トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2023/04/11 20:05
基準変更素案を発表

NHK、受信料全額免除の基準拡大へ。学生対象で10月からの実施目指す

編集部:小野佳希
NHKは、学生に対する受信料免除の拡大を検討していることを発表。10月から受信料免除基準の一部変更することを検討しており、その素案を発表した。明日4月12日からパブリックコメントの受付を開始する。

NHKのロゴ

NHKでは現在、親元等から離れて暮らす学生のうち「奨学金受給対象の学生」「授業料免除対象の学生」「市町村民税非課税世帯の学生」「公的扶助受給世帯の学生」に対して受信料の支払いを免除している。

変更素案では、「社会保険制度において被扶養者となっている学生」「被扶養者となっている学生と同等の収入水準にある学生」を新たに免除の対象とするべく、上記の免除基準に、「年間収入が一定額(130万円)以下の学生」「国民年金保険料の学生納付特例対象の学生」「国民健康保険の修学特例対象の学生」を加えるとしている。

NHKでは、新型コロナウイルスの感染拡大による社会経済への影響の長期化に加え、世界規模での物価高騰の影響など、学生本人だけでなく親元等を取り巻く経済状況がますます厳しくなっていると、昨今の社会情勢に言及。とりわけ親元等から離れて暮らす学生は、アルバイトによる収入や仕送りが減少していることなどから、経済的に厳しい状況が続いていると考えられるとする。そして、こうした状況を踏まえ、受信料全額免除の対象を拡大したいと考えたのだという。

また、「インターネット上の情報空間においてはフェイクニュース等の様々な課題も指摘されており、学生を対象とする免除の拡大は、テレビ設置の負担を軽減することで、多様で信頼できる情報を取得したいと考える学生の一助となるものと考えている」ともしている。

学生を対象とする免除の拡大により、現在の契約者のうち、新たに全額免除となる件数は約19万件の見込み。また、この措置により、受信料収入は年間約20億円(2023年度は年間約10億円)の減少を見込んでいる。構造改革や経営努力の成果を視聴者へ還元するための受信料の値下げとあわせて実施するものだと説明している。

受信料免除の対象拡大は10月1日からの実施を目指す。上記のとおりパブリックコメントを募集した後、集まった意見を参考にして案をとりまとめ、総務省に認可申請する予定だとしている。
  • トピック
  • NHK

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB