公開日 2017/10/27 15:19
【第197回】懐かしの“学校机”「コクヨ 教育施設用生徒用デスク」で構築! 「最小限」デスクトップオーディオ
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
■デスクトップオーディオの最小限サンプルを構築!
引っ越すことになったのでそれを機会に、デスクトップオーディオ環境を再構築することにしてみた。そこで何らかのテーマを設定すれば記事にもできて、さらにちょうど良い。ということで用意したのがこちら!
今回導入したこちら、商品名としては、『コクヨ 教育施設用生徒用デスク SSD-N6BG-S』というものだ。販売価格は店舗によって1万円から1万5000円くらいまで結構バラつきがある。型番は高さのサイズによって一部が変わり、こちらは一番高さのある6号サイズ。
天板のサイズは幅650×奥行450cmと、デスクとしては最小限に近い。この上にデスクトップオーディオシステムを構築して十分なクオリティを確保するには、それなりの工夫が必要になってしまうだろう……
……というのがまさに今回のポイント!
この狭いスペースでデスクトップオーディオするために必要な工夫は、デスク上により広いスペースがある場合にも参考にはなるはず。実際にここまで狭いデスクではなくとも、ここでの工夫から必要なところだけ部分的に抜き出して試してみてもらえればと思う。
ということで今回はこの「学校机」をベースにデスクトップオーディオシステムを構築していく様子を紹介していこう。
また、単に「狭い」という悪条件を記事のネタにするためだけにこれを導入したわけではなく、この学校机にはデスクトップオーディオのベースとして優位な点もいくつかある。それについても流れの中で随時紹介していく。
■いきなり変則?学校机をコーナーに設置
さて、冒頭の写真の時点で「ん?」と怪しんだ方もいらっしゃるかもだが、今回は学校机自体の設置場所からして挑戦というか、少し実験的なものにしてみた。部屋の角に向かって斜めってる設置だ。
多くの場合、デスクというものは壁に対して並行に置かれているのではないだろうか。僕もこれまではそうしてきた。ド角に設置する用のデスクやらテレビ台やらというのもあるにはあるが、それはつまり、そのために専用設計しないとたいていの家具は収まりが悪いということだ。
ではなぜ今回はあえて「普通の学校机の特殊な角設置」を選択したのかというと…。
まず最初の条件として、部屋全体の家具配置を考えたとき、机の置き場所としてはこの「コーナー付近」が最も適当だった。引っ越し時の「家具のパズル」の結果だ。日当たりや外の風景の見え方、壁面コンセントの場所からも、机はこの角付近が妥当だろう、と。
しかし問題は、その角「付近」でなぜ「壁に並行」ではなく「角に向く」完全コーナー設置を選んだのかだ。そこにはそれっぽく言うならば、音響的な考えと心理的な考えがあった。
引っ越すことになったのでそれを機会に、デスクトップオーディオ環境を再構築することにしてみた。そこで何らかのテーマを設定すれば記事にもできて、さらにちょうど良い。ということで用意したのがこちら!
今回導入したこちら、商品名としては、『コクヨ 教育施設用生徒用デスク SSD-N6BG-S』というものだ。販売価格は店舗によって1万円から1万5000円くらいまで結構バラつきがある。型番は高さのサイズによって一部が変わり、こちらは一番高さのある6号サイズ。
天板のサイズは幅650×奥行450cmと、デスクとしては最小限に近い。この上にデスクトップオーディオシステムを構築して十分なクオリティを確保するには、それなりの工夫が必要になってしまうだろう……
……というのがまさに今回のポイント!
この狭いスペースでデスクトップオーディオするために必要な工夫は、デスク上により広いスペースがある場合にも参考にはなるはず。実際にここまで狭いデスクではなくとも、ここでの工夫から必要なところだけ部分的に抜き出して試してみてもらえればと思う。
ということで今回はこの「学校机」をベースにデスクトップオーディオシステムを構築していく様子を紹介していこう。
また、単に「狭い」という悪条件を記事のネタにするためだけにこれを導入したわけではなく、この学校机にはデスクトップオーディオのベースとして優位な点もいくつかある。それについても流れの中で随時紹介していく。
■いきなり変則?学校机をコーナーに設置
さて、冒頭の写真の時点で「ん?」と怪しんだ方もいらっしゃるかもだが、今回は学校机自体の設置場所からして挑戦というか、少し実験的なものにしてみた。部屋の角に向かって斜めってる設置だ。
多くの場合、デスクというものは壁に対して並行に置かれているのではないだろうか。僕もこれまではそうしてきた。ド角に設置する用のデスクやらテレビ台やらというのもあるにはあるが、それはつまり、そのために専用設計しないとたいていの家具は収まりが悪いということだ。
ではなぜ今回はあえて「普通の学校机の特殊な角設置」を選択したのかというと…。
まず最初の条件として、部屋全体の家具配置を考えたとき、机の置き場所としてはこの「コーナー付近」が最も適当だった。引っ越し時の「家具のパズル」の結果だ。日当たりや外の風景の見え方、壁面コンセントの場所からも、机はこの角付近が妥当だろう、と。
しかし問題は、その角「付近」でなぜ「壁に並行」ではなく「角に向く」完全コーナー設置を選んだのかだ。そこにはそれっぽく言うならば、音響的な考えと心理的な考えがあった。