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公開日 2012/09/27 14:33
【発表会詳報】東芝、第2世代“4K REGZA”3サイズを13年春発売 − 「他社が追いつけない4Kを出す」
84V型/60V型台/50V型台
既報の通り、クラウドをコアとした新サービス「TimeOn」に対応する液晶テレビ“REGZA”新製品Z7/J7を発表した(株)東芝。
本日開催された記者発表会では、同社 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社 社長 深串方彦氏が登壇。新製品2シリーズの特徴を説明するとともに、4Kテレビの第2世代モデルを2013年春にグローバル展開することも発表された。
■クラウドによって新しいステージに踏み込んだレグザ
深串氏は、これまでに東芝がレグザで培った映像技術をPCやタブレットに投入したり、また逆にPC事業で培ったIT技術をレグザに投入するといった形で、各分野で新しい価値を提案してきた流れを説明。
そして「レグザが誕生して7年目となる今年、クラウド技術によってレグザとPCがさらに融合する。これまでとは違う、新たなテレビの楽しみ方を提案していく」と強くアピールした。
同氏は「私たちの考えるクラウドサービスとは、“テレビをとことん楽しめること”である」とコメントし、タイムシフトマシン機能との連携でお気に入りの番組や見たいシーンをいつでも簡単に楽しむことができるクラウドサービス「TimeOn」を紹介した。
深串氏は「東芝が考えるテレビのスマート化というものは、スマートフォンのように多機能アプリを詰め込めば良しというものではない」と述べ、東芝ならではの“スマートTV”への取り組みの姿勢を強調。「TimeOn」は便利なテレビの使い勝手を突き詰めたことにより、誕生した“スマート化”のアプローチであるとしながら、「好みの番組を次々に楽しめたり、自分では気付かなかった面白い番組を発見することもできる。また、これまでに録り溜めた番組をすぐに探し出すこともできる。テレビを楽しむ機能が満載で、番組の見逃しがなくなる」と、その魅力を紹介した。同機能に対応する新製品Z7/J7については、「最高エンターテイメントマシン」であると表した。
■4Kテレビ第2世代を3ラインナップで来春グローバル展開 − 4K dynabookも
さらに深串氏は、昨年12月に発売された「55X3」に続く4Kテレビの第2世代モデルを2013年春に商品化し、日本を含めた欧米などの先進国を中心にグローバル展開することを明言した。
IFA2012で発表されていた84V型のほか、60V型台/50V型台のサイズも揃えた3サイズをラインナップする予定だという。
同氏は「昨年の55X3発売から、4K市場を牽引してきた自負がある」とし、第2世代4Kテレビの商品コンセプトを、“映画を感動高画質で楽しむためのテレビ”と紹介した。
東芝では、4K超解像処理に対応する「レグザエンジンCEVO 4K」を開発。第1世代とは異なる新開発のエンジンを搭載しており、入力映像のテクスチャー領域を抽出して解析し4Kテクスチャーに復元する「4K微細テクスチャー復元」や、入力信号の輝き成分を分離・復元する「4K輝き復元」などの機能を備えている。深串氏によれば、「第2世代の4Kは第1世代とは全く違うものになっている。ご期待頂きたい」とのことだ。
なお4Kテレビについては、本日ソニーが84V型モデル「KD-84X9000」を発表しており、価格は168万円だった。これに対して深串氏は「東芝の4Kテレビ第2世代の価格は来春発表する。しかし第2世代機の画質には自信があり、他社が追いつけない4Kを出していきたいと思っている。その価値にふさわしい価格としたい」とコメントした。
また、PC製品でも4K出力に対応するdynabookを2013年に商品化することを発表した。これにより、PCに保存している高精細写真を楽しんだり、緻密なマップデータなど、高精細なウェブコンテンツのブラウジングも楽しめる。また4K画質にこだわる、グラフィクス系のゲームもリアルな映像とともにPCで遊べるようになる。
さらに深串氏は、4Kがいつ頃盛り上がるかという質問に対して「我々としては、すでに4Kの時代が来たという認識だ。映画ではカメラも4K画質になっている。また2K映像を美しく4K化する技術も持っている。来年くらいから他社も含めて4Kが大きく盛り上がるだろう」とした。
■テレビ事業は2012年通期ベースで黒字化を目指す
また深串氏は、2012年度のテレビ出荷台数を1,600万台としていた当初の見込みについて、「引き続き日本のテレビ事業の環境は厳しいこともあり、予測比で1〜2割は下回る可能性があると思う」とコメント。しかし「あと半年のうちに今回の新製品のような付加価値の高い製品で巻き返しを図りたい」と述べ、同テレビ事業の収益については2012年度通期ベースで黒字化を目指すとした。
最後に深串氏は、「これからも、クラウドや4Kで様々なユーザーに喜んで頂ける新しい取り組みを積極的に進めていきたい。私たちとしては、長年培った映像技術によってレグザがテレビのトレンドを牽引してきたという自負があるが、これからもどんどんユーザーのテレビ体験を革新していく力強い製品を作り出していく。東芝の4Kワールドにぜひ期待してほしい」と結んだ。
本日開催された記者発表会では、同社 執行役専務 デジタルプロダクツ&サービス社 社長 深串方彦氏が登壇。新製品2シリーズの特徴を説明するとともに、4Kテレビの第2世代モデルを2013年春にグローバル展開することも発表された。
■クラウドによって新しいステージに踏み込んだレグザ
深串氏は、これまでに東芝がレグザで培った映像技術をPCやタブレットに投入したり、また逆にPC事業で培ったIT技術をレグザに投入するといった形で、各分野で新しい価値を提案してきた流れを説明。
そして「レグザが誕生して7年目となる今年、クラウド技術によってレグザとPCがさらに融合する。これまでとは違う、新たなテレビの楽しみ方を提案していく」と強くアピールした。
同氏は「私たちの考えるクラウドサービスとは、“テレビをとことん楽しめること”である」とコメントし、タイムシフトマシン機能との連携でお気に入りの番組や見たいシーンをいつでも簡単に楽しむことができるクラウドサービス「TimeOn」を紹介した。
深串氏は「東芝が考えるテレビのスマート化というものは、スマートフォンのように多機能アプリを詰め込めば良しというものではない」と述べ、東芝ならではの“スマートTV”への取り組みの姿勢を強調。「TimeOn」は便利なテレビの使い勝手を突き詰めたことにより、誕生した“スマート化”のアプローチであるとしながら、「好みの番組を次々に楽しめたり、自分では気付かなかった面白い番組を発見することもできる。また、これまでに録り溜めた番組をすぐに探し出すこともできる。テレビを楽しむ機能が満載で、番組の見逃しがなくなる」と、その魅力を紹介した。同機能に対応する新製品Z7/J7については、「最高エンターテイメントマシン」であると表した。
■4Kテレビ第2世代を3ラインナップで来春グローバル展開 − 4K dynabookも
さらに深串氏は、昨年12月に発売された「55X3」に続く4Kテレビの第2世代モデルを2013年春に商品化し、日本を含めた欧米などの先進国を中心にグローバル展開することを明言した。
IFA2012で発表されていた84V型のほか、60V型台/50V型台のサイズも揃えた3サイズをラインナップする予定だという。
同氏は「昨年の55X3発売から、4K市場を牽引してきた自負がある」とし、第2世代4Kテレビの商品コンセプトを、“映画を感動高画質で楽しむためのテレビ”と紹介した。
東芝では、4K超解像処理に対応する「レグザエンジンCEVO 4K」を開発。第1世代とは異なる新開発のエンジンを搭載しており、入力映像のテクスチャー領域を抽出して解析し4Kテクスチャーに復元する「4K微細テクスチャー復元」や、入力信号の輝き成分を分離・復元する「4K輝き復元」などの機能を備えている。深串氏によれば、「第2世代の4Kは第1世代とは全く違うものになっている。ご期待頂きたい」とのことだ。
なお4Kテレビについては、本日ソニーが84V型モデル「KD-84X9000」を発表しており、価格は168万円だった。これに対して深串氏は「東芝の4Kテレビ第2世代の価格は来春発表する。しかし第2世代機の画質には自信があり、他社が追いつけない4Kを出していきたいと思っている。その価値にふさわしい価格としたい」とコメントした。
また、PC製品でも4K出力に対応するdynabookを2013年に商品化することを発表した。これにより、PCに保存している高精細写真を楽しんだり、緻密なマップデータなど、高精細なウェブコンテンツのブラウジングも楽しめる。また4K画質にこだわる、グラフィクス系のゲームもリアルな映像とともにPCで遊べるようになる。
さらに深串氏は、4Kがいつ頃盛り上がるかという質問に対して「我々としては、すでに4Kの時代が来たという認識だ。映画ではカメラも4K画質になっている。また2K映像を美しく4K化する技術も持っている。来年くらいから他社も含めて4Kが大きく盛り上がるだろう」とした。
■テレビ事業は2012年通期ベースで黒字化を目指す
また深串氏は、2012年度のテレビ出荷台数を1,600万台としていた当初の見込みについて、「引き続き日本のテレビ事業の環境は厳しいこともあり、予測比で1〜2割は下回る可能性があると思う」とコメント。しかし「あと半年のうちに今回の新製品のような付加価値の高い製品で巻き返しを図りたい」と述べ、同テレビ事業の収益については2012年度通期ベースで黒字化を目指すとした。
最後に深串氏は、「これからも、クラウドや4Kで様々なユーザーに喜んで頂ける新しい取り組みを積極的に進めていきたい。私たちとしては、長年培った映像技術によってレグザがテレビのトレンドを牽引してきたという自負があるが、これからもどんどんユーザーのテレビ体験を革新していく力強い製品を作り出していく。東芝の4Kワールドにぜひ期待してほしい」と結んだ。