HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2013/09/08 07:21
<IFA>サムスンは4Kフルラインナップ構成、Galaxy Gearも猛アピール
世界初の湾曲4K有機ELテレビも展示
IFA 2013のサムスンブースは、白物家電を展示するホールと、AV/IT機器を展示するホールの2つに分かれ、それぞれ非常に広大なスペースを有している。本項ではAV/IT機器についてお伝えしよう。
まず注目したいのは、プレスカンファレンスでも大きな話題となった4K有機ELディスプレイだ。サイズは55型で、パナソニックの4K有機ELディスプレイ試作機と同様。ソニーの56型試作機と比べると1インチ小さい。価格や発売時期は明らかになっていないが、55インチは多面取りがしやすいサイズであることから、量産も視野に入れて開発を行っている可能性がある。なお説明員によると、このディスプレイに使っているパネルはサムスン独自のものだという。
さらに55型4K有機ELテレビの横には、世界初と銘打った、湾曲画面の4K有機ELディスプレイを参考出展していた。サイズは65型。同社はすでに湾曲画面の有機ELテレビを北米や欧州で販売しているが、それを4Kにも広げることを考えているようだ。
今回、取材の合間を縫って、ベルリンにある家電量販店「サターン」を視察したら、LG電子とサムスン電子の湾曲(Curved)有機ELテレビがすでに店頭に並んでいた。画面が湾曲していることで、これまでの液晶テレビとは全く異なるものであることが一目で認識できる。これはマーケティング上、非常に有利だ。なおソニーなどは、湾曲画面の液晶テレビをすでに世界市場で販売開始しているが、有機ELテレビの場合はディスプレイ部が非常に薄いため、より「曲がっている」感覚が強まる。
サムスンのブースでは、有機EL以外の4Kテレビもラインナップが非常に充実している。大型の試作機では、110型、98型、85型をそれぞれ展示していた。フルHDテレビの時代に、各社が展示会でのサイズ競争を行った時期があったが、それを思い起こさせる、非常に挑戦的な展示となっていた。
実際に販売している4Kテレビでは、65型/55型のF9000シリーズを展示していた。そのほかフルHDの液晶テレビでは、F8000シリーズが75型/65型/60型という展開。その下のF7000シリーズ、F6320シリーズなども置かれていた。
そのほか4K関連では、31.5型の4Kモニターも強くアピールしていた。Adobe RGB比99%の色再現性能を持ち、キャリブレーションエンジンも内蔵している。DisplayPortを2系統、DVI-DLを1系統、HDMIを1系統備えている。
サムスンは液晶だけでなく、プラズマテレビも展開している。シリーズ8は64型と51型の2サイズ、シリーズ5は60型、51型、43型の3サイズをラインナップしている。
テレビ以外で大きなスペースを割いていたのは、今回のIFAで初披露となった「Galaxy Note 3」と腕時計型スマートデバイス「Galaxy Gear」だ。どちらも来場者がしっかりと体験できるよう、非常に多くの展示機が用意されていた。
Galaxy note 3は、専用のスタイラスペン「S Pen」を使って操作することが特徴のスマートデバイス。画面サイズは5.7型で、ちょうどスマートフォンとタブレットの中間、いわゆる「ファブレット」のサイズにあたる。オーディオ再生機能では192kHz/24bitのWAV、またはFLAC形式のハイレゾファイル再生に対応した点が大きな特徴だ。
Galaxy Gearは、腕時計型のスマートデバイス。Galaxyシリーズのスマートフォンやタブレットと連携して動作し、通話の受発信やメールの受信、SMSのチェック、動画・静止画の撮影/再生、音楽再生などが行える。4時間の充電で約10時間ほどしか使えないなど駆動時間に制約があるモデルだが、新奇性は十分だ。
カメラも「Galaxy」ブランドを積極的に活用。しかも、ただ単にブランドを借りるだけでなく、Androidベースで動作し、これまでのカメラの常識を覆すほどの多機能ぶりを誇っているのが特徴だ。今回紹介していた「Galaxy NX」はAndroid 4.2で動作し、レンズ交換にも対応している。そのほかGalaxy NX2020、NX300なども紹介していた。
さらに、すでに販売されているモデルだが、「Galaxy S4 Zoom」というモデルにも注目だ。画面側を見ると一見普通のスマートフォンなのだが、背面には沈胴式のズームレンズを備えている。コンデジとスマートフォンを合体させたユニークな製品だ。
まず注目したいのは、プレスカンファレンスでも大きな話題となった4K有機ELディスプレイだ。サイズは55型で、パナソニックの4K有機ELディスプレイ試作機と同様。ソニーの56型試作機と比べると1インチ小さい。価格や発売時期は明らかになっていないが、55インチは多面取りがしやすいサイズであることから、量産も視野に入れて開発を行っている可能性がある。なお説明員によると、このディスプレイに使っているパネルはサムスン独自のものだという。
さらに55型4K有機ELテレビの横には、世界初と銘打った、湾曲画面の4K有機ELディスプレイを参考出展していた。サイズは65型。同社はすでに湾曲画面の有機ELテレビを北米や欧州で販売しているが、それを4Kにも広げることを考えているようだ。
今回、取材の合間を縫って、ベルリンにある家電量販店「サターン」を視察したら、LG電子とサムスン電子の湾曲(Curved)有機ELテレビがすでに店頭に並んでいた。画面が湾曲していることで、これまでの液晶テレビとは全く異なるものであることが一目で認識できる。これはマーケティング上、非常に有利だ。なおソニーなどは、湾曲画面の液晶テレビをすでに世界市場で販売開始しているが、有機ELテレビの場合はディスプレイ部が非常に薄いため、より「曲がっている」感覚が強まる。
サムスンのブースでは、有機EL以外の4Kテレビもラインナップが非常に充実している。大型の試作機では、110型、98型、85型をそれぞれ展示していた。フルHDテレビの時代に、各社が展示会でのサイズ競争を行った時期があったが、それを思い起こさせる、非常に挑戦的な展示となっていた。
実際に販売している4Kテレビでは、65型/55型のF9000シリーズを展示していた。そのほかフルHDの液晶テレビでは、F8000シリーズが75型/65型/60型という展開。その下のF7000シリーズ、F6320シリーズなども置かれていた。
そのほか4K関連では、31.5型の4Kモニターも強くアピールしていた。Adobe RGB比99%の色再現性能を持ち、キャリブレーションエンジンも内蔵している。DisplayPortを2系統、DVI-DLを1系統、HDMIを1系統備えている。
サムスンは液晶だけでなく、プラズマテレビも展開している。シリーズ8は64型と51型の2サイズ、シリーズ5は60型、51型、43型の3サイズをラインナップしている。
テレビ以外で大きなスペースを割いていたのは、今回のIFAで初披露となった「Galaxy Note 3」と腕時計型スマートデバイス「Galaxy Gear」だ。どちらも来場者がしっかりと体験できるよう、非常に多くの展示機が用意されていた。
Galaxy note 3は、専用のスタイラスペン「S Pen」を使って操作することが特徴のスマートデバイス。画面サイズは5.7型で、ちょうどスマートフォンとタブレットの中間、いわゆる「ファブレット」のサイズにあたる。オーディオ再生機能では192kHz/24bitのWAV、またはFLAC形式のハイレゾファイル再生に対応した点が大きな特徴だ。
Galaxy Gearは、腕時計型のスマートデバイス。Galaxyシリーズのスマートフォンやタブレットと連携して動作し、通話の受発信やメールの受信、SMSのチェック、動画・静止画の撮影/再生、音楽再生などが行える。4時間の充電で約10時間ほどしか使えないなど駆動時間に制約があるモデルだが、新奇性は十分だ。
カメラも「Galaxy」ブランドを積極的に活用。しかも、ただ単にブランドを借りるだけでなく、Androidベースで動作し、これまでのカメラの常識を覆すほどの多機能ぶりを誇っているのが特徴だ。今回紹介していた「Galaxy NX」はAndroid 4.2で動作し、レンズ交換にも対応している。そのほかGalaxy NX2020、NX300なども紹介していた。
さらに、すでに販売されているモデルだが、「Galaxy S4 Zoom」というモデルにも注目だ。画面側を見ると一見普通のスマートフォンなのだが、背面には沈胴式のズームレンズを備えている。コンデジとスマートフォンを合体させたユニークな製品だ。