公開日 2020/09/16 10:33
iOS 14/iPadOS 14で利用可能に
革新的な没入感!AirPods Proの新機能「空間オーディオ」を一足先に試した
山本敦
アップルは、iPhoneやiPod touch向けの新OS「iOS 14」、iPad向けのOS「iPadOS 14」、Apple Watch向けOS「watchOS 7」、Apple TV向けOS「tvOS 14」などを、米現地時間9月16日(日本時間9月17日)から提供開始する。
これらの新OSでは様々な機能が加わるが、「AirPods」や「AirPods Pro」との連携が強化されていることも特徴の一つだ。たとえば、多くのデバイスを使っている際、自動的にAirPodsの接続切り替えを行える「自動スイッチング機能」も追加される。
そして、オーディオ的に注目度の高い新機能が「空間オーディオ」で、iOS 14やiPadOS 14をインストールしたiPhone/iPadと、AirPods Proとの組み合わせで利用できるようになる。さっそくインプレッションをお届けしたい。なおテストに使用したのはiOS 14のパブリックベータで、画面は取材に基づく特別な許可を得た上で掲載している。
■iOS 14をインストールしたiPhoneで楽しめる
iOS 14が動作する端末は、iPhoneについては第1世代のiPhone SE、iPhone 6s/6s Plus以降、第7世代のiPod touchとなる。前述したように無料のソフトウェアアップデートで提供される。
アップルは今年6月末にオンラインで開催した世界開発者向け会議「WWDC 20」でiOS 14とiPadOS 14を発表。今秋のリリースとしていた新しいiOSが、今年はiPhoneのフラグシップモデルの発売より前倒しで提供される異例のスケジュールでローンチされることになった。新型iPadが新しいiPadOS 14を搭載し、9月18日に発売されることから、これに足並みを合わせる格好となったのだろうか。
iOS 14ではホーム画面を一新する機能が数多く盛り込まれている。代表的なものではインストールしたアプリをカテゴリ等で揃えて自動的に整理してくれる「Appライブラリ」や、ホーム画面に配置できるようになった「ウィジェット」がある。オーディオビジュアルに関連するものでは、iOSでも遂にApple TV+やNetflixの動画再生を子画面化して「ピクチャ・イン・ピクチャ表示」ができるようになる。その他のハイライトについてはiOS 14発表時のニュース記事もご覧いただきたい。
また純正アプリ「マップ」が8月初旬に一足早く機能強化アップデートを実施し、追加された「Look Around」機能のレビューも紹介している。
■コントロールセンターからオン・オフが切り換えられる
さて、今回のテーマである「空間オーディオ」は、iOS 14/iPadOS 14を搭載する端末と、アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」が連携して実現する新機能だ。イヤホン側は自動アップデートされるファームウェア「3A328」になっていることが条件となる。
イヤホンを装着し、対応する映像コンテンツの立体サラウンド再生が楽しめたり、それだけでなくAirPods Proに搭載する加速度センサーとジャイロセンサーなどを利用して、ユーザーの頭と体が向いている方向をトラッキングしながら、コンテンツの音像をあるべき箇所に正しく定位させるヘッドトラッキング機能も空間オーディオに含まれる。
iPhoneにiOS 14をインストールして試してみた。Bluetoothオーディオデバイスのリストから「AirPods Pro」の脇にある「i」アイコンをタップすると、設定メニューに入る。その中に「空間オーディオ」の項目が新設されている。ここでトグルをオンにするか、またはコントロールセンターに表示されるAirPods Proのボリューム設定を押し込んでメニューを開くと、ノイズコントロールの右隣に「空間オーディオ」のアイコンが加わっている。
イヤホンの設定画面の注記を読むと、空間オーディオは「対応しているビデオ」で楽しめると書かれている。空間オーディオはAirPods Proを5.1ch/7.1chサラウンド、そしてドルビーアトモスに対応させる新機能だが、それぞれの音声フォーマットが収録されたコンテンツは「Apple TV+」にあるので、いくつかのコンテンツを視聴してみた。
これらの新OSでは様々な機能が加わるが、「AirPods」や「AirPods Pro」との連携が強化されていることも特徴の一つだ。たとえば、多くのデバイスを使っている際、自動的にAirPodsの接続切り替えを行える「自動スイッチング機能」も追加される。
そして、オーディオ的に注目度の高い新機能が「空間オーディオ」で、iOS 14やiPadOS 14をインストールしたiPhone/iPadと、AirPods Proとの組み合わせで利用できるようになる。さっそくインプレッションをお届けしたい。なおテストに使用したのはiOS 14のパブリックベータで、画面は取材に基づく特別な許可を得た上で掲載している。
■iOS 14をインストールしたiPhoneで楽しめる
iOS 14が動作する端末は、iPhoneについては第1世代のiPhone SE、iPhone 6s/6s Plus以降、第7世代のiPod touchとなる。前述したように無料のソフトウェアアップデートで提供される。
アップルは今年6月末にオンラインで開催した世界開発者向け会議「WWDC 20」でiOS 14とiPadOS 14を発表。今秋のリリースとしていた新しいiOSが、今年はiPhoneのフラグシップモデルの発売より前倒しで提供される異例のスケジュールでローンチされることになった。新型iPadが新しいiPadOS 14を搭載し、9月18日に発売されることから、これに足並みを合わせる格好となったのだろうか。
iOS 14ではホーム画面を一新する機能が数多く盛り込まれている。代表的なものではインストールしたアプリをカテゴリ等で揃えて自動的に整理してくれる「Appライブラリ」や、ホーム画面に配置できるようになった「ウィジェット」がある。オーディオビジュアルに関連するものでは、iOSでも遂にApple TV+やNetflixの動画再生を子画面化して「ピクチャ・イン・ピクチャ表示」ができるようになる。その他のハイライトについてはiOS 14発表時のニュース記事もご覧いただきたい。
また純正アプリ「マップ」が8月初旬に一足早く機能強化アップデートを実施し、追加された「Look Around」機能のレビューも紹介している。
■コントロールセンターからオン・オフが切り換えられる
さて、今回のテーマである「空間オーディオ」は、iOS 14/iPadOS 14を搭載する端末と、アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」が連携して実現する新機能だ。イヤホン側は自動アップデートされるファームウェア「3A328」になっていることが条件となる。
イヤホンを装着し、対応する映像コンテンツの立体サラウンド再生が楽しめたり、それだけでなくAirPods Proに搭載する加速度センサーとジャイロセンサーなどを利用して、ユーザーの頭と体が向いている方向をトラッキングしながら、コンテンツの音像をあるべき箇所に正しく定位させるヘッドトラッキング機能も空間オーディオに含まれる。
iPhoneにiOS 14をインストールして試してみた。Bluetoothオーディオデバイスのリストから「AirPods Pro」の脇にある「i」アイコンをタップすると、設定メニューに入る。その中に「空間オーディオ」の項目が新設されている。ここでトグルをオンにするか、またはコントロールセンターに表示されるAirPods Proのボリューム設定を押し込んでメニューを開くと、ノイズコントロールの右隣に「空間オーディオ」のアイコンが加わっている。
イヤホンの設定画面の注記を読むと、空間オーディオは「対応しているビデオ」で楽しめると書かれている。空間オーディオはAirPods Proを5.1ch/7.1chサラウンド、そしてドルビーアトモスに対応させる新機能だが、それぞれの音声フォーマットが収録されたコンテンツは「Apple TV+」にあるので、いくつかのコンテンツを視聴してみた。
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