JVC、小型ウェアラブルカメラ“ADIXXION”新モデル − 60p撮影対応/スマホ連携も強化

JVCケンウッドは、JVCブランドより、防水・耐衝撃・防塵・耐低温の4つのタフネス性能を備えたウェアラブルビデオカメラ“ADIXXION（アディクション）”の新モデルを発表。フルHD 1080/60pモードに対応した「GC-XA2」を8月上旬より発売する。価格はオープンだが35,000円前後での実売が予想される。

外形寸法74W×53H×35Dmm、質量約110g（バッテリー装着時135g）と小型軽量で、防水や耐衝撃性能なども充実。撮影者が身に着けて使用できるビデオカメラ。

2012年7月に発売した「GC-XA1」（関連ニュース）同様に、「水深5m防水」、「高さ2mからの落下に耐える構造」「泥などの侵入を防ぐ防塵」「スノーボードなどのウィンタースポーツでも動作する-10℃耐低温」の4つのタフネス性能“QUAD-PROOF（クアッドプルーフ）”を搭載しつつ、新たに1080/60pでの動画撮影に対応するなど進化させた。なお「GC-XA1」も当面は販売を継続する。

撮像素子には1/3.2型 裏面照射CMOSセンサーを採用し、有効画素数が動画撮影時に750万画素〜590万画素（モードによって異なる）、静止画撮影時に750万画素。前モデル比約2倍の画素数となる11.5万画素の1.5型液晶モニターを搭載。新たに液晶画面をOFFにする機能も搭載した。

記録媒体はSD/SDHC/SDXCカードを採用。端子はUSB（ミニ）とHDMI出力（ミニ）を備えている。

前述のように、従来の2倍のフレームレートとなるフルHD 1080/60pモードを搭載。スポーツを撮影する上で速い動きを30pモードよりも滑らかで高精細に記録することができるようになった。なお従来の36kbpsから128kbpsへと、音声記録のビットレートも向上させている。

裏面照射CMOSセンサーとF2.4レンズを採用したことで暗所撮影への対応能力を強化。XA1よりも画角が広くなり、1080/60p撮影時で137度、最大有効対角152度の広角撮影が可能だ。HD画質（1,280×720）で1秒間に120フレームが記録できる「ハイスピードREC」、静止画でも最大16Mで1秒間に15枚撮影できる連写機能なども新たに搭載している。

また、タイムラプス機能が動画／静止画両方で使用可能になった。モードも、これまでの1秒／5秒から、0.2秒〜60秒まで6段階から選択できるように（動画時）。静止画撮影時は2秒〜60秒の間で5段階選択可能だ。

さらに、ジャイロセンサーを搭載した手ブレ補正機能も新搭載。CMOSセンサー特有のローリングシャッターを抑える機能とあわせて、細かなブレや振動などの対策を行った。なお、手ブレ補正機能使用時は通常撮影時よりも10％程度画角が狭くなる。

Wi-Fi機能も強化。専用のAndroidアプリ「ADIXXION Sync.」をインストールしたスマートフォンと連携可能で、手元での画角の確認や操作できるだけでなく、ストリーミング映像のモニターも行えるようになった。

またアプリからは動画モードの選択、UstreamやYouTubeなどのアカウント設定やアクセスポイント設定なども可能。一度に4台までスマートフォンと接続でき、それぞれのカメラ映像を確認できる。

加えて、「モノクロ」「セピア」「ビビッド」「ネガポジ」の4モードの「ビデオエフェクト」機能を新搭載。エフェクトを加えた画像をそのままSNSなどにアップロードできるようになった。

動画・静止画を一度に撮影できる「ビデオ＆フォト」機能も新たに搭載。動画を撮影しながら5秒間隔で静止画も同時に記録できる。そのほか従来から引き続きタイムスタンプ機能なども搭載。

また、側面と底面の2ヶ所に汎用的なJIS規格準拠の三脚穴を配置するほか、上下反転機能も備えるなど、取り付け時に自由度が広がるようにも配慮している。

【問い合わせ先】
JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87