公開日 2018/05/04 09:42
iFi audioテクニカルノート(2)「xDSD ― 計測のお時間ですよ! 「MQA」ストリーム対「非MQA」 ストリームをiFiが検証します
【PR】MQA再生にまつわる疑問にお答え
xDSD ― 計測のお時間ですよ!
「MQA」ストリーム対「非MQA」 ストリームをiFiが検証します。
ある事柄を、それもただひとつの事柄を説明するための、iFiのテクニカル・ノートの正式リリースです。それは「MQA」と「非MQA」のストリームは酷似している!という解説です。
弊社のファームウェア・バージョン5.30(MQA対応)を「非MQA」信号に用いても、DACの動作は変わらないということを、ここでお見せしましょう。
「非MQA」信号が変わらないことが望ましい。
「非MQA」信号にファームウェア・バージョン5.20(MQA非対応)とバージョン5.30(MQA対応)を用いた場合、両者のオーディオ信号出力に聴感上の違いはないということを具体的に示した測定データが欲しいと、iFiのマーケティング部門が求めてきました。現在のところ、聴感上の違いと関連づけることができると認められた標準的な測定方法は存在しません。そこで私たちは、以下の基本テストを自ら実施することにしました。
以下の手順をご覧いただけば、使用したテスト信号は、ファームウェア・バージョン5.20と5.30の両方で、電気的に同じように扱われているということがお分かりいただけると思います。私たちはまた、全てのサンプリング・レートをアップサンプリングする内部ファームウェア・テスト・バージョンにもアクセスすることができるので(とはいえ、MQAフィルターは使用せず、独自の実験フィルターを使用しているのですが)、もしも(上記で疑問を呈したように)MQA処理が全てのオーディオ信号に適用された場合にどうなるかについても、その結果をお見せすることにしました。
方法:
1. 研究開発部門にあるmicro iDSD Black Labelの中からランダムに1台を選びました。
2. このユニットはEcoモード、極性=+、ダイレクト出力に設定されています。
3. このユニットのRCA出力は、Audio Precision System 2 model 2322に接続されています。
4. Rigol DS2302A 300MHzオシロスコープがSystem2のモニター出力に接続され、デジタル・ファイルに対して精確な波形を読み込むようになっています。
5. USB入力はSystem2のホストとなるPCに接続されています。
6. System2をサポートするために、iFiのドライバー・バージョン2.26を使用しています。このPCのOSはWindows XP SP3です。
7. デジタル信号発生装置には、efuのWaveGene バージョン1.5を使用し、ASIOサウンド・サブシスムを使用しています。
8. テスト信号には、44.1kHzのサンプリング・レートと24bitのワード長でのホワイト・ノイズを使用しています。これでデジタル・フィルターの実際の形がはっきりと分かります。この方法は、STEREO PHILE誌のジョン・アトキンソンによって一般化されたものですが、発案したのはMBLのユルゲン・ライスです。この方法では、テストされる機器が、ホワイト・ノイズを代表する44.1kHzのデータをデコードします。これに加えて、-3dB 1kHzの正弦波のFFT(高速フーリエ変換)が実行されます。対比をはっきりさせるために、そしてまたテストにかかる時間を最低限にするために、標準的なビットパーフェクトのデジタル・フィルターだけをテストします。
9. System2の全ての設定は一切変更しません。唯一変更するのは、どのバージョンのファームウェアをmicro iDSD Black Label上で走らせるかだけです。
「MQA」ストリーム対「非MQA」 ストリームをiFiが検証します。
ある事柄を、それもただひとつの事柄を説明するための、iFiのテクニカル・ノートの正式リリースです。それは「MQA」と「非MQA」のストリームは酷似している!という解説です。
弊社のファームウェア・バージョン5.30(MQA対応)を「非MQA」信号に用いても、DACの動作は変わらないということを、ここでお見せしましょう。
「非MQA」信号が変わらないことが望ましい。
「非MQA」信号にファームウェア・バージョン5.20(MQA非対応)とバージョン5.30(MQA対応)を用いた場合、両者のオーディオ信号出力に聴感上の違いはないということを具体的に示した測定データが欲しいと、iFiのマーケティング部門が求めてきました。現在のところ、聴感上の違いと関連づけることができると認められた標準的な測定方法は存在しません。そこで私たちは、以下の基本テストを自ら実施することにしました。
以下の手順をご覧いただけば、使用したテスト信号は、ファームウェア・バージョン5.20と5.30の両方で、電気的に同じように扱われているということがお分かりいただけると思います。私たちはまた、全てのサンプリング・レートをアップサンプリングする内部ファームウェア・テスト・バージョンにもアクセスすることができるので(とはいえ、MQAフィルターは使用せず、独自の実験フィルターを使用しているのですが)、もしも(上記で疑問を呈したように)MQA処理が全てのオーディオ信号に適用された場合にどうなるかについても、その結果をお見せすることにしました。
方法:
1. 研究開発部門にあるmicro iDSD Black Labelの中からランダムに1台を選びました。
2. このユニットはEcoモード、極性=+、ダイレクト出力に設定されています。
3. このユニットのRCA出力は、Audio Precision System 2 model 2322に接続されています。
4. Rigol DS2302A 300MHzオシロスコープがSystem2のモニター出力に接続され、デジタル・ファイルに対して精確な波形を読み込むようになっています。
5. USB入力はSystem2のホストとなるPCに接続されています。
6. System2をサポートするために、iFiのドライバー・バージョン2.26を使用しています。このPCのOSはWindows XP SP3です。
7. デジタル信号発生装置には、efuのWaveGene バージョン1.5を使用し、ASIOサウンド・サブシスムを使用しています。
8. テスト信号には、44.1kHzのサンプリング・レートと24bitのワード長でのホワイト・ノイズを使用しています。これでデジタル・フィルターの実際の形がはっきりと分かります。この方法は、STEREO PHILE誌のジョン・アトキンソンによって一般化されたものですが、発案したのはMBLのユルゲン・ライスです。この方法では、テストされる機器が、ホワイト・ノイズを代表する44.1kHzのデータをデコードします。これに加えて、-3dB 1kHzの正弦波のFFT(高速フーリエ変換)が実行されます。対比をはっきりさせるために、そしてまたテストにかかる時間を最低限にするために、標準的なビットパーフェクトのデジタル・フィルターだけをテストします。
9. System2の全ての設定は一切変更しません。唯一変更するのは、どのバージョンのファームウェアをmicro iDSD Black Label上で走らせるかだけです。