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公開日 2011/09/28 14:05
【更新】エプソン、480Hz対応液晶パネルを搭載した“3Dドリーミオ”を発表 − WirelessHD対応も実現
想定売価20万を切るモデルも
エプソンはフルHDの3D映像表示に対応した液晶プロジェクター新製品“dreamio(ドリーミオ)”の4機種を発表した。ラインナップには60GHz帯のワイヤレスAV伝送技術「WirelessHD」の規格に対応し、ワイヤレスでのHDMI送受信機能を搭載するモデルも揃った。エプソンでは本製品の1万人体験イベントも行う。
最上位モデルのTW8000シリーズは11月25日の発売を予定。型番末尾にWが付く「EH-TW8000W」がWirelessHDに対応し、価格はオープンだが、32万円台後半になる見込み。WirelessHD機能を省略した「EH-TW8000」もオープン価格で、市場での想定売価は29万円台後半。なおTW8000シリーズは「EH-TW4500」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
ミドルレンジクラスには6000シリーズをラインナップ。WirelessHD対応の「EH-TW6000W」と、同機能のない「EH-TW6000」の2モデル。価格はともにオープンだが、TW6000Wが22万円台後半、TW6000が19万円台後半になる見込み。TW6000Wが11月10日、TW6000が10月27日の発売を予定している。TW6000シリーズは「EH-TW3600」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
■TW8000/TW6000シリーズ共通の特徴
TW8000シリーズ、TW6000シリーズともに、新開発の3LD方式の透過型液晶パネルを搭載(関連ニュース)。液晶方式はVA型無機配向の「C2FINE」、プロセステクノロジーは最新の「D9」。TW8000シリーズは0.74型、TW6000シリーズは0.61型の液晶パネルを採用した。
新たなパネル駆動技術として、内蔵と外付けの液晶ドライバーをともに使用するハイブリッド駆動技術「Bright 3D Drive」を採用。駆動速度を480Hzまで高め、3D映像の表示時には偶数・奇数ラインを特殊な手順で書き込むことで左目・右目用の映像の切り替え速度を向上させた。これにより左眼と右眼のメガネのシャッターが閉じる時間を短くでき、3D映像の表示時で240Hz駆動の場合との比較で約1.5倍以上という明るさを実現したという。なお両シリーズとも、2D映像の表示時はパネル駆動速度は240Hzになる。
TW8000W/TW6000Wの特徴であるワイヤレス伝送の機能については、本体に付属する別筐体の「WirelessHDトランスミッター」を利用する。
500mlのペットボトルほどのサイズのトランスミッターと、BDレコーダー/プレーヤーなどソース機器をHDMIケーブルでつなぐ。プロジェクター本体にWirelessHDのレシーバーが内蔵されており、トランスミッターとプロジェクター間を、ワイヤレスでHDMI伝送できる。これによりシアタールームの床、壁面や天井などに長尺のHDMIケーブルを這わせることなく、見た目にも美しく視聴環境を構築することができる。なおWirelessHD信号の最長伝送距離は直線約10mとなる。
本体のカラーリングはホワイトを基調とし、前面吸排気ダクト部などにTW8000シリーズはブラック、TW6000シリーズはグレーのパーツをあしらったツートンカラー。レンズは本体中央にレイアウトされている。
全機種がアクティブシャッター方式の3Dメガネを1本同梱する。メガネは単品「ELPGS01」としても販売され、価格は10,500円(税込)。3D信号のエミッターはプロジェクターの前面吸排気ダクト内部の、本体に向かって右側に内蔵した。3Dの最長投写可能距離は、画面からの往復距離で約10m(片方向5m)。設置環境に合わせて、オプション販売される外付け3Dエミッター「ELPIE01」を使うこともできる。価格は10,500円(税込)。TW8000/TW6000シリーズともに天吊り設置にも対応している。
その他、プロジェクターのリモコンで、HDMI接続したAVアンプやプレーヤーなどが操作できるHDMIリンクの機能をサポートする。リモコンはバックライトキーを採用している。
■最上位8000シリーズの特徴
TW8000シリーズは0.74型の480Hz駆動対応「D9」液晶パネルを搭載し、パネル駆動技術「Bright 3D Drive」により、クロストークを抑えた臨場感のある明るい3D映像の表示を実現している。LCDドライバーは約10億7,000万色の色再現を実現するフル10bitカラープロセッシングに対応。ランプは6000シリーズともに、同社独自の230W多重反射式ランプ「E-TORL」UHEランプを採用している。明るさは2,400ルーメンを実現した。
上位機のTW8000シリーズは、光の乱れを制御する「DEEP BLACKテクノロジー」を採用。オートアイリスとの組み合わせで最大20万対1のコントラスト比を実現した。
3D用に設けられた映像モードは3Dダイナミックと3Dシネマの2種類。その他、TW8000シリーズは効果を3段階で調整できる2D-3D変換機能も搭載する。
レンズは光学2.1倍のマニュアルズームに対応しており、100型の画面サイズを298cmの短い焦点距離で実現する。スクリーンサイズは30型から300型の投写まで可能。レンズシフトは上下96%/左右47%の範囲をカバーする。±30度のタテ台形補正機能も備える。ヨコ台形補正は非搭載。フォーカスはマニュアル操作。HDMIとその他入力の組み合わせによる2画面機能も搭載する。レンズカバーは電源連動のオート開閉タイプ。
2D映像の表示時には09年モデルの「EH-TW4500」から搭載された超解像技術(関連ニュース)やフレーム補間が使用できる。色域についても「Newエプソン シネマフィルタ」を備え、NTSC比117%という広い色再現領域を実現している。2Dの映像モードにはライブ系の映像鑑賞に最適化された「ステージ」が新設されたほか、ダイナミック/リビング/ナチュラル/シネマが用意されている。
画質調整機能はTW8000/TW6000シリーズともにカスタムガンマ調整、肌色調整、色相/彩度/明度6軸調整、アドバンストシャープネスなど豊富に揃える。カスタム調整値は10件まで保存が可能だ。
HDMI端子は2系統を備えた。その他、コンポーネント映像、コンポジット映像、RJ45(外付3Dエミッター用)、RS-232Cコントローラ端子、トリガー出力、PC入力も1系統ずつを搭載している。本体外形寸法は466W×395H×140Dmm。質量はTW8000Wが約8.5kg、TW8000が約8.3kg。
最上位モデルのTW8000シリーズは11月25日の発売を予定。型番末尾にWが付く「EH-TW8000W」がWirelessHDに対応し、価格はオープンだが、32万円台後半になる見込み。WirelessHD機能を省略した「EH-TW8000」もオープン価格で、市場での想定売価は29万円台後半。なおTW8000シリーズは「EH-TW4500」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
ミドルレンジクラスには6000シリーズをラインナップ。WirelessHD対応の「EH-TW6000W」と、同機能のない「EH-TW6000」の2モデル。価格はともにオープンだが、TW6000Wが22万円台後半、TW6000が19万円台後半になる見込み。TW6000Wが11月10日、TW6000が10月27日の発売を予定している。TW6000シリーズは「EH-TW3600」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
■TW8000/TW6000シリーズ共通の特徴
TW8000シリーズ、TW6000シリーズともに、新開発の3LD方式の透過型液晶パネルを搭載(関連ニュース)。液晶方式はVA型無機配向の「C2FINE」、プロセステクノロジーは最新の「D9」。TW8000シリーズは0.74型、TW6000シリーズは0.61型の液晶パネルを採用した。
新たなパネル駆動技術として、内蔵と外付けの液晶ドライバーをともに使用するハイブリッド駆動技術「Bright 3D Drive」を採用。駆動速度を480Hzまで高め、3D映像の表示時には偶数・奇数ラインを特殊な手順で書き込むことで左目・右目用の映像の切り替え速度を向上させた。これにより左眼と右眼のメガネのシャッターが閉じる時間を短くでき、3D映像の表示時で240Hz駆動の場合との比較で約1.5倍以上という明るさを実現したという。なお両シリーズとも、2D映像の表示時はパネル駆動速度は240Hzになる。
TW8000W/TW6000Wの特徴であるワイヤレス伝送の機能については、本体に付属する別筐体の「WirelessHDトランスミッター」を利用する。
500mlのペットボトルほどのサイズのトランスミッターと、BDレコーダー/プレーヤーなどソース機器をHDMIケーブルでつなぐ。プロジェクター本体にWirelessHDのレシーバーが内蔵されており、トランスミッターとプロジェクター間を、ワイヤレスでHDMI伝送できる。これによりシアタールームの床、壁面や天井などに長尺のHDMIケーブルを這わせることなく、見た目にも美しく視聴環境を構築することができる。なおWirelessHD信号の最長伝送距離は直線約10mとなる。
本体のカラーリングはホワイトを基調とし、前面吸排気ダクト部などにTW8000シリーズはブラック、TW6000シリーズはグレーのパーツをあしらったツートンカラー。レンズは本体中央にレイアウトされている。
全機種がアクティブシャッター方式の3Dメガネを1本同梱する。メガネは単品「ELPGS01」としても販売され、価格は10,500円(税込)。3D信号のエミッターはプロジェクターの前面吸排気ダクト内部の、本体に向かって右側に内蔵した。3Dの最長投写可能距離は、画面からの往復距離で約10m(片方向5m)。設置環境に合わせて、オプション販売される外付け3Dエミッター「ELPIE01」を使うこともできる。価格は10,500円(税込)。TW8000/TW6000シリーズともに天吊り設置にも対応している。
その他、プロジェクターのリモコンで、HDMI接続したAVアンプやプレーヤーなどが操作できるHDMIリンクの機能をサポートする。リモコンはバックライトキーを採用している。
■最上位8000シリーズの特徴
TW8000シリーズは0.74型の480Hz駆動対応「D9」液晶パネルを搭載し、パネル駆動技術「Bright 3D Drive」により、クロストークを抑えた臨場感のある明るい3D映像の表示を実現している。LCDドライバーは約10億7,000万色の色再現を実現するフル10bitカラープロセッシングに対応。ランプは6000シリーズともに、同社独自の230W多重反射式ランプ「E-TORL」UHEランプを採用している。明るさは2,400ルーメンを実現した。
上位機のTW8000シリーズは、光の乱れを制御する「DEEP BLACKテクノロジー」を採用。オートアイリスとの組み合わせで最大20万対1のコントラスト比を実現した。
3D用に設けられた映像モードは3Dダイナミックと3Dシネマの2種類。その他、TW8000シリーズは効果を3段階で調整できる2D-3D変換機能も搭載する。
レンズは光学2.1倍のマニュアルズームに対応しており、100型の画面サイズを298cmの短い焦点距離で実現する。スクリーンサイズは30型から300型の投写まで可能。レンズシフトは上下96%/左右47%の範囲をカバーする。±30度のタテ台形補正機能も備える。ヨコ台形補正は非搭載。フォーカスはマニュアル操作。HDMIとその他入力の組み合わせによる2画面機能も搭載する。レンズカバーは電源連動のオート開閉タイプ。
2D映像の表示時には09年モデルの「EH-TW4500」から搭載された超解像技術(関連ニュース)やフレーム補間が使用できる。色域についても「Newエプソン シネマフィルタ」を備え、NTSC比117%という広い色再現領域を実現している。2Dの映像モードにはライブ系の映像鑑賞に最適化された「ステージ」が新設されたほか、ダイナミック/リビング/ナチュラル/シネマが用意されている。
画質調整機能はTW8000/TW6000シリーズともにカスタムガンマ調整、肌色調整、色相/彩度/明度6軸調整、アドバンストシャープネスなど豊富に揃える。カスタム調整値は10件まで保存が可能だ。
HDMI端子は2系統を備えた。その他、コンポーネント映像、コンポジット映像、RJ45(外付3Dエミッター用)、RS-232Cコントローラ端子、トリガー出力、PC入力も1系統ずつを搭載している。本体外形寸法は466W×395H×140Dmm。質量はTW8000Wが約8.5kg、TW8000が約8.3kg。
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EH-TW8000W
- 発売日2011年11月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格32万円台後半)
【SPEC】●液晶パネル:0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル ●解像度:1920×1080 ●明るさ:2400ルーメン(最大) ●コントラスト比:20万対1 ●投写サイズ:30〜300型 ●接続端子:HDMI×2、コンポジット×1、コンポーネント×1、PC入力×1、RS-232C×1、トリガーアウト×1、RJ45×1 ●レンズシフト:上下96%/左右47% ●外形寸法:466W×395H×140Dmm ●質量:約8.3kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EH-TW8000
- 発売日2011年11月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格29万円台後半)
【SPEC】●液晶パネル:0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル ●解像度:1920×1080 ●明るさ:2400ルーメン(最大) ●コントラスト比:20万対1 ●投写サイズ:30〜300型 ●接続端子:HDMI×2、コンポジット×1、コンポーネント×1、PC入力×1、RS-232C×1、トリガーアウト×1、RJ45×1 ●レンズシフト:上下96%/左右47% ●外形寸法:466W×395H×140Dmm ●質量:約8.5kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EH-TW6000W
- 発売日2011年11月10日
- 価格¥OPEN(予想実売価格22万円台後半)
【SPEC】●液晶パネル:0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル ●解像度:1920×1080 ●明るさ:2200ルーメン(最大) ●コントラスト比:4万対1 ●投写サイズ:30〜300型 ●接続端子:HDMI×2、コンポジット×1、コンポーネント×1、アナログ音声×1、USB×1、PC入力×1、RS-232C×1、RJ45×1 ●レンズシフト:上下96%/左右47% ●外形寸法:420W×365H×137.3Dmm ●質量:約6.2kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EH-TW6000
- 発売日2011年10月27日
- 価格¥OPEN(予想実売価格19万円台後半)
【SPEC】●液晶パネル:0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル ●解像度:1920×1080 ●明るさ:2200ルーメン(最大) ●コントラスト比:4万対1 ●投写サイズ:30〜300型 ●接続端子:HDMI×2、コンポジット×1、コンポーネント×1、アナログ音声×1、USB×1、PC入力×1、RS-232C×1、RJ45×1 ●レンズシフト:上下96%/左右47% ●外形寸法:420W×365H×137.3Dmm ●質量:約6.0kg