見放題コンテンツを番組表どおりにリアルタイムで観ることも、見逃した番組を好きなときに番組表から選んで観ることも可能だ。フルスクリーンで楽しむのはもちろん、番組表を見ながら画面左上にある小さいウィンドウ内で映像を視聴することもできる。さらに、気になる番組をワンクリックでマイページの「お気に入り」に入れることも可能。視聴に必要なスペックはWindows XP、Windows media Player 10、Flash8、IE6.0以上。なお、DRMはWindows Media DRM10を使用している。
チャンネル配信には「シネドラch」「アニメch」「ミュージックch」と、同社独自のコンテンツを配信する「ネオch」の4つのチャンネルがある。リアルタイム配信とオンデマンド配信の2つの形態から成るストリーミング方式。現在『東京フレンズ(第1話)』や『巌窟王』など、5,000タイトルを用意している。ビットレートは1.0Mbps。グランドオープン後は、ネオchは引き続き完全無料だが、その他のチャンネルに関しては月額会員費が525円から840円程度の料金が必要。
VODは、用意されたコンテンツを、自分の好きなときに視聴することが可能なサービス。カタログの中から観たい作品を選び、ダウンロード購入すると、24時間視聴が可能となる。タイトル数は『チャーリーズ・エンジェル』『メン・イン・ブラック2』など1,00作品を用意。ビットレートは1.0Mbpsで、1作品あたりの視聴料は、新作は315円から420円、旧作は105円から315円。
ESTは、セルDVDのように、データをオンライン購入してダウンロードするというもの。主にオリジナルコンテンツや、新作コンテンツをDVDの発売と同時に提供するという。現在第一弾として、人気作家秦建日子さんが企画監修を手がけた長編映画『調布空港』が予定されている。ビットレートは1.5Mbps。利用の際は1作品あたり新作は2,100円から3,150円、旧作は1,050円から2,100円の料金がかかる。本サービスの開始は10月1日以降。
取締役の槇山啓朗氏は、「『ミランカ』は幅広い方々のニーズをカバーするコンテンツを用意している。2007年8月末までには登録会員数200万人、同年8月期には売上18億円を目指したい」と抱負を述べた。
以下、発表会で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.ESTで配信される作品はVODのラインナップの中から選ばれたものなのか?
A.ESTは主に新作を、VODは主に旧作を扱う。つまり基本的には違うものであり、内容が重複するということはあまりない。
Q.配信されたコンテンツをDVDへバーニングすることに関してはどのように考えているのか?
A.著作権や技術的な問題など、クリアしなくてはならない問題が多いが、今後の実現を非常に前向きに検討中だ。基本的にはバーニングができるかたちでのサービス開始を考えている。
Q.回線ビットレートが1Mbpsということだが、これは少し低いのではないか?
A.さまざまな環境を当サービスを利用しているお客様がいらっしゃる。そのような中でより多くのお客様に快適に楽しんで頂くには1Mbpsが妥当ではないかと考えた。今後、H.264など低ビットレートで高品質の映像を配信できる技術などを取り入れ、よりよい画質を目指していきたい。
(Phile-web編集部)