公開日 2009/07/29 18:05
BDレコーダー+「DiXiM Digital TV」で快適DLNA環境を作る!
一条真人の体当たり実験室
最近、ソニーのBDZシリーズ、パナソニックのブルーレイDIGAなど、ブルーレイレコーダーではネットワーク機能の強化が進んでおり、DLNAサーバー機能を搭載するものが増えている。
ご存じの通り、日本国内のデジタルテレビ放送は著作権保護がかけられており、それをDLNA経由で視聴するためには、サーバとクライアント双方が、著作権保護されたコンテンツでも配信できるDTCP-IPに対応している必要がある。
DLNAサーバーを搭載したレコーダーが増えること自体は歓迎すべきことだが、DTCP-IP対応のDLNAクライアントがないと、結局はコンテンツを視聴することができない。日本国内ではDLNAクライアントとしてPS3がメジャーな存在だが、残念ながらDTCP-IPには対応していない。
メーカー製PCではソニーのVAIOのようにDTCP-IP対応のDLNAサーバー、クライアント機能が標準搭載されているものもある一方で、単体のDTCP-IP対応DLNAクライアントソフトはごく最近まで存在しなかった。だが、ついにデジオンがDTCP-IP対応DLNAクライアントソフト「DiXiM Digital TV」の単体販売を開始(関連ニュース)。スペックを満たしたPCであれば、メーカーを問わずDLNAクライアントサーバーとして使えるようになり、DLNA経由で、PCでデジタル放送を視聴する環境がぐっと身近になった。
この画期的なソフト、デジオンの「DiXiM Digital TV」は、いまのところアイ・オー・データ機器や日本インテリジェンスなどのオンラインショップでダウンロード購入できる。価格は4,980円だ。
今回はこの「DiXiM Digital TV」の実力を、ソニーのブルーレイレコーダー「BDZ-L95」との組み合わせで試してみた。
■PCに必要な環境はやや厳しめ
このソフトがPCに要求するスペックや環境は通常のアプリと異なり、やや厳しいものになる。これはハイビジョン映像を再生するために処理パワーが必要なことと、著作権保護に対応したインターフェースが必要となるためだ。
まずはディスプレイとグラフィックカードの条件だが、ディスプレイとPCがセパレートでDVIで接続する場合、ディスプレイとグラフィックカードの双方がHDCPに対応している必要がある。
なお、HDMIの場合は、必ず著作権保護に対応しているので大丈夫だ。ちなみにアナログ接続には対応していない。またノートPCのようにディスプレイ一体型の場合、データが流出する危険がないため、接続条件としてはOKになる。
グラフィックチップはインテル G965 Expressチップセット以降(Windows Vistaのみ)、ATI Radeon HD 2600以上、NVIDIA GeForce 8400 GS以上に対応する。また、ドライバがCOPPに対応していることが必要になる。これはHDCP対応グラフィックカードであれば気にする必要はない。
CPUは、Intel Celeron デュアルコア 2GHz以上、Pentium4 2.8GHz以上、Core 2 Duo以上(および互換CPU)推奨となっている。実際に使ってみた感想を先に述べると、やはり、快適に使いたいならCore2Duo以上を使うべきだろう。
OSはWindows Vista Home Premium以上(要Aero)、そしてXPにも対応しているが、XPでは64ビット版に対応していないので注意が必要だ。
ご存じの通り、日本国内のデジタルテレビ放送は著作権保護がかけられており、それをDLNA経由で視聴するためには、サーバとクライアント双方が、著作権保護されたコンテンツでも配信できるDTCP-IPに対応している必要がある。
DLNAサーバーを搭載したレコーダーが増えること自体は歓迎すべきことだが、DTCP-IP対応のDLNAクライアントがないと、結局はコンテンツを視聴することができない。日本国内ではDLNAクライアントとしてPS3がメジャーな存在だが、残念ながらDTCP-IPには対応していない。
メーカー製PCではソニーのVAIOのようにDTCP-IP対応のDLNAサーバー、クライアント機能が標準搭載されているものもある一方で、単体のDTCP-IP対応DLNAクライアントソフトはごく最近まで存在しなかった。だが、ついにデジオンがDTCP-IP対応DLNAクライアントソフト「DiXiM Digital TV」の単体販売を開始(関連ニュース)。スペックを満たしたPCであれば、メーカーを問わずDLNAクライアントサーバーとして使えるようになり、DLNA経由で、PCでデジタル放送を視聴する環境がぐっと身近になった。
この画期的なソフト、デジオンの「DiXiM Digital TV」は、いまのところアイ・オー・データ機器や日本インテリジェンスなどのオンラインショップでダウンロード購入できる。価格は4,980円だ。
今回はこの「DiXiM Digital TV」の実力を、ソニーのブルーレイレコーダー「BDZ-L95」との組み合わせで試してみた。
■PCに必要な環境はやや厳しめ
このソフトがPCに要求するスペックや環境は通常のアプリと異なり、やや厳しいものになる。これはハイビジョン映像を再生するために処理パワーが必要なことと、著作権保護に対応したインターフェースが必要となるためだ。
まずはディスプレイとグラフィックカードの条件だが、ディスプレイとPCがセパレートでDVIで接続する場合、ディスプレイとグラフィックカードの双方がHDCPに対応している必要がある。
なお、HDMIの場合は、必ず著作権保護に対応しているので大丈夫だ。ちなみにアナログ接続には対応していない。またノートPCのようにディスプレイ一体型の場合、データが流出する危険がないため、接続条件としてはOKになる。
グラフィックチップはインテル G965 Expressチップセット以降(Windows Vistaのみ)、ATI Radeon HD 2600以上、NVIDIA GeForce 8400 GS以上に対応する。また、ドライバがCOPPに対応していることが必要になる。これはHDCP対応グラフィックカードであれば気にする必要はない。
CPUは、Intel Celeron デュアルコア 2GHz以上、Pentium4 2.8GHz以上、Core 2 Duo以上(および互換CPU)推奨となっている。実際に使ってみた感想を先に述べると、やはり、快適に使いたいならCore2Duo以上を使うべきだろう。
OSはWindows Vista Home Premium以上(要Aero)、そしてXPにも対応しているが、XPでは64ビット版に対応していないので注意が必要だ。