• ブランド
    特設サイト
公開日 2007/01/10 10:44

<CES2007:パイオニア>ホーム編〜日本では体感できない!? ハイビジョンの枠を超えた映像美の世界

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

フルHDプラズマモニターとブルーレイ再生専用機のコンビで実際に映像を出していた
プレスカンファレンスで「画質で勝負をする」と宣言したパイオニア。その言葉どおり、ブースではフルHDのプラズマモニターPRO-FHD1とブルーレイ再生専用機BDP-HD1の組み合わせでクオリティを追求したデモが行われていた。

50型のフルHDプラズマモニターPRO-FHD1は、日本でもPDP-5000EXとして発売されている。米国での価格は8000ドル。一方、ブルーレイ再生専用機BDP-HD1は日本では未発売。価格は1500ドルだ。展示をみていくと、BD-ROM、BD-R/RE、DVD-ROM、DVD-R/RWに対応、1080p DVD アップスケーリング機能付き、7.1ch非圧縮音声をサポート(バーブラウン社製のPCM1738 DACを搭載)、ネットワーク上のPCから映像や音楽をストリーミング再生できる機能付き、DLNAやMicrosoft Playstorsureに準拠、とある。間に合わせではない、本気モードの再生専用機であることが伝わってくる。

こちらが日本未発売のBDP-HD1

背面端子についてはプレゼンテーション資料をどうぞ

おまけにこちらの表も参考にどうぞ。BDP-HD1はバーブラウン社製のPCM1738 DACを搭載しているようだ

ちなみにパイオニアのAV機器は、米国ではふたつのブランドで展開されている。上位モデルにはELITEというブランドが冠されている。いうまでもなく、このプラズマモニターとブルーレイ再生専用機もELITEブランドとして販売されている。

ELITEブランドを冠されたプラズマテレビたち。日本でも発表された60型モデルはELITEブランドで展開されていた

PRO-FHD1とBDP-HD1に加えて、こうした1080p時代にぴったりのAVアンプとして、HDMI4入力を備えたVSX-B4TXSi(ELITEブランド)が展示されていた

またブースでは、パイオニアがAdvanced PureCinemaとして提唱している1080p+24fps(フレーム/秒)再生の優位性の解説が展示されていた。フィルムの場合は1秒あたり24フレームで製作されているが、家庭のディスプレイではNTSC規格に適合させるために30fpsに変換して表示している。つまり余分なフレームが追加されているのだが、これを解決して製作者の意図どおりの表現を実現しようというのがパイオニアの考え方なのだ。くだんのプラズマモニターとブルーレイ再生専用機にも、この思想が盛り込まれているという。

true24fpsと題してフィルムがブルーレイになってパイオニアのシステムで再現されるまでの流れを展示していた(1)

(2)


(3)

(4)
ひととおり展示を体験してみると、ハイビジョンの常識を超えたホームシアターを体感するには、プラズマモニターとともにBDP-HD1が必須であることが理解できた。もちろん、すでに店頭には1080p 24fpsのデジタルマスターを元にしたブルーレイディスクが多数並んでおり、コンテンツの環境は整っている。ぜひ日本市場にもBDP-HD1を導入していただきたいところなのだが、果たしてどうだろうか。

その他にはPC搭載用のBD録画ドライブも3種類展示されていた。写真(11)はBDとDVD/CDのコンボBDC-202(発売時期は2007年の第2四半期、まんなかがノートPCへの搭載を想定したような薄さが特長のモデルでプロトタイプ、右はBD/DVD書込型で4倍速でBD-R/REメディアに記録が可能なBDR-202(発売時期は2007年の第2四半期)。

ちなみにオーディオ関連の機器は別会場に展示されるというので、追ってレポートしたい。こちらでは新製品「TAD Reference One」などが展示されているというから注目だ。


(写真11)BDに対応したパソコン向けの記録ドライブも各種展示されていた。ハイビジョンワールドはますます身近なものになっていきそうだ
(ホームシアターファイル編集部・平野)

ces2007

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX