公開日 2018/06/29 07:50
Alexaにも対応
【ミニレビュー】隙の無い完全ワイヤレスイヤホンがさらに進化! Jabra「ELITE Active 65t」
編集部:風間雄介
これまで様々な完全ワイヤレスイヤホンを試してきたが、Jabraの「ELITE 65t」( Amazon販売ページ)は、「これはかなりすごい」と唸らされた製品の一つだ。そのELITE 65tがさらにパワーアップし、兄弟モデル「ELITE Active 65t」( Amazon販売ページ)として6月29日に発売された。
とはいえ、ELITE Active 65tとELITE 65tは、ベースとなる機能や使い勝手、音質はほとんど変わらない。基本的なパフォーマンスについては、折原一也氏によるELITE 65tのレビュー記事を参照して欲しい。
素晴らしい仕上がりのELITE 65tだが、一点だけ、デザインは人を選ぶかもしれないと感じていた。チタンカラーを基調にしており、マイク穴も目立つ。クールで先進的なイメージなのだが、その程度が強すぎると感じる方もいそうだ。
今回、ELITE Active 65tの発売と同時に、ELITE 65tのカッパーモデルも発売された。こちらはチタンに比べて落ち着いた色合いとなっているが、ブラックや濃紺など、よりシックなカラーは、特に日本で歓迎されるはずだ。
今回のELITE Active 65tは、深みのある落ち着いた、マットなネイビーをボディカラーに採用している。ボタン部はカッパーで、これも目立ちすぎないアクセントになっている。全体的にシックなカラーリングなのだが、よく見るとデザインが凝っている。男性でも女性でも、どちらでも似合う色と言えるだろう。
なおイヤホン部とバッテリーケース部は、同じネイビーで統一されている。こういった細かな気配りも嬉しいポイントだ。
装着時のフィット感は、ELITE 65tも良かったのだが、これがELITE Active 65tでは “さらに” 良くなっている。具体的には、耳に当たる部分が肌触りのよい材質でコーティングされているため、しっとりと違和感なく耳に馴染むのだ。
そんな細かいことを…というなかれ、完全ワイヤレスイヤホンで、落ちづらいホールド性能と快適な装着感を両立するのは難しい。だから装着感は非常に重要。長時間着けっぱなしで使うことも多いものだから、少しの改善が快適さに大きく効いてくるのだ。
さらにELITE Active 65tは、防水性能もより高めている。防塵・防水等級はIP56対応。つまり防塵であると同時に、あらゆる方向から水を直接強く当てても大丈夫ということだ。具体的には、ELITE 65tはより強い水の噴流にも対応する。たとえば、ELITE Active 65tを着けて音楽を聴きながらシャワーを浴びても、全く問題ないのだ。このくらいの防水性能があると、装着して汗をかいても安心だ。しかも2年間の保証が付いているので安心感が非常に高い。
機能面でも隙がない。ノイズキャンセリング機能も搭載しているし、外音取り込み機能「HearThrough」も装備。しかもこれらはアプリで細かな設定も可能だ。
さらに音声アシスタント機能は、SiriとGoogleはもちろんのこと、Amazon Alexaが動作することにも注目したい(Amazon Alexaの認証は7月後半を予定)。なお、この3つにすべて対応しているイヤホンは、まだほとんど存在しない。
家でAlexa対応スピーカーを使っている方なら、「クイズを出して」「ニュースを読んで」「○○の株価を教えて」などというと、即座に声で教えてくれる便利さを実感しているだろう。それがイヤホンでも使えるのだ。
音声アシスタントを呼び出すには、右側イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しする。Alexaの場合、「ポロン」という音がして、コマンドを受け入れるモードになったことがわかるので、それに続いて知りたいこと、Alexaにやって欲しいことなどを喋れば良い。
なお今回のテストは、近くで編集部員が黙々と作業している中で行った。このためボソボソと小さい声でコマンドを発話せざるを得なかったのだが、それでもしっかりと聴き取ってくれ、マイク性能の高さを実感した。
マイク性能と言えば、本機は通話性能も非常に高い。本機にはなんと4つものマイクが搭載されている。Jabraはもともと、ビジネス向けヘッドセットや会議用システムなどの世界的企業。そのJabraが作っているだけあって、クリアな音質で通話が行えるのだ。
音質が完全ワイヤレスイヤホンにとって非常に重要であることはもちろんだが、ELITE Active 65tはその点も万全だ。基本的なサウンドはELITE 65tと同じで、折原一也氏がレビューで「ハイファイオーディオ志向と呼ぶべき正統派の高音質」と述べているとおりだ。解像感が高く、低域まで綺麗に音が伸びているが、聴き疲れするサウンドではない。入念にチューニングされたまとまりのある音調で、とても完成度が高い。
全方位で隙のない機能、使い勝手、音質の完全ワイヤレスイヤホンに、これまた素晴らしい仕上がりの兄弟機が登場した。選択肢が増えたことは嬉しいのだが、「シリーズの中でどれを選ぶべきか」という嬉しい悩みが新たに加わった。
とはいえ、ELITE Active 65tとELITE 65tは、ベースとなる機能や使い勝手、音質はほとんど変わらない。基本的なパフォーマンスについては、折原一也氏によるELITE 65tのレビュー記事を参照して欲しい。
素晴らしい仕上がりのELITE 65tだが、一点だけ、デザインは人を選ぶかもしれないと感じていた。チタンカラーを基調にしており、マイク穴も目立つ。クールで先進的なイメージなのだが、その程度が強すぎると感じる方もいそうだ。
今回、ELITE Active 65tの発売と同時に、ELITE 65tのカッパーモデルも発売された。こちらはチタンに比べて落ち着いた色合いとなっているが、ブラックや濃紺など、よりシックなカラーは、特に日本で歓迎されるはずだ。
今回のELITE Active 65tは、深みのある落ち着いた、マットなネイビーをボディカラーに採用している。ボタン部はカッパーで、これも目立ちすぎないアクセントになっている。全体的にシックなカラーリングなのだが、よく見るとデザインが凝っている。男性でも女性でも、どちらでも似合う色と言えるだろう。
なおイヤホン部とバッテリーケース部は、同じネイビーで統一されている。こういった細かな気配りも嬉しいポイントだ。
装着時のフィット感は、ELITE 65tも良かったのだが、これがELITE Active 65tでは “さらに” 良くなっている。具体的には、耳に当たる部分が肌触りのよい材質でコーティングされているため、しっとりと違和感なく耳に馴染むのだ。
そんな細かいことを…というなかれ、完全ワイヤレスイヤホンで、落ちづらいホールド性能と快適な装着感を両立するのは難しい。だから装着感は非常に重要。長時間着けっぱなしで使うことも多いものだから、少しの改善が快適さに大きく効いてくるのだ。
さらにELITE Active 65tは、防水性能もより高めている。防塵・防水等級はIP56対応。つまり防塵であると同時に、あらゆる方向から水を直接強く当てても大丈夫ということだ。具体的には、ELITE 65tはより強い水の噴流にも対応する。たとえば、ELITE Active 65tを着けて音楽を聴きながらシャワーを浴びても、全く問題ないのだ。このくらいの防水性能があると、装着して汗をかいても安心だ。しかも2年間の保証が付いているので安心感が非常に高い。
機能面でも隙がない。ノイズキャンセリング機能も搭載しているし、外音取り込み機能「HearThrough」も装備。しかもこれらはアプリで細かな設定も可能だ。
さらに音声アシスタント機能は、SiriとGoogleはもちろんのこと、Amazon Alexaが動作することにも注目したい(Amazon Alexaの認証は7月後半を予定)。なお、この3つにすべて対応しているイヤホンは、まだほとんど存在しない。
家でAlexa対応スピーカーを使っている方なら、「クイズを出して」「ニュースを読んで」「○○の株価を教えて」などというと、即座に声で教えてくれる便利さを実感しているだろう。それがイヤホンでも使えるのだ。
音声アシスタントを呼び出すには、右側イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しする。Alexaの場合、「ポロン」という音がして、コマンドを受け入れるモードになったことがわかるので、それに続いて知りたいこと、Alexaにやって欲しいことなどを喋れば良い。
なお今回のテストは、近くで編集部員が黙々と作業している中で行った。このためボソボソと小さい声でコマンドを発話せざるを得なかったのだが、それでもしっかりと聴き取ってくれ、マイク性能の高さを実感した。
マイク性能と言えば、本機は通話性能も非常に高い。本機にはなんと4つものマイクが搭載されている。Jabraはもともと、ビジネス向けヘッドセットや会議用システムなどの世界的企業。そのJabraが作っているだけあって、クリアな音質で通話が行えるのだ。
音質が完全ワイヤレスイヤホンにとって非常に重要であることはもちろんだが、ELITE Active 65tはその点も万全だ。基本的なサウンドはELITE 65tと同じで、折原一也氏がレビューで「ハイファイオーディオ志向と呼ぶべき正統派の高音質」と述べているとおりだ。解像感が高く、低域まで綺麗に音が伸びているが、聴き疲れするサウンドではない。入念にチューニングされたまとまりのある音調で、とても完成度が高い。
全方位で隙のない機能、使い勝手、音質の完全ワイヤレスイヤホンに、これまた素晴らしい仕上がりの兄弟機が登場した。選択肢が増えたことは嬉しいのだが、「シリーズの中でどれを選ぶべきか」という嬉しい悩みが新たに加わった。
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