トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2020/09/04 13:16
スマートウォッチも

<IFA>TCL、液晶と電子ペーパーの長所を併せ持つ新ディスプレイ。新映像エンジンや完全ワイヤレスも

ファイルウェブ編集部・筑井真奈
TCLは、独ベルリンで開幕したIFA2020においてオンラインプレスカンファレンスを開催。「DISPLAY GRESTNESS」というブランド戦略に基づいて、インタラクション、コネクション、ディスプレイを中心としたTCLのグローバルな取り組みについて発表した。

TCLは、DISPLAY GREATNESSというブランド戦略に基づいたプレゼンテーションを実施

冒頭では、TCLのグローバル市場におけるTVを中心としたエレクトロニクス製品の成長をアピール。TVのマーケットシェアでは世界第二位を記録、ヨーロッパ市場においても着実に存在感を高めており、2020年第1四半期において昨年比43.9%の成長を見せていると発表。

グローバルのTVのマーケットシェアで世界第二位を獲得したことをアピール

来るべき5G、Wi-Fi 6時代を見据え、TVを中心として、スマートフォン、スマートウォッチはもちろん、エアコンや冷蔵庫、洗濯機といった家電とも連携、「AI×IoT」を活用したスマートホームの戦略をさらに強化していくことをアピールした。

TVを中心として、家電やスマートデバイスを連携するスマートホームの提案を強化することをアピール

新製品や新技術では、自然光を高い反射率で有効利用することでバックライトを不要にし、これによってフリッカーやブルーライトをカットできるというディスプレイ「NXTPAPER」を発表。同ディスプレイ搭載した新しいタブレット、「TCL10 TABMAX」「TCL10 TABMID」を発表した。「TCL10 TABMAX 4G」は299ユーロ、「TCL10 TABMAX WiFi」は249ユーロで今年の第4四半期に発売を予定している。

NXTPAPERには、目を守るための11の特許技術を搭載。電子ペーパーと液晶ディスプレイそれぞれの長所を併せ持つとしており、従来のe-ink比でコントラストが25%高い一方で液晶パネルよりも最大36%薄く、電力効率も65%以上高いのだという。

10.36インチのディスプレイを搭載する「TABMAX」

自然光の反射を利用した目に優しいディスプレイNXTPAPERを発表

また、ファミリーユース向けのスマートウォッチ「MOVE TIME」も今年第4四半期発売予定で、229ユーロ。24時間いつでもエマージェンシーコールが送れるなど、シニア層やキッズを意識した商品戦略に位置づけられる。

ファミリー向けスマートウォッチ「MOVE TIME」を発表

また、完全ワイヤレスイヤホン「MOVE AUDIO S200」も発表。価格は99ユーロで、白、黒、ブルーの3色を展開。マイク、ノイズキャンセリング機能を搭載し、3.5時間の連続再生と、充電ケースを用いることで最大23時間のバッテリー持続が可能。右のシングルタップで再生、停止ができるほか、ダブルタップで曲送り、左のシングルタップでボリュームコントロールができる。また、2秒間の長押しでボイスアシスタントを起動できるという。

99ユーロの完全ワイヤレスイヤホンも発表

また、オーディオビジュアルの最適化に携わる新しいエンジン「AiPQ Gen2」も発表。人間の視覚認識に関する知見をもとに、さまざまなエンタテイメントコンテンツに対して、色やコントラスト、明瞭度などをリアルタイムで最適化を行うことができるという。4K非対応のTVにおいても、4K相当のクオリティにアップスケールする「AI Super Resolution upscaling functionality」を搭載している。

新世代のオーディオビジュアル最適化エンジンAiPQ Gen2

また、未来に向けての商品コンセプトの提案として、「ウォーターフォールディスプレイ」、つまりディスプレイがフロント面だけではなく左右の縁から側面までカバーする「流れ落ちる」ディスプレイを発表。また、プロジェクトアーチェリー3.0と銘うったスマートグラスの提案も行った。

ディスプレイがフロントから側面に「流れ落ちる」ディスプレイ

また、TCLとしてスポーツの国際的なパートナーシップに力を入れており、国際バスケットボール連盟FIBAとのパートナーシップに加え、ポール・ボグバ、ハリー・ケインら6名のサッカー選手をヨーロッパのブランド・アンバサダーとして任命したことを発表した。

TCLのヨーロッパにおけるブランドアンバサダー

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB