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公開日 2011/01/06 20:02

【CES】ソニーブース詳報 − 新エンジン搭載“BRAVIA”や裸眼3Dテレビなど披露

iOS/Android操作対応機器も増殖
ファイル・ウェブ編集部:風間雄介
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ソニーは例年と同様、プレスカンファレンスの終了後、他メーカーに先駆けてブースを公開。この春以降に発売される新製品を一挙発表した。

ブースは、「Television Redefined」「3D Total Solution」「Network Service and Connected Products」「Digital Imaging」がテーマ。例年より広めのブースで、各テーマに沿った技術紹介、新製品紹介が行われている。

今回の新商品の目玉の一つが、3D撮影に対応したHandyCamBloggie。これらについては、会田肇氏が詳しく紹介している(関連ニュース)。本項では、カメラ系以外の新製品や新技術についてレポートしていく。

■3つのサイズ/方式が異なる裸眼3Dディスプレイを展示

ブースではまず、サイズが異なる、3タイプの裸眼3Dディスプレイを参考展示したことに注目だ。サイズだけでなく、これらはすべて異なる方式で裸眼立体視を実現しているという。これらの試作機はすべて販売予定はないが、「量産化のしやすさなども念頭に、色々な方式やサイズを開発して研究している段階」(同社説明員)という。

試作機の一つは24.5インチ、1,920×1,080のフルHD有機ELパネルを搭載している。あくまで見た目からの推測だが、視差バリア方式を用いているように思われる。パネル自体はフルHDだが、3D表示時の解像度は明らかに低下していた。

24.5インチの有機ELパネルを用いた裸眼3Dディスプレイ

もう一つは、46V型の2Kパネルを採用し、3D表示をHDで行えるというもの。HDと一口で言っても色々な解像度があるが、具体的な数値は明らかにされなかった。

46インチの裸眼3Dディスプレイ。2Kパネルなのに3DをHD解像度で表示できるのがポイントだ

このモデルは、見た目の判断からしてレンチキュラー方式が使われているといって間違いないが、3D表示をHDで行えるという点がポイントだ。

視差数にもよるが、通常のレンチキュラー方式でフルHDパネルの場合、HD解像度で裸眼立体視を行うのは困難だ。これまでのレンチキュラーならば、さらに3D時の解像度は低下してしまう。この試作機では、レンチキュラーでも特殊な技術を用いて、3D時の解像度低下を抑えているものと思われる。なお、本試作機の視差数などは明らかにされなかった。

最後の一つは、パネルに56V型の4K2Kパネルを採用し、HD画質の3D表示が行えるというもの。3D表示時の解像度が4K2KからHDに落ちているが、4K2Kを3,840×2,160ピクセル、HDを1,280×720ピクセルと想定すると、ちょうど画素数が9分の1になっていることに注目してほしい。

こちらは56インチの4K2Kパネルを使った裸眼3Dディスプレイ。3D時の解像度はHDレベル

なお今回のCESで東芝は、電気的にレンチキュラーの屈折をコントロールすることで、2D時の解像度を落とさずに裸眼3D立体視を実現する液晶ディスプレイを披露しているが(関連ニュース)、今回のソニーの試作機は、同種の技術は搭載されていないという。

■3Dヘッドマウントディスプレイにはソニー製有機EL搭載

3D関連の試作機はほかにも数多い。

まずは立体視用のヘッドマウントディスプレイに注目だ。これは右眼用と左眼用に、それぞれ独立したソニー独自の有機ELパネルを装備し、交互に映像を映し出すことで立体視を行うというもの。有機ELパネルの応答速度の速さを活かし、ほぼクロストークフリーの3D映像が実現できる。

3D対応ヘッドマウントディスプレイを装着したところ

パネルの解像度は1,280×720で、RGBは24ビット。メガネのテンプルにあたる場所にはヘッドホンも装備され、バーチャル5.1chサラウンド音声が楽しめる。

ほかに10.1インチの裸眼3D液晶を搭載し、Blu-ray 3Dにも対応したポータブルBDプレーヤー試作機も展示された。パネル解像度は1,366×768。「全くの試作機」とのことで、販売予定は白紙という。裸眼3Dの方式も明らかにされなかった。

裸眼3D視聴に対応したBlu-ray 3Dポータブルプレーヤー試作機

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