PR 公開日 2023/10/26 11:45
これがデノン流リビングオーディオ！ 「DRA-900H」で音楽もテレビも高音質に楽しもう！
大型筐体ならではのハイパワー&高音質
岩井 喬
■デノン流“テレビに繋げるステレオアンプ”「DRA-900H」が登場
HDMI搭載Hi-Fiネットワークレシーバー「DRA-900H」：121,000円（税込）
伝統あるピュアオーディオの世界、そして最先端のイマーシブサラウンドへのフォーマットにも対応したAV環境においても、妥協のない音質追求を貫いてきたブランドの一つがデノンである。
特に近年ではD&Mホールディングス独自のネットワークオーディオ・プラットフォーム「HEOS」を取り入れた製品をAV分野だけでなく、ピュアオーディオ分野まで網羅し、カテゴリーを超えて新たなリスニングスタイルの訴求を行ってきた。Amazon Music HDへもいち早く対応し、ハイレゾストリーミングを楽しめる本格的なオーディオ環境の選択肢としても魅力的な製品群を送り出している。
この数年、TVを含めたAV環境とピュアオーディオを融合した提案として、2chシステムにHDMI入力を備えた機器が増えてきた。これまではAVアンプがその役割を担ってきたが、マルチチャンネル環境を必要としていないユーザーにとって、その豊かな機能とch数の多さは持て余し気味であったのは否めない。
デノンも直近でネットワークプレーヤー「DNP-2000NE」にHDMI接続を備え、コンテンツとしてTV音声もピュアオーディオと同列に扱う意義を示している。VODサービスの普及も後押ししていると考えられるが、今やAV環境もマルチチャンネルだけでなく、ピュアオーディオと地続きの比較的手軽なシステム構成で楽しむ時代となってきた。
ではその選択肢としてどれだけの製品があり、ピュアオーディオとして引けを取らないクオリティを持ったものがあるのか。マルチチャンネル化を想定し、従来からのAVアンプを選ぶ方もいれば、設置を考えて薄型のAVアンプ、もしくはHDMI入力を備えた薄型2chアンプを選ぶという選択肢もあるだろう。しかし薄型モデルでは駆動力が今一つ足りないと考える方にとって、現状ではあまり選択肢は多くない。
そうしたこれまで押さえられていなかったニーズを埋める存在となり得るアイテムとしてお薦めしたいのが、新製品のHi-Fiネットワークレシーバー「DRA-900H」である。
■AVアンプの大型筐体に、強化した2chアンプ回路を豪勢に搭載。HDMI入力も6系統
DRA-900Hの外観から感じるイメージでは、デノンAVアンプ・ラインナップのひとつのように見えるが、アンプ部分はハイパワーなステレオ構成とした合理的な仕様だ。HDMI入力についてもTVだけでなく、レコーダーやストリーミングデバイス、ゲーム機など対応機器は日々増えている状況であり、従来のHDMI入力1つのみを備えた2chシステムでは足りないと感じる方も少なくないだろう。DRA-900Hはそうした不満を解消すべく、6系統のHDMI入力を装備。その内3系統は8K/60Hz、4K/120Hz（最大40Gbps）に対応している。
製品の背面部。AVアンプ同様にHDMI入力を6系統装備しており、うち3系統は8K/60Hzに対応する
そしてハイレゾストリーミングを含むネットワーク環境からの音楽再生機能、近年ワイドFMの登場によって見直されているAM／FMラジオ放送も同時に楽しめるのがHi-Fiレシーバーの強みである。アナログ入力もトレンドであるレコードプレーヤーを接続できるMM対応フォノ入力を装備。インターネットラジオやAirPlay 2、Bluetooth送受信機能など、AVアンプをベースにしているからこそ実現できる機能性の豊かさが魅力となっている。
しかしDRA-900Hの本領は機能性だけにあらず、2chに特化したパワフルなパワーアンプセクションをはじめとした、ピュアオーディオ製品と同列の高音質設計を取り入れていることにある。海外では本機のベースとなっている前世代機「DRA-800H」がリリースされており、その回路構成をブラッシュアップし、完成度を高めていることも注目したいポイントだ。
前モデル「DRA-800H」（日本未発売）に対し、定格出力100W＋100W（8Ω）という大出力を誇るディスクリート・パワーアンプの初段にカレントミラー回路を追加。ブートストラップ回路はトランジスタ回路に変更することで高級機に迫る劇的なノイズ低減と歪みの改善を実現。またHi-Fi製品に通じる設計思想を盛り込み、左右チャンネルを対称配置するとともに、電源ラインやGNDを左右で完全分離させ、チャンネルセパレーションと空間表現力も高めているという。
同じような筐体でもAVアンプを用いた2ch再生、さらには薄型モデルでは再現できないクオリティを実現する豪勢なパワーアンプ構成が本機最大の優位点である。
DRA-900Hの内部図。AVアンプの大型ボディを豪勢に使って2chシステムを配置している
DAC回路は1chあたり2ch分のDACを使用しており、その差動出力を2段で差動合成することによってダブル・ディファレンシャル回路を実現し、歪みやノイズを低減しS/Nに優れたサウンドを実現。プリ回路はノイズ減となる電源回路から離れた場所に配置。ミニマムシグナルパスを徹底し、透明度の高い空間表現に繋げている。
そしてサウンドマスターによる入念な試聴とチューニングによって各部様々な高音質パーツや施策が講じられており、プリ／パワー段にはオーディオグレードのカスタムコンデンサーを投入。信号ラインに高音質な抵抗を用いたほか、シャーシやトップカバーを固定するネジやワッシャの品種や材質、クッション材に至るまで、チューニングを詰めていったという。
大型EIコア電源トランスはAVアンプのフラグシップ「AVC-A1H」と同じOFC巻線を取り入れ、エネルギー感の高さを追求。またプリ／パワー段それぞれに専用の巻線から電源供給し、相互干渉を抑えている。加えて電源部のブロックコンデンサーは新開発の10000μFカスタムコンデンサーを2基搭載した。
大型トランスにはOFC巻線を採用。AVアンプ製品で同仕様なのは最上位機「AVC-A1H」ということからも、本製品が“Hi-Fiオーディオ”カテゴリーであることが伺える
またHDMI入力にはジッターリダクション機能を設けており、全てのHDMI入力に対して、ジッターを抑制し、D/A変換の精度を向上させているという。ネットワーク機能ではHEOSモジュールを搭載し、同一ネットワーク内のNASやHDD、本体のUSB-A端子に接続したUSBメモリーなどからの音楽再生（PCM・192kHz/24bit＆DSD・5.6MHz）やAmazon Music HD、Spotifyなどのストリーミングを楽しめる。拡張性という点では2.2chプリ出力も用意しており、外部パワーアンプやサブウーファーの追加も可能だ。
HDMI搭載Hi-Fiネットワークレシーバー「DRA-900H」：121,000円（税込）
伝統あるピュアオーディオの世界、そして最先端のイマーシブサラウンドへのフォーマットにも対応したAV環境においても、妥協のない音質追求を貫いてきたブランドの一つがデノンである。
特に近年ではD&Mホールディングス独自のネットワークオーディオ・プラットフォーム「HEOS」を取り入れた製品をAV分野だけでなく、ピュアオーディオ分野まで網羅し、カテゴリーを超えて新たなリスニングスタイルの訴求を行ってきた。Amazon Music HDへもいち早く対応し、ハイレゾストリーミングを楽しめる本格的なオーディオ環境の選択肢としても魅力的な製品群を送り出している。
この数年、TVを含めたAV環境とピュアオーディオを融合した提案として、2chシステムにHDMI入力を備えた機器が増えてきた。これまではAVアンプがその役割を担ってきたが、マルチチャンネル環境を必要としていないユーザーにとって、その豊かな機能とch数の多さは持て余し気味であったのは否めない。
デノンも直近でネットワークプレーヤー「DNP-2000NE」にHDMI接続を備え、コンテンツとしてTV音声もピュアオーディオと同列に扱う意義を示している。VODサービスの普及も後押ししていると考えられるが、今やAV環境もマルチチャンネルだけでなく、ピュアオーディオと地続きの比較的手軽なシステム構成で楽しむ時代となってきた。
ではその選択肢としてどれだけの製品があり、ピュアオーディオとして引けを取らないクオリティを持ったものがあるのか。マルチチャンネル化を想定し、従来からのAVアンプを選ぶ方もいれば、設置を考えて薄型のAVアンプ、もしくはHDMI入力を備えた薄型2chアンプを選ぶという選択肢もあるだろう。しかし薄型モデルでは駆動力が今一つ足りないと考える方にとって、現状ではあまり選択肢は多くない。
そうしたこれまで押さえられていなかったニーズを埋める存在となり得るアイテムとしてお薦めしたいのが、新製品のHi-Fiネットワークレシーバー「DRA-900H」である。
■AVアンプの大型筐体に、強化した2chアンプ回路を豪勢に搭載。HDMI入力も6系統
DRA-900Hの外観から感じるイメージでは、デノンAVアンプ・ラインナップのひとつのように見えるが、アンプ部分はハイパワーなステレオ構成とした合理的な仕様だ。HDMI入力についてもTVだけでなく、レコーダーやストリーミングデバイス、ゲーム機など対応機器は日々増えている状況であり、従来のHDMI入力1つのみを備えた2chシステムでは足りないと感じる方も少なくないだろう。DRA-900Hはそうした不満を解消すべく、6系統のHDMI入力を装備。その内3系統は8K/60Hz、4K/120Hz（最大40Gbps）に対応している。
製品の背面部。AVアンプ同様にHDMI入力を6系統装備しており、うち3系統は8K/60Hzに対応する
そしてハイレゾストリーミングを含むネットワーク環境からの音楽再生機能、近年ワイドFMの登場によって見直されているAM／FMラジオ放送も同時に楽しめるのがHi-Fiレシーバーの強みである。アナログ入力もトレンドであるレコードプレーヤーを接続できるMM対応フォノ入力を装備。インターネットラジオやAirPlay 2、Bluetooth送受信機能など、AVアンプをベースにしているからこそ実現できる機能性の豊かさが魅力となっている。
しかしDRA-900Hの本領は機能性だけにあらず、2chに特化したパワフルなパワーアンプセクションをはじめとした、ピュアオーディオ製品と同列の高音質設計を取り入れていることにある。海外では本機のベースとなっている前世代機「DRA-800H」がリリースされており、その回路構成をブラッシュアップし、完成度を高めていることも注目したいポイントだ。
前モデル「DRA-800H」（日本未発売）に対し、定格出力100W＋100W（8Ω）という大出力を誇るディスクリート・パワーアンプの初段にカレントミラー回路を追加。ブートストラップ回路はトランジスタ回路に変更することで高級機に迫る劇的なノイズ低減と歪みの改善を実現。またHi-Fi製品に通じる設計思想を盛り込み、左右チャンネルを対称配置するとともに、電源ラインやGNDを左右で完全分離させ、チャンネルセパレーションと空間表現力も高めているという。
同じような筐体でもAVアンプを用いた2ch再生、さらには薄型モデルでは再現できないクオリティを実現する豪勢なパワーアンプ構成が本機最大の優位点である。
DRA-900Hの内部図。AVアンプの大型ボディを豪勢に使って2chシステムを配置している
DAC回路は1chあたり2ch分のDACを使用しており、その差動出力を2段で差動合成することによってダブル・ディファレンシャル回路を実現し、歪みやノイズを低減しS/Nに優れたサウンドを実現。プリ回路はノイズ減となる電源回路から離れた場所に配置。ミニマムシグナルパスを徹底し、透明度の高い空間表現に繋げている。
そしてサウンドマスターによる入念な試聴とチューニングによって各部様々な高音質パーツや施策が講じられており、プリ／パワー段にはオーディオグレードのカスタムコンデンサーを投入。信号ラインに高音質な抵抗を用いたほか、シャーシやトップカバーを固定するネジやワッシャの品種や材質、クッション材に至るまで、チューニングを詰めていったという。
大型EIコア電源トランスはAVアンプのフラグシップ「AVC-A1H」と同じOFC巻線を取り入れ、エネルギー感の高さを追求。またプリ／パワー段それぞれに専用の巻線から電源供給し、相互干渉を抑えている。加えて電源部のブロックコンデンサーは新開発の10000μFカスタムコンデンサーを2基搭載した。
大型トランスにはOFC巻線を採用。AVアンプ製品で同仕様なのは最上位機「AVC-A1H」ということからも、本製品が“Hi-Fiオーディオ”カテゴリーであることが伺える
またHDMI入力にはジッターリダクション機能を設けており、全てのHDMI入力に対して、ジッターを抑制し、D/A変換の精度を向上させているという。ネットワーク機能ではHEOSモジュールを搭載し、同一ネットワーク内のNASやHDD、本体のUSB-A端子に接続したUSBメモリーなどからの音楽再生（PCM・192kHz/24bit＆DSD・5.6MHz）やAmazon Music HD、Spotifyなどのストリーミングを楽しめる。拡張性という点では2.2chプリ出力も用意しており、外部パワーアンプやサブウーファーの追加も可能だ。
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