公開日 2016/04/11 10:00
アイドルがハイエンドオーディオを聴いたら? 「アイドルネッサンス」の異色イベントに潜入!
アナログとハイレゾの聴き比べも
「アイドルネッサンス」という、いまグイグイ来ているアイドルがいるらしい。で、そのアイドルのイベントで、なぜかハイエンドオーディオが使われるらしい。
アイドルとハイエンドオーディオ。この組み合わせでどんな化学反応が起きるのか、それとも起きないのか。どんなイベントになるか全く想像できなかったが、なんだか面白そうなので取材させてもらうことにした。
まずはアイドルネッサンスについてかんたんにご紹介。アイドルネッサンスは、芸能プロダクションのソニー・ミュージックアーティスツが2014年1月、40年目にして初めて立ち上げたアイドルプロジェクトだ。つまり、かなり気合いが入ってると解釈していいだろう。最新作は3月22日に発売されたばかりのファーストアルバム「アワー・ソングス」だ。
現在のメンバーは宮本茉凜さん、百岡古宵さん、石野理子さん、南端まいなさん、比嘉奈菜子さん、新井乃亜さんの6人組。2000年以降に生まれたメンバーも多く、アラフォーの筆者からすると、親子でも全くおかしくない年頃の娘さんたちである。
10代中頃のメンバーが多くて、いま売り出し中のアイドルだったら、キャビキャピ(死語)した曲が多いんでしょ? と思う方もいるかもしれないが、それがそうじゃない。というか、逆にめちゃめちゃ選曲が渋いのだ。大江千里や高野寛、岡村靖幸、原田真二など、40代以上のおじさん、おばさんが喜びそうな往年の名曲を、最新のアレンジに仕立て直して歌っている。
なるほど、昔の曲に新しい命を吹き込むから「ルネッサンス」なのかと合点がいった。単なるカバーではなく、難しい言葉で言うと換骨奪胎というか、新しいアレンジで、きっちり新たに仕立て直しているのが素晴らしい。原曲を知らない若い人たちでも、素直に「いまの曲」として聴けるはずだ。しかもハイレゾ音源もOTOTOYさんで売っているし。実は今回、役得でCDをもらってしまったのだが、音質差を確かめたくてハイレゾ音源も買ってしまった。
そして迎えたイベント当日。オープン前に会場の「音楽実験室 新世界」に入ると、ステージにはナスペックが提供したハイエンドオーディオ機器が置かれていた。アンプはスウェーデンのPRIMARE(プライマー)、スピーカーは英モニターオーディオの「Gold 300」である。ケーブルにはWIREWORLDが使われていた。スーパーハイエンドというわけではないが、足し上げたらゆうに300万円以上というシステムである。
それにしても、10代中頃の女の子たちが、真っ白な服を着てたくさんステージにいるという状況が、まずもっておじさんには眩しい。直視しづらい。太陽を直接見たら目が潰れるのと同じ理屈だ。自分の汚れが綺麗な鏡に映るような気分で、至近距離で見続けるのに苦労した。
アイドルとハイエンドオーディオ。この組み合わせでどんな化学反応が起きるのか、それとも起きないのか。どんなイベントになるか全く想像できなかったが、なんだか面白そうなので取材させてもらうことにした。
まずはアイドルネッサンスについてかんたんにご紹介。アイドルネッサンスは、芸能プロダクションのソニー・ミュージックアーティスツが2014年1月、40年目にして初めて立ち上げたアイドルプロジェクトだ。つまり、かなり気合いが入ってると解釈していいだろう。最新作は3月22日に発売されたばかりのファーストアルバム「アワー・ソングス」だ。
現在のメンバーは宮本茉凜さん、百岡古宵さん、石野理子さん、南端まいなさん、比嘉奈菜子さん、新井乃亜さんの6人組。2000年以降に生まれたメンバーも多く、アラフォーの筆者からすると、親子でも全くおかしくない年頃の娘さんたちである。
10代中頃のメンバーが多くて、いま売り出し中のアイドルだったら、キャビキャピ(死語)した曲が多いんでしょ? と思う方もいるかもしれないが、それがそうじゃない。というか、逆にめちゃめちゃ選曲が渋いのだ。大江千里や高野寛、岡村靖幸、原田真二など、40代以上のおじさん、おばさんが喜びそうな往年の名曲を、最新のアレンジに仕立て直して歌っている。
なるほど、昔の曲に新しい命を吹き込むから「ルネッサンス」なのかと合点がいった。単なるカバーではなく、難しい言葉で言うと換骨奪胎というか、新しいアレンジで、きっちり新たに仕立て直しているのが素晴らしい。原曲を知らない若い人たちでも、素直に「いまの曲」として聴けるはずだ。しかもハイレゾ音源もOTOTOYさんで売っているし。実は今回、役得でCDをもらってしまったのだが、音質差を確かめたくてハイレゾ音源も買ってしまった。
そして迎えたイベント当日。オープン前に会場の「音楽実験室 新世界」に入ると、ステージにはナスペックが提供したハイエンドオーディオ機器が置かれていた。アンプはスウェーデンのPRIMARE(プライマー)、スピーカーは英モニターオーディオの「Gold 300」である。ケーブルにはWIREWORLDが使われていた。スーパーハイエンドというわけではないが、足し上げたらゆうに300万円以上というシステムである。
それにしても、10代中頃の女の子たちが、真っ白な服を着てたくさんステージにいるという状況が、まずもっておじさんには眩しい。直視しづらい。太陽を直接見たら目が潰れるのと同じ理屈だ。自分の汚れが綺麗な鏡に映るような気分で、至近距離で見続けるのに苦労した。